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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
228/406

自己紹介は基本

前回のあらすじ

完•結!


「やっとまったりできる。」

「しっかりやれ!」

「今日からアイアンガイアに加入することになりました!天野ウズメと言います!よろしくお願いいたします!」


 革命から数日後、ギルドに加入申請を出して正式にアイアンガイアの一員になったウズメはメタルバンドで自己紹介をしていた。アイアンガイアのメンバーの他にはジルフレイム、レザニア、そしてフィルディオがいた。


「また、サリアの被害者が増えた…」

「苦労するよ。」

「いや〜、面白くなりましたね!僕も行けば良かった〜。」


 三者三様の反応をする。そこに新メンバーの加入を聞いたガルム達がやってきた。


「むっちゃ美少女がきたってマジ!?」

「マジだ!むっちゃ美少女!」

「何?まさかヴィザルの新しい彼女か!?」

「なんだあいつら!?」


 美少女と言われ赤面するもヴィザルとの関係を否定する。それを知ったガルム達が早速ウズメをナンパする。しかし、無言でゴミを見るような目をするウズメに全員が折れた。


「て、鉄の女…」

「サッ○ャーかよ。」

「ハイハイ。自己紹介の続きをお願いね。」

「そ、そうだな。」


 ウズメはコホンと咳して自己紹介を続ける。


「私は日本の三重県というところで産まれ育った。この世界に来たのは4年前。その頃には既にヴォルネスト帝国はギラージェによる独裁国家になっていた。私はガルドさんに拾われ自分の身を守るための武術や剣術を学んだ。」

「なんでそんなに独裁が続いてるのにどこもそのことを知らなかったんだ?」

「隠蔽がうまかったのとタルタロスが強過ぎて隣国が介入出来なかったのが原因だ。」

「タルタロス強すぎない?」

「どんな奴なんだ?」


 タルタロスのことを知らないガルム達がサリア達に聞くが誰も答えなかった。ガルム達が気になって聞いているがやっぱり答えない。そんなガルム達を無視してウズメは自己紹介を続ける。


「•••と言うわけで革命も成功し平和な国になった…」

「気になる人とかいますか〜?」

「ので私も他の国に行きたいと思い…」

「恋人いますか!?」

「あ、アイアンガイアに加入する決意を…」

「この中で誰が一番好きですか?」

「黙ってろ!」


 自己紹介の途中で一々質問してくるガルム達を刀で斬りかかる。ガルム達が慌てて逃げる中、フィルディオは華麗に避けながら写真を撮る。


「くそ…ちょこまかと…」

「もしかして、ヴィザルさんのことが好きとか?」


 すると、フィルディオが突拍子もなく聞いてきた。その質問にウズメは赤面し固まる。それを見たガルム達はユラリと立ち上がりヴィザルを睨んだ。


「タバスコとゴーグルとガムテープ用意しろ。」

「了解。」

「待って!それ何に使うの!?」


 逃走しようと試みるがすぐに捕まってしまう。そこにワサビとカラシのチューブを持ったガルムが近付く。


「鼻フック付けろ。」

「待って!それ鼻に入れる気!?」

「ねぇ?助けなくていいの?」

「タルタロス倒した奴とは思えんな。」


 刀を持ったまま固まるウズメ。そんな彼女を撮影しまくるフィルディオ。捕らえたヴィザルにいろいろと拷問するガルム達。それを叫びながら耐えるヴィザル。ガルム達を止めるジルフレイム。その光景を見て呆れるアイリス達。

 阿鼻叫喚状態のままウズメの自己紹介が終わりこれからウズメはアイアンガイアの一員として頑張るのだった。

次回予告

久しぶりにあの怪盗が登場!


「ついでにあのクランも登場。」

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