特別編 ヴィザル達のクリスマス
さぁ、今回は1年ぶりの特別編だぜ。
「と、いうことで前編のあらすじも次回予告もなし!」
「こんな小説前代未聞でしょ。」
「メリークリスマス!」
「「メリークリスマス!」」
12月25日、クリスマス
ヴィザル達は聖ヴァルキュリア百合女学園にてクリスマスパーティーを開いていた。
「いや〜、今年もクリスマスがやってきましたね。」
「ク〜リスマスが今年もやってくる♪楽しかった♪出来事は♪なんもない〜♪」
「悲しい歌を歌わないでください!」
今年は準備したのが学園長達であったため去年よりも盛大に開催されていた。人数も規模も去年よりグレードアップしたクリスマスパーティーを楽しんでいる。
「丁度去年もこんな回したなぁ。」
「その時はアイアンガイアとジルと作者のこじんまりしたクリスマスパーティーだったけどね。」
「作者?」
ヴィザルとサリアの会話を隣で聞いていたオリヴィエは首を傾げる。そこにケーキを持ってフェルトリーネ達がやってきた。
「今日は無礼講だよー!みんなで食べよう!」
「無礼講の意味知ってる?」
フェルトリーネ達がケーキをヴィザルに食べさせる。そこに今度はアイリス達生徒会もサンタのコスプレ姿でやってきた。
「メリークリスマス!」
「この小説の設定上は初夏なんだけどなぁ。」
「気にするな!」
アイリスもヴィザルに近付きケーキを食べさせようとする。しかし、彼女だけサンタ風のビキニコスのためヴィザルは目を反らした。オリヴィエが鉈を持ってニコニコしながら見ている。
「オリヴィエさん。ケーキは鉈で切るものじゃないですよ。」
「ヤバい。オリヴィエちゃんがブラックサンタになろうとしている。」
ヴィザルはアイリス達から離れオリヴィエに近付いてサンタ帽を被せる。オリヴィエはサンタ帽が気に入ったのか鉈をしまい笑顔でサンタ帽を触る。ホッとしたヴィザルはケーキをオリヴィエに渡した。
「折角のクリスマスだから楽しもう!」
「うん、そうね。」
機嫌が戻ったオリヴィエと良かったと胸を撫で下ろすヴィザルを見て安心したサリア達が最後に挨拶する。
「じゃあここからは好き勝手に楽しませてもらうか。」
「それではみんな•••」
「「メリークリスマース!」」
来年もヴィザル達と鋼絆をよろしくお願いします。
by高本 龍知




