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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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主人公復活は激アツ

前回のあらすじ

ヴィザル、復活。


「もう大丈夫です!」

現在、クイーンメルビレイ号パーティー会場では激戦が繰り広げられていた。レヴィアの猛攻を捌きつつこちらの攻撃を当てる。それだけのはずなのにレヴィアが強すぎるが故にそれが難しい。

主にカプリコンがシールドを生成してレヴィアの攻撃を防ぎケンを中心にして攻撃を仕掛ける。ケン達の攻撃はレヴィアに命中はしているがピンピンしていて効果的に思えない。


「あの野郎~。少しはダメージ受けろよ。」

「これじゃあ、じり貧よ。」


大塚達が文句を言っている。それも無理はない。どんだけ攻撃を当ててもレヴィアに明らかなダメージを与えている感じがしないのだ。

すると、レヴィアが現れたところからヴィザル達がやってきた。


「ヴィザル!」

「リーダー!」

「進一!」


やっと来たヴィザル達にみんな歓喜した。レヴィアはチラッとヴィザル達を確認した瞬間、ドラゴンの口を開けエンヴィーカノンを発射した。が、その直前に月読とアクタルがドラゴンを下から攻撃し軌道を変えたおかげでヴィザル達には命中しなかった。

そこにオルフェウスがやって来てレヴィアの足元に大きな魔方陣を描くとそこから眩い光を放ってレヴィアを攻撃した。


「ここなら全力でいける。《全星88天・グランドクロスゲイザー》!」


今度はさっきよりもデカい光の柱が現れレヴィアを包み込んだ。光が消えレヴィアが姿を現す。さっきまで余裕で攻撃してきたレヴィアだったが余程効いたのかオルフェウスを睨みドラゴンの口から氷の杭を連射してきた。


「いった~い!」

「やっと効いたか。」

「でもこれで奴も生きている以上倒すことができるって証明できたんじゃない?」

「いいや。それはまだ分からんよ。」


レヴィアがオルフェウスを攻撃している隙をつき周り込んだサリアが炎魔法の拳をマシンガンみたいに連射してきた。それに合わせてケンや勇薙達も必殺技を放った。


「《サリアフルバック》!」

「《螺旋閻魔・閃龍突》!」

「《ケラウノスバースト》!」

「《雷鳴天神・勇薙御劔》!」

「《サターンフルカノン》」


サリア達が放った必殺技を受けたレヴィアは少しよろけた。しかし、レヴィアは下にまだいたジェシュラを呼び寄せ攻撃を妨害した。


「何あれ!?」

「奴の作った部下だ。それほどさっきのが効いたってことだこのままたたみかけるぞ!」

「了解!《アストライアーフルバースト》!」

「《八百万之天神光》!」


リブリアがアストライアーで放った技に合わせて天寺がジェシュラの周りに光を放ち一斉に倒した。


「嘘~。何あの威力。」

「天寺さんは基本回復や補助魔法がメインですがやる時はやりますよ。」

「なんでマスターズの時は使わなかったの?」

「・・・する前にエレキナさんにやられました。」

「あ~、あの時か。」

「・・・」

「落ち着きましょうエレキナさん。今それ思い出すと確実にこの船は沈没します。」


どす黒いオーラを放ちながらカリスティを睨むエレキナをヘルマ達が落ち着かせている。エレキナは一呼吸すると口から炎の渦を吐いてレヴィアを攻撃した。


「《紅蓮龍咆》!」

「邪魔!《エンヴィーカノン》!」


レヴィアがエレキナに向けて光線を放つ。互いの光線がぶつかり合い凄まじい熱風が辺りを包む。最初は拮抗していたが徐々にエレキナが押し返されてしまう。すると、カプリコンがシールドを手裏剣みたいに加工してレヴィアの光線にぶつけた。その結果、エレキナが押し返し始めた。


「あんたも邪魔!」


レヴィアはカプリコンに向かって弾丸にした氷を放つとその氷はカプリコンの前に現れた黒い球体の中に消えた。その球体はレヴィアの近くに複数現れるとそこからさっき放った氷がレヴィア目掛けて向かってきた。


「な!?」

「おまたせ~。みんなこの船から脱出完了。もうこの船には私達とあいつだけだからおもいっきり暴れてOKよ!」

「ナイス、ハルコ!」


オルフェウスが現れた少女にお礼を言う。やってきたのはオルフェウスと同じゾディアックアルゴ所属のハルコ。黒い球体は彼女が作り出したスピカというワープ魔法だった。無数のスピカがレヴィアの周りを浮遊している。そこからサリア達の攻撃が出てくる。


「あれって凄い便利ですよね?」

「あ、やっぱりそう思う。ワープってずるいよね?」

「むっちゃ欲しいんだけど!」


ハルコの魔法を羨ましく思いながらもクロア達はスピカ経由でレヴィアに攻撃を当てる。さすがに鬱陶しいと感じたレヴィアは片っ端からスピカを食べ始めた。


「嘘!?それ食べるの!?」

「だけどいいダメージは与えれた。それに・・・」


オルフェウスがハルコの頭を撫でるとレヴィアの周りに触手を生やして拘束し動きを止めた。そして、意識が散り散りになり注意力が散漫したレヴィアの隙をつき後ろからヴィザルが剣を構えて現れた。

次回予告

決着!


「決着!」

「言うことなかったら言わなくてもいいんじゃない?」

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