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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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思いは強さに変わる

前回のあらすじ

ヴィザルはファザコン。


「そう言わないでください。」

「さぁ、こい。」


ヴィザル達を前にバリッシュは余裕綽々な態度で迎え撃とうとしていた。ヴィザルの隣にヨルズが寄るとヴィザル、バルド、ヨルズの三人は一斉にバリッシュに向かって駆け出した。フォルスも後ろから魔法で援護する。

バリッシュは両手を前に出して衝撃波を放つとバルドとヨルズが避け左右に別れた。ヴィザルはそのまま突撃していく。が、バリッシュは蹴りで衝撃波を出してヴィザルを飛ばすと地面に衝撃波を出して左右からの攻撃をジャンプしてかわした。


「!」


すかさずバリッシュに向かって攻撃を仕掛けようとした。すると、バリッシュは空中で足から衝撃波を出し飛び始めたのだ。


「そんなこともできるのかよ。」

「多才だからこそ暗殺の幅も広がるのだよ。」


バリッシュ空中浮遊しながら下にいるヴィザル達に衝撃波を出して攻撃を始めた。ヴィザル達は近くの廃墟へ逃げ込む。すると、ヴィザルのところにフォルスがやってきた。


「ねぇヴィザル。1つ試したい魔法があるんだけどやってみる?」

「?」


ヴィザルとフォルスが話し合っている時、バリッシュは地上に降りて隠れたヴィザル達を再び捜索した。余裕の現れなのか堂々と歩いている。すると、彼のスマホが鳴ったのでスマホを取り出した。


(は?ヒュドマもやられたのか?・・・おいおい、遠征組全滅かよ。ジャスヘイムのついでにアイアンガイアも暗殺しようぜ計画おじゃんじゃねぇか。)


スマホを見て驚いたのかその場に留まった。そこにヨルズが現れ一気にバリッシュに接近した。しかし、バリッシュが目から衝撃波を出しヨルズを吹き飛ばす。


「悪いが予定変更。今すぐ死ね。」


バリッシュは倒れたヨルズの顔に手を向け衝撃波を放つ。ヨルズはおもいっきり頭を揺らされ脳震盪を起こしてしまう。それでも立ち上がり風を巻き起こす。それもバリッシュは衝撃波で吹き飛ばした。


「どんな魔法もこいつの前では無意味だ。」


バリッシュはヨルズに近付き衝撃波でいたぶり始めた。すると、周りの瓦礫から小さなフォルス達が大量に現れバリッシュに向かった。


「《パペットパーティー》!」

「やっとか。早くしないと姉ちゃんも死んじゃうよ。」


バリッシュは衝撃波でパペットフォルス達を次々と吹き飛ばしていく。すると、パペットフォルスの塊が上から攻撃してきた。バリッシュはそれも衝撃波で吹き飛ばす。すると、中からバルドが現れた。


「やっぱり。」

「《ホワイティングスラッシュ》!」

「《バニッシュメント》!」


真っ向から技がぶつかり合う。しかし、地面に足を着けているバリッシュが有利で衝撃波でバルドを吹き飛ばしてしまった。


「・・・行け、ヴィザル。」

「!」


バリッシュは周りを見るがバルドのように人一人が入れるほどのパペットフォルス達の塊はなかった。バリッシュがヴィザルを探していると真下に周りのパペットフォルスと見た目が違うパペットがいた。そのパペットは一気に近付くとなんとヴィザルに変身した。


「!?」

「これがフォルス兄さんの新しい技、《パペットメイク》です。」

「まぁ、二人までしか出来ないけど。」


突然のヴィザルに驚いたバリッシュは下がろうとするが足が地面から生えた蔦に絡めとられていた。ヨルズが魔法で蔦を出していたのだ。


「行きなさいヴィザル。私達の思いも込めて。」

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

「《バニッシュメ・・・」

「《ヴァージストライク》!」


ヴィザルが放った剣技は見事バリッシュを討ち倒した。バリッシュは高く吹き飛び白目を向いたまま仰向けに倒れた。


(もしかしてヴィザル、後天的に特殊体質(スペリナル)になったのかも・・・)


その様子を見ていたヨルズは座り込んでヴィザルを見ていた。

次回予告

インドライガvs.ヘリガル戦やります。


「・・・言うことがない。」

「もうこれめんどくさくなってません?」

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