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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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主人公よりカッコいい主人公ムーブしている奴はたまにいる

前回のあらすじ

魔聖七天王(セブン)は強かった。

ネフティウスの攻撃を避けているゼイルに向かってトールバスターは弓矢を構えていた。


「《雷王神之鷹(トールホーク)》!」

スパンダー

トールバスターが放った鷹の形をした雷の矢はそのまままっすぐネフティウスのドラゴンを切り裂いたゼイルに向かい彼を貫いた。


「当たった!」

「やったか!?」


ゼイルは雷に射たれ口から煙を吐き墜落した。しかし、途中で気を取り戻し再び飛ぶと右腕に刃を密集させそこから青いレーザーを発射した。


「《プラズマメーサー》!」


トールバスターはすぐにシールドを張るがゼイルの攻撃はシールドを破壊しトールバスターの体を貫き返した。


「トールバスター!」


今度はトールバスターが墜落してしまう。ゼイルは追撃しようと今までで一番多く刃を生成した。


「これで終わりだ正義のヒーロー気取り。結局、俺という悪は倒せなかったな。」


勝利を確信し息の根を止めようと刃を飛ばした瞬間、下からジルフレイム達が叫んだ。


「全員の避難は完了した!もうこっちは気にしなくていい!」

「本気でいってください!マスター!」

「・・・みんな、ありがとう!」


落ちながらもフッと笑ったトールバスターは向かってくる刃を次々と撃ち落としていった。ゼイルは距離をとって再びトールバスターと下にいるジルフレイム達に向かって刃を飛ばして攻撃した。そこに、ギガストロがギガントゴーレムを生成して刃を防いだ。


「こっからは俺達のターンだ!」

「逃がさないぜ。」


ギガントゴーレムのパンチから避けるが周りに植物の蔦が絡まった。そして、巨大な氷がゼイルの動きを完全に封じた。


「今よ!」

「やりな。正義のヒーロー。」


アルティネとフレアガルドが下から応援する。そして、ギガントゴーレムの腕にはトールバスターとアルトディーナがいた。彼女の魔法で傷を癒してもらいバフもしてもらったトールバスターは勢いよく飛び出しゼイルの真上にきた。ゼイルも口から刃を発射して攻撃するがトールバスターは周りに雷を発生させ刃を焼き尽くす。


「行ってらっしゃい。」

「お前達が犯してきた罪。今ここで終止符を打つ!《ミョルニルトマホーク》!」


発生した雷を足に纏わせたトールバスターはゼイルの顔面に踵落としを決めた。氷は砕け地面にクレーターを作ってゼイルを蹴り落とした。

ゼイルはクレーターの中心で白目を向いて倒れていた。それを確認したジルフレイム達は彼を捕縛した。


「俺の座右の銘は有言実行だ。」


その様子を見ていたトールバスターはスーっとみんなのところへ降りて行った。

次回予告

ヴィザル達の出番です。


「この小説の主人公って僕ですよね?なんか扱いが雑に思えてくるんですけど。」

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