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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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ダンジョンの最後の部屋にはボスは付きもの

前回のあらすじ

突如ヴィザル達の前に現れたモンスター。ヴィザル達はモンスターに勝てるのか!?


「このモンスター、某有名アニメの敵に似ているけど?」

「・・・ノーコメント。」

「大丈夫!?ホントに大丈夫!?」

ヴィザル達は構えていた。今、彼らの目の前には巨大なモンスターがいる。四足歩行の恐竜みたいな見た目だが全身が遺跡の瓦礫や骸骨で構成され岩みたいな体表に目らしき窪みには目玉はなく無機質な感じがした。


「あの姿、昔蛇が言っていた特撮の怪獣みたいだな。」


ヴィザル達が見上げていると龍儀がモンスターを怪獣と呼称した。怪獣は龍儀達を見るとけたたましい鳴き声をあげ太い前足で踏みつけてきた。


「ゴロ~ンゴラ~!」

「回避!」


龍儀の指示で方々に散ったヴィザル達は攻撃を開始した。龍儀とヴィザル、カリスティが下から魔法や刀で攻撃している間にエレキナが怪獣の頭上に向かうと口から黒い雷を放って攻撃した。黒い雷が首や背中に命中しがらがらかと音を立てて崩れた。しかし、すぐに瓦礫や岩が集まり元に戻ってしまった。


「再生能力持ちとかクソゲーのラスボスかよ!?」


文句を言ったエレキナは光線を撃ち続けるが瞬く間に再生した。下からはローレライが複数の蛇と頭が9つある竜を水魔法で生成すると一気に怪獣を攻撃した。龍儀もローレライに合わせて手榴弾で攻撃するが怪獣にはあまり効いていない。

すると、他の扉が開きサリア達が、また別の扉からはヴァンガス達がやってきた。


「やっと出れた!って何あれー!?」

「うわぁ、なんだこいつ。」

「奥の部屋にボスとかダンジョンあるあるかよ。」


ヴィザル達と合流したサリア達も攻撃に加わった。ヴィザル達が攻撃していると怪獣は狙いをヴァンガス達に定めると目の窪みから稲妻状の光線を発射した。


「うお!」

「なんでもありかよ!」


ヴァンガス達は間一髪で光線を避けるとヴァンガスがアルカディア・バーンで怪獣の足を抉った。しかし、あっさりと再生されてしまい怪獣はヴァンガス達に向かって踏みつけ攻撃をしてきた。すると、龍儀かエレキナに近付いてきた。


「龍人!俺を奴の顔のところまで連れてってくれ!」

「私はエレキナ!それで何するの?」

「いいから!」


龍儀はエレキナの腕を掴み怪獣の頭部までいくと目の窪みに手榴弾を投げ入れた。その数秒後頭部が大爆発した。


「おぉ、凄い!」


エレキナが感心していた。しかし、破壊された頭部はさっきと同じように瞬く間に再生した。


「もうあれチートじゃん。」


サリアが文句を言っている。ヴィザルは怪獣を観察してある決断をした。


(どれだけ攻撃を当ててもすぐ再生されるなら再生出来なくなるまで攻撃するしかない!)


ヴィザルがそう考えると近くにいた龍儀も同じことを考えていたのかヴィザルを見て頷いていた。


「やることは決まったな。」

「はい。」


二人は頷くと同時に発言した。


「水晶の破壊!」

「塵も残さず粉々に!」

「「・・・え?」」


意見が違っていた二人はお互いの顔を見た。


「奴の体が形成される時に中心にあった水晶。あれを破壊すれば再生出来ないと推理したんだが。」

「あー。なんかもう再生が追い付かないレベルまで粉々にすれば大丈夫かと思いました。」


二人の意見がわれていた。


「うわぁ、ヴィザル脳筋ー。」

「ヴィザルもすっかり私達の仲間ね。」


ヴィザルの思考に似たものを感じたエウリア達は温かい視線をヴィザルに送っていた。


「どっちでもいいから早くなんとかしろ!」

「リューギ~!」


ヴァンガスとライカが叫ぶと二人は黙って頷きそれぞれ剣、刀と拳銃を構えて怪獣に立ち向かって行った。

次回予告

「次のゲストはルリカさんです。」

「よ、よろしくお願いします。」

「よろしくね!」

「ルリカさんはカリスティと同じくハイエルフなんですよね?」

「は、はい。ハイエルフです。」

「綺麗ね。素敵だわ。」

「あ、ありがとうございます。あの、なんでしょうか?なんか恐いですけど・・・」

「とりあえず、次回予告を・・・」

「その前にもっとお互いのことを知りましょう。・・・隅々まで、ね?」

「た、助けてください!」

「あ~、次回予告出来そうにないのでまた今度~。」

「助けてー!」

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