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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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自分が自分であるために

前回のあらすじ

バトル系の描写を小説で再現するの難しいと思っているの俺だけ?


「はい。そうですよ。」

アイアンガイアとゾディアックアルゴの全メンバーによる総力戦により次々と破壊されるシスターズ。ガッチェスはシスターズをゴミを見るような目で見るとゲーテウェルズを叩き起こした。


「おい。どういうことだ?超古代殲滅兵器の量産型がゴミみてぇにやられていくぞ。」

「わ、分かりません。ですがマキナは今の技術じゃ再現不可能でシスターズはマキナを模して今の科学力で作ったため・・・」

「はぁ!?」


ガッチェスはゲーテウェルズの話を遮り胸ぐらを掴んで問い詰めた。


「ふざけるな!俺はあれを完全に真似ろと言ったよなぁ!何故昔の技術を真似できない!?」

「それはお前らにはあるものが足りないからだ。」


ガッチェスがゲーテウェルズに問い詰めているとサリアがシスターズを倒しながら答える。


「足りないもの?」

「そう。それは愛だ!」

「何故そこで愛!?」


サリアの回答に近くにいたオルフェウスがつっこむ。ガッチェスも理解は出来ず、くだらないと一蹴してシスターズをも巻き込む大規模な雷魔法で部屋中を攻撃した。

雷はサリアやオルフェウス達に命中し大ダメージを与えた。そんな中、ヴィザルはなんとか雷を避けてガッチェスに接近した。

しかし、ガッチェスは両手を鋭い剣に変えるとヴィザルの剣を一太刀で真っ二つにした。


「!」


「格がちげぇんだよ、雑魚。さっさと消えろ。」


ガッチェスが剣を振り下ろした瞬間、ヴィザルの前にマキナが現れ剣を受け止めたのだ。


「なんだ?何しにきた出来損ない。」

「・・・私はゼウス・エクス・マキナ。ヴィザル・オルディダンテ様をマスターとする元兵器です。」

「元だぁ?お前は今でも殺戮しか出来ねぇ兵器だろうが!あいつら皆殺しにした後、ゆっくり解体してやる。」

「・・・私が誰なのかは私が決める!私はゼウス・エクス・マキナ!マスターの敵を排除します!」


マキナは声を荒げると雷魔法で剣を作って真一文字に振り払った。ガッチェスはそれを鷲みたいな翼を生やし、飛んで避けると全身から黒い針を発射してマキナを攻撃した。そこにカプリコンがシールドで防ぐと周りにシールドを横に張って足場を作るとヴィザルとオルフェウスが渡りガッチェスに接近した。


《アーススピアキック》

《テンタクルランサー》


ガッチェスは二人から距離をとると両腕を亀の甲羅みたいに変化させて二人の技を受け止めた。そしてそのまま全身から衝撃波を放って二人を吹き飛ばした。


「雑魚が何人いようと俺に勝てるわけねぇだろ!」


ガッチェスは二人を吹き飛ばした後、周りに大量の黒い球体を生成するとそこから黒い交戦を放ってヴィザル達全員を攻撃した。その威力は凄まじく彼らがいたところにはいくつものクレーターが現れヴィザル達は倒れていた。


「これが、セブンの力か・・・」

「やっぱり強いな。」

「言っただろ?格がちげぇとよ。」


ガッチェスは両手に黒い魔力を貯めると地面に魔力をぶつけた。その魔力はどす黒い雷となって地を這いながらヴィザル達に向かった。

次回予告

決着


「蛇足が多かったですね。」

「蛇足って言うな!」

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