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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
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ドーピングはダメ、絶対

前回のあらすじ

特に大した奴じゃなかった。


「本当にモブで良かったと思う。」

「さ、サリアさん・・・なんでこんなところにいるんですか?」

「いろいろあってな。」


いきなり現れたサリアにヴィザル達は驚愕した。サリアはひとまず周りをキョロキョロ見渡しヴィザル達とガッチェス、そしてマキナそっくりのシスターズを確認した。


「なるほど。こいつはあんたの差し金か?」


サリアは気絶しているゲレンツキーをガッチェスの前に蹴飛ばした。


(ちっ。使えねぇ。それよりあいつらはいつ来るんだ?あいつらがいればこんな奴ら一瞬で皆殺しに出来るのによぉ。)

「おいおい、いいのか?エピゴノイをそんな風にしたらお前の罪は重くなるだけだぜ。まぁ、脱獄の時点でもう重罪だがな。」

「・・・」


ガッチェスがサリアを嘲笑うがサリアは無視して倒れているマキナを抱え上げた。


「サリアさん・・・」

「・・・悪いわね、マキナ。」


サリアはゆっくりと降ろすとガッチェスを睨んだ。そして、ヴィザルの隣に並ぶと炎の拳を作ってガッチェスを殴った。しかし、ガッチェスには効いていなかった。


「やっぱりお前は親父と違って愚かだな。」

「だからなんだ?私はお父さんと違う。」


サリアはイライラを隠しながら切り返す。すると、二人の話を遮るようにオルフェウスがガッチェスを攻撃した。


「おいおい。折角話してんのに水差すなよ。それにお前は俺に勝てないってさっき証明しただろう。」

「だからなんだ?」


ガッチェスが挑発しようとした瞬間、目の前までにオルフェウスが接近し触手を纏った腕でガッチェスを殴り飛ばした。ガッチェスが鼻を抑え前を見るとさっきとは比較にならないほど素早く、そして重い触手魔法が彼を襲った。


「な、なんなんだ!?さっきまで手を抜いていたってのか!?」

「いや。さっきも本気だ。俺の特殊体質(スペリナル)はザ・ディグニティだ。」

「は?」

「ザ・ディグニティ?」


ヴィザルが何か分かっていない表情をするとピスケラが隣にきて説明してくれた。


「dignity・・・尊厳。つまり尊く思えば思うほど強くなるということです。」

「尊く思う?」

「そう。リーダーは命を尊く思うほど強くなるの。つまり、殺生すればするほど弱くなるってわけ。」


ピスケラに続いてリブリアが説明した。その間もオルフェウスはガッチェスを圧倒していた。


「ふ、ふざけんな!この程度でやられるわけねぇだろ!」


ガッチェスはゲーテウェルズに指示しようと振り向くとジェミコとアリエがゲーテウェルズを眠らせていた。ジェミコはゲーテウェルズから取り上げた端末機を使ってシスターズを止めていた。


「これでこいつら動かないのか?」

「うん。多分、そう。」

「くそっ。使えねぇ。」

「おい。余所見する余裕があるのか?」


オルフェウスはガッチェスの足元に大きな魔方陣を描くとそこから眩い光を放ってガッチェスを吹き飛ばした。


《全星88天・グランドクロスゲイザー》


技が決まり勢いよくシスターズの前に飛ばされたガッチェス。ヴィザル達は開いた口が閉じることなくオルフェウスを見ていた。


「ちょっとちょっと。何活躍してんの!?これって因縁がある私がやる流れでしょ!?」

「知らねぇよ。」


サリアがオルフェウスに猛抗議していた。そこに、カメラを持ったフィルディオがやってきてオルフェウスを撮り始めた。


「誰だ?」

「初めまして!僕はフィルディオって言います!気軽にフィルってお呼びください!よろしくお願いします!」

「よろしくの前にあんた今までどこにいた?」

「それは・・・」


フィルディオがサリアの質問に答えようとした瞬間、ガッチェスが立ち上がった。


「やってくれるじゃねぇか。どいつもこいつも役に立たねぇしよぉ。」


そう言ってガッチェスは何かが入った注射器を首に刺した。すると、全身から黒いオーラを放ち禍々しい黒に覆われた。


「あれって・・・」

「魔薬か。」

「魔薬って確か魔人の力が手に入るっていう・・・」

「よく知ってるな。その通り、現在使用、製造が禁止するれている危険薬物だ。まさか、そんなものも持っていたとはな。」

「こいつは今までの出来損ないとは違う。完全な魔人の力を得ることができる。」


魔薬を投与したガッチェスはまずジェミコとアリエを切り裂いて端末機を手に入れるとシスターズを再び起動させた。


「これでこいつらは俺のものだ!」

「あんな簡単に制御できるってシスターズって不良品じゃねぇか。」

「分かってねぇ。全然分かってねぇな。これで簡単に操作できるから兵器としての価値が上がるんだろ。」

「兵器?」


サリアが聞くとガッチェスが自慢気に答えた。


「そもそもゼウス・エクス・マキナは戦争のための兵器だ。それの劣化版だが量産すればこの国は二度と敗戦しない。」

「マキナを殺戮兵器にするつもりか?」

「だから元々そいつは超古代殲滅兵器。つまり殺戮するために産まれたんだよ。」

「それは昔だろ?今のマキナはいろいろ抜けているだけの私の仲間だ。」

「黙って死んでろ。」


ガッチェスがシスターズを動かして攻撃しようとした瞬間、扉や天井が破壊されそこからケン達アイアンガイアとゾディアックアルゴ全メンバーがやってきた。

次回予告

いよいよマキナ・シスターズ編も終盤へ


「以外と長くなったわ。」

「それ、毎回言ってますよね?」

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