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鋼絆《メタルバンド》  作者: 高本 龍知
105/406

昔は二重人格キャラがいるアニメが多い気がする

前回のあらすじ

ケンの圧勝


「あらすじ終わり。」

「短い&雑い!!」

ゲーテウェルズ研究所に侵入したヘルマは迷子になっていた。それもそのはず、彼はヴィザル達と一緒に侵入した後、手分けして捜すことになったはいいものの一緒にいたはずのクロアがいつの間にかいなくなっており彼女も捜すはめになってしまったのだ。


「クロアさ~ん。どこですか~?」


ヘルマがこそこそしながらクロアも捜していると前から誰か来るのを気配で察した。ヘルマはすぐに戦闘態勢に入るとヘルマと同い年ぐらいの気弱そうな少年が現れた。少年はおどおどしながらヘルマを見ていた。


「・・・」

「あ、あの・・・ここに何の用ですか?」

「・・・僕達の大切な仲間を取り返しに来たんです。だから、通してください。」


ヘルマはしっかりと質問に答えた。すると、少年は両手を広げた。


「だ、だめです!僕達だってきっちりと侵入者を捕まえるという任務がありますから!」

「分かりました。」


ヘルマはそう言うと一気に少年と距離を詰め、パンチを繰り出した。少年はとっさにシールドを張って防御したがヘルマはシールドを貫いて少年を殴り飛ばした。


「!」


少年はそのまま壁に激突するとその場に倒れた。ヘルマはそのまま少年を避けて曲がろうとした。すると、少年がヘルマの足を掴んだ。


「え!」

「おい、待てよ。いてぇじゃねぇか。」

「!?」


少年はそのままヘルマを投げ飛ばした。ヘルマはなんとか受け身をとって着地した。しかし、さっきまでの少年と雰囲気が明らかに違うことにヘルマは驚いた。


「まったく、メソメソが言っているうちに大人しくするべきだったな。」


少年はそう言った瞬間、二人に分裂した。片一方はさっきまでの気弱そうな少年。もう一方はヘルマを投げ飛ばした時のギラギラした物言いの少年だった。


「もぅ!メソメソは酷いよ!」

「いつもメソメソしてるじゃねぇか!」

「・・・?」


いきなり分裂した少年に戸惑うヘルマ。分裂した二人はヘルマを見るとギラギラした方の少年がヘルマに向けて指差した。


「驚いたか!俺は2つの人格を併せ持ちそれぞれの人格に分裂する魔法が使える。」

「・・・それって強いの?」

「多分、強くないです。」

「おい!?メソメソ!」


ギラギラした方がメソメソした方を殴った。殴られたメソメソは大泣きしだしたのでヘルマはどう反応していいのか分からずそのままそ~っと横をすり抜けようとした。しかし、ギラギラした方が見逃さずヘルマにパンチで攻撃した。ヘルマはとっさに避けるとパンチが命中した壁にクレーターが出来た。


「どうだ?驚いたか?俺はこいつと違って近接パワー型なんだよ。」

「それ、どこのスタ○ド?」

「それは言わないお約束だろ。とにかく!俺はゾディアックアルゴのジェミコ!俺に見つかったことを泣いて後悔しながら名前を覚えろ!」

(めんどくさっ。)


ヘルマは早く倒そうと速攻でギラギラした方のジェミコに仕掛けるがメソメソした方のジェミコがシールドを張ってヘルマの行く手を阻んだ。


「!?」

「良くやった、メソメソ!」


ギラギラはそのままヘルマに拳を叩き込む。ヘルマはガードしながら反撃するための隙を伺っていたがメソメソが様々な魔法を駆使してヘルマを攻撃しギラギラの援護をしていた。そのため、なかなか反撃が出来なかった。


「女の子いじめるのは性に合わねぇが勝手に侵入したお前のせいだからな!文句言うなよ!」

「言わないよ。」


ギラギラは反撃が来ないと分かると益々ラッシュの速度を上げて攻撃してきた。ヘルマは防戦一方だったが防御するのがめんどくさくなったのかガードを解くとそのままおもいっきりギラギラを殴った。


「!」


いきなりのことで油断したギラギラはそのままノーガードで顔面にヘルマのパンチを受けてしまい後ろにいたメソメソに当たって二人一緒に壁に激突した。そして、ヘルマは二人の顔の間に拳を叩き込んだ。すると、ギラギラの時よりも大きなクレーターが二人の後ろに出来た。


「「・・・え?」」

「相手するのめんどくさいからこのまま大人しくしてくれない?」

「「・・・」」


ヘルマのパワーに驚いた二人は涙目になり震えながらヘルマを見るとどこからか女性の声がした。


「・・・羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹、羊が・・・」

「何・・・これ・・・」


女性の声を聞いたヘルマは急に睡魔に襲われてしまった。なんとか起きようとするもそのまま倒れ眠ってしまった。そこに、眠そうな表情の女性、アリエがあくびをしながらがやってきた。


「ジェミコ~。私がいなかったら今頃ぺしゃんこだよ~。」

「た、助かったぜ、アリエの姉貴。」

「アリエ姉さん、怖かった~!」


ジェミコは一人に戻るとギラギラした方の人格がアリエと一緒にヘルマを連れて行こうと抱えた。すると、スカートが捲れてもっこりしたパンツが露になった。


「「え・・・まさか男の子・・・」」


ヘルマの性別を知った二人はそのまましばらく立ち尽くしていた。

次回予告

エレキナ戦やりまーす。


「ねぇ、本当に雑くなってんだけど。」

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