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僕の友達の様子が…(1)

今日もいつもどうりの朝、ポカポカ陽気の空とはうってかわり桜花は不安を募らせていた。そう、あの姿を悠雨に見られてしまったことが原因だ。あれからずっと桜花の頭を悩ませていた。


〜桜花脳内〜

「あああああああああぁぁぁ!、なんで見られちゃったんだろう…よりにもよってメイド服姿なんて…マシなのでも恥ずかしいのに〜!!…本当に悠雨覚えてないのかな…?かと言っても確認しようがないし…どうしよう〜、あ!、今日は学校だし悠雨に会うんだよね…へ、平常心平常心…あああああぁぁぁ難しい〜」


〜現実〜

と、まぁずっとこんな感じなのである。

そんなことを考えているうちに家を出る時間がきた。準備をしながら悩んでいたため遅れることはなかった。

「いってきまーす!」

ガチャ!


今日が暑いせいもあるのか桜花の背中から汗が出てくる。

「大丈夫、平常心、平常心…」

そうこうつぶやいているうちに、いつもの待ち合わせ場所に着いた。


僕より先に朱希が到着していた。

「桜花〜!おっはよう!」

「朱希、おはよう。」

「あれ?なんかちょっと表情がいつもより固くない?もしかして昨日の…あ〜なるほど、そういう事ね〜(ニヤニヤ)」


朱希は何かを悟ったかのようにニヤニヤしながら言ってきた。

「う、うるさいな…!あんな恥ずかしい姿見られたら、平常でいる方が難しいよ。はっ!ダメダメ、平常心を保たなきゃ!」

僕はすぐ顔でバレちゃうんだから…

「ふふっ(笑)そういうところが可愛いんだよね~私が嫉妬するぐらい…(ボソッ…)」

「ん?何か言った?」

「ん?何も言ってないよ!それより、見られた時の格好だって可愛かったんだから自信持ちなよ!ほら、そろそろ来ると思うよ。」

…そろそろ来る…よし!いつも通りに、いつも通り…だ、大丈夫、だよ…そう思いながら待っていた。

すると…


「ぉ〜い!2人ともごめん!ちょっと遅れた。」

と、悠雨が少し急いだ感じで来た。

「も〜桜花と一緒にずっと待ってたんだからね。」

「本当にごめん!ちょっと寝坊しちゃってさ…」

あれ?悠雨が寝坊するなんて珍しいなと、思い心配しながら聞いてみた。

「悠雨が寝坊するなんて珍しいね、何かあったの?」良かったちゃんと話せてる…と思ったら。

「え…い、いやその…ちょっと昨日眠つけなくて、寝る時間が遅くなっただけだよ…」


〜悠雨脳内〜

「ああああああああぁぁぁ〜〜!言えるわけないだろ!お前(桜花)のことをずっと考えてたらか寝付けなかったなんて!な、なんで急にこんな意識し始めてんだ!?普通でいよう普通に…」


〜現実〜

ん?何か悠雨の反応がおかしいと僕は思った。喋り方がたどたどしいし何故か目を合わせてくれない。ちょっと近寄ってみよう!


「悠雨大丈夫?なんかおかしいよ。」

「だ、大丈夫大丈夫!何も無いって!」

やっぱり目を合わせてくれない…そう思って僕もちょっと意地になってしまい…

「悠雨!なんで目を合わせてくれないの!ほら!こっち向いてよ!」と、手で悠雨の顔を僕の顔にグッと向けた…

だが、これをしたことにより僕と悠雨は2人とも赤面してしまい…

「うわぁ!」←(2人とも)

「ちょ、急に顔近づけるなよ!びっくりするし、それに…(ボソッ…)」

「ご、ごめん!」


〜朱希脳内〜

「あ〜〜〜…、私は一体何を見せられているのだろう…、でも…可愛いからいいか!」

あ!それより早く学校に行かないと!


〜現実〜

「二人とも!早くしないと学校が!」

「あ…行こう!」

「うん」

「早く!早く!急いで~」




〜 続く〜

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