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僕の楽しみは…

僕の休日の楽しみは女装である。

元々、小さい頃から可愛いらしい服が大好きだった。

当時は朱希の着ていた服をただ羨ましそうに眺めているだけだった。その事に朱希が気付いたのか、ある時から服を貸してくれるようになった。当時の僕は本当に嬉しかった。

それからというもの、借りては着て、借りては着てを繰り返しくうちに、だんだん自分で服を買うようにもなり朱希と双子コーデを楽しむようにもなった。

今でも予定が合えば、二人で写真を撮ったりもする。

そして、今日がその日なので家で待っている訳だが…

(ピンポーン!)

「いらっしゃい」

「おっ邪魔しまーす!」

大体いつもこんな感じである。

「今日は、どんな感じにする?」とまあ、いつものように僕が聞く。

「最近やってないから…ゆるふわ系!」

「ゆるふわ系か…たしかに最近やってないかも、でもなんで?」と、聞くと。

「桜花のゆるふわ系が見たいから!(真顔)」

「なんかいつもそんな理由のような気が…」

「いいじゃ〜ん!目の保養になるし、それに…桜花をもっと可愛いくできるしね!」と満面の笑みで語る。

「じゃあ、決まった事だし着替えよ〜う!」

「まあ、いいか。じゃあ着替えるから…」と僕がタンスに手を伸ばすと…

「ちょっと待った!今回は私が持ってきた服を着て欲しいの。」

「いいけど、どんなの?」

「まあ、それはお楽しみと言うことで〜」と少し変な笑みを浮かべるながら

「わかった、じゃあ着替えて来るから…」

「OK!私も着替えてちゃうね。」

(15分後…)

「着替え終わった〜?」と、朱希が訪ねて来る。

「待って!てかこれ、ゆるふわ系という名のメイド服じゃん。しかもなんか猫耳あるし~!」

「でも、着替えたんでしょ?」と、なんか嬉しいそうに。

「まあ…着替えたけど、でも恥ずかしいような」(恥)

「恥ずかしいなら尚更いい!じゃあ開けるよ〜!」

ガチャ(音)

「まっ、待ってて言ったのに〜」

(以下、朱希の脳内)

「うわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ〜!!!(震え)なにこの可愛さ、若干ゆるふわ感があるこのメイド服、やっぱり肌出しにして良かった〜、てか猫耳可愛い過ぎでしょ!女の私より可愛いってどういう事!?」(極度の興奮状態にあります)

(以下、現実…)

「ねぇ、ねえ、変じゃないかな?」少し不安げに問いかけてみると朱希は…

「ぜっ、全然変じゃないよ。」

「なら、良かったよ〜。朱希も可愛いね!でも朱希、目まわってるようだけど大丈夫?」

「だっ、大丈夫だって!」なんだか怪しかったけど気にしないようにしていた。

「とっ、とにかく早く写真撮ろう!さぁ桜花も早く。」まぁ楽しそうだからいいかな、そう思っていたその時…

(ピンポーン!)

「えっ、誰だろう?ちょっと出てくるね。」

「うん!」

「はーい!」何か配達かな?と思っていた、だが。

「桜花、この前借りたノート返しに来たんだけど。」

も、もしかしてこの声…悠雨!?

(ヤバい、ヤバいどうしよう〜!)

「朱希〜!どうしよう…悠雨が来ちゃった!」

「えっ、どうする?」(心配)





3話に続く…

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