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僕が恋したのは…

僕の名前は冬見 桜花フユミオウカ名前だけ聞くと女の子のようだし自分自身、あまり男子のような見た目をしていないが僕は男である…(のかは自分でもあまり良くわからない)と同時に女装男子でありそして…

「桜花、おはよう!」

「あ、おはよう」

この幼なじみの夏本悠雨(ナツモト ユウ【男子】に恋愛的な好きという感情を抱いてしまっていること…


小さい頃から僕は男らしいという言葉が嫌いだった。そして、男の子と関わることが苦手だった。だから普段からずっと女の子とばかり、話したり遊んだりしていた。だけど…たった一人だけ、僕と分け隔てなく遊んでいた男の子がいた。

それが悠雨だった。

悠雨は他の子とは少し違った。今まで同性の友達がいなかった僕にも他の子と変わらす接してくれた。そのおかげもあってか、いつの間にか男の子とも普通に会話が出来るようになっていた。

それから小学校・中学校と同じ学校で時を過ごした。僕が女装に目覚めたのもこの頃だ。その頃からだったかもしれない…

だんだんと…『もっと悠雨と一緒にいたい』・『女装した姿を見てもらいたい』という思いがだんだん強くなってきた。

そうして、今でもずっと思い続けているのだが悠雨自身はそんなふうに思われているとは夢にも思っていないだろう。しかも自分は男なのだから…

そんなことをかんが考えていると、

「二人とも相変わらず仲良いね〜」

と、後ろから聞こえて来て

「あ、朱希か おはよう」

「桜花もおはよう!」

この子は夜夕月ヤユヅキ 朱希アキ

朱希は幼馴染で僕にとっての初めての友達だ。そんな仲なこともあってかお互い中学からはよく相談をしたり、乗ったりしてもらっている。そして、親以外の僕が女装している事を知っている唯一の人間だ。だからか自分が性同一性障害であるのではないかというのも話すことができた。簡単に言うと、僕が1番信用している友達だ。

「そっちも相変わらずだな」と悠雨が普通に返す。

「変わらないところが私の取り柄だからね!」

「たしかに昔から本当に変わってないね。」

「桜花〜、そこは大人っぽくなったとか言ってよ!」

「てか、私より桜花の方が変わらないよ!身長だって私とそんなに変わらず小さいし。」

「たしかに小さいよな、桜花は身長いくつなんだ?」

「ひゃ、154cm…ど、どうせ僕は小さいですよ〜だ」

「いや、桜花の見た目ならむしろその方が自然だよ」

「だね、桜花は可愛らしいから」

「そう言われると、照れるのだけど…」

こんな会話をしながら歩いていると、僕達の通っている高校が近づいてきた。この高校で覚悟を決めるそう誓った。そして僕達の高校生活が始まった。


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