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統合失調症

丈夫な身体を持ち、みんなにでくのぼーといわれ

作者: 星野☆明美

そういうものに私はなりたい。


体調を崩して寝込んでいた。ちょうど週末だったから、仕事にそれほど影響はないと思う。

げっそりして、思うように身体が動かず、右手薬指の指輪がくるくる回る。

大腸ポリープの手術とか、胃や食道にもポリープがあってたまに痛苦しいので、とにかくお腹が張って苦しかったら漢方で出していたが、それがかえってアダになったのか、手に力が入らない。

気が遠くなるようにこんこんと眠っていた。


そりゃあさあ、失恋真っ只中のときは、「死ねたらいいのに」ってまで落ち込んでたけどさ、実際に体調崩したら、意地でも元気になってやろうって思うんだなこれが。ふわふわの布団にくるまって、身体を丸めていいことだけ考えてみたり、たっぷりのお湯をはったお風呂に浸かって温まってリラックスして浜にうちあげられたマグロみたいにどてっと寝そべって極楽極楽。とか。


もうすぐ新しい仕事の合否が出て、今より忙しくなりそうだから、余計に今のうちデトックスしとこうって、ことかな?


ぼんやり考えてたら、統合失調症の声が、「体力つけてやるから頑張れ」と言ってくれる。相当振り回されるし、ひどい目にも合わされるけれど、基本的に優しい。他の統合失調症の人はどうなんだろう?みんな頑張ってるのかな?


ヘマやると底知らずに落ち込んでしまう。立ち回り方が良すぎると幻聴の相手に振り回されてるのに気づく。


雨ニモマケズ…さういうものに私はなりたい

宮沢賢治の本でも読もうか?

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