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第四話 狂戦士?何言ってるの僕は一般ピープルだよ?

更新遅れました。ごめんなさい

「戦う前にゴブの簡易ステータス送るから見て、対策立ててね。」


レイがそう言うと同時に目の前にウィンドウが表示された。


種族名:レッサーゴブリン

ステータス平均:26(D)

スキル:棍術


 ほんとに簡易ステータスって感じだな。でもステータス平均がDっていうのは危険だろうな。そしてスキルがある!棍術ってメイスみたいなの持ってるからそれに補正をかけるのかな?っていうか半年の訓練でこのレベルまで行けるのか…?いや!絶対にやってみせる!!

 近づきながらどうするか考えていると、ゴブリンが棍棒で殴り掛かってきた。


「よーし俺もこの剣で戦うぞー!!…って、武器はー!?」

「あ、言い忘れてたけど、防御力を上げるために、素手で戦ってもらうからね?」

「まじk──グハッ!?!?」


 話してる間に殴ってきたのか。なんて姑息な(姑息ではない)。…と、これは真面目にやらないとマズイな。


ゴブリンがまた殴り掛かってきた。今度は俺の頭に向けたフルスイングだ。それを相手の懐に入り込むように避け、顔を殴ろうとする。だが、


 ドゴッ


ゴブリンの蹴りが俺の腹に炸裂し、その衝撃で2、3メートル飛ばされた。


「…っはぁっ!」


息がうまくできない。てか蹴りも使ってくるのか…。くそ!切り替えていかないと痛みで心が折れる!


「うおおおぉぉぉぉ!!!」


────こっちのペースに引き込めば体格の差でどうにかできるはず!!だったら!!!


ッツ!!


棍棒を凄まじい勢いで振り下ろして来た!!!


風を切り迫ってくるそれを俺は紙一重で避け、そして体勢を崩した相手の頭めがけて蹴りを入れる!!



ドゴッ



よろめくゴブリンを押し倒し、マウントを取った。


そして、


殴る


殴る


殴る


殴る


殴る


殴る


なぐ────


「リオ!リオ!!もういいわ!」


「え?ってうわ!?なにこれ!?」


 目の前には血まみれになったゴブリンが居た。

すでに虫の息でぴくぴくと動いている。だが、少しするとビクンと大きく動き、ポリゴンとなって消えていった。


 「俺がやったんだよな…。」


 「ええ…。で、でもすごいことなのよ?全てにステータスで負けてるのに勝つなんて。戦闘のセンスが相当ないとできない芸当よ。それに、攻撃が当たらないと思ってたからダメージを通る設定にしてたんだし。」

 

 「それは嬉しいけどやっぱりショックがな…。平和な世界で暮らしてたから、血とかもキツイし。何より自分の中にこんな一面があったっていうのがな…。」


 「いつか慣れると思うし、今はやれることをやるしかないわよ。」


 「ありがとな、レイ。…というか、ゴブリンを倒したのに経験値とかは入らないのか?」


 ステータスを見ても特に経験値が入ったとか、レベルが上がったとかという表記はないからな…


 「ええ。リオはまだ職業を持っていないから、経験値は入らないの。」


 そうなのか…なんかちょっと勿体ない気もするけど、まぁ仕方ないか。一刻も早く無職からは脱却したいです(泣)


 「まぁ、仕方ないな。これからもレッサーゴブリンと戦うのか?」


 「いえ、このままレッサーゴブリンと戦っていても効果は薄いわ。だから明日からはもう少し強い、普通のゴブリンと戦ってもらうわね。」


 それでもまだ普通のゴブリンなのか…いるのか分からないけどいつかこの世界の冒険者とかに勝てるようになるんだろうか?…心配だ。


 「いつかレイを守れるようになるために頑張るよ。これからもよろしく。」


 「ええ、頼りにしてるわよ。リオ?」


 「ああ!」


───次の日

「いくわよ?レディー…ゴー!!」


そう言うと同時に動けるようになり、相手のもとへと一直線に駆ける。そして相手のリーチ寸前で止まり、相手の攻撃を待ってから蹴りを入れた。だが、


「効いてない!?」


すぐに立ち、痛みを感じている様子もなかった。


!?!?


気がつくと世界が回っていた。


「グギャギャギャ」


ゴブリンが嘲るように嗤う。

腹を横から蹴られたのだろう、だが、攻撃されるまでの動きも全く見えなかった。


「これじゃどうしようもない。」


フェイントを入れようにも警戒され、無策で突っ込んでもいなされ、距離をとってもすぐに詰められ。

何をしても攻撃が入る気がしないし、入ってもダメージはほぼゼロだ。どうすれば、、、。


「リオ!!いなすのよ!相手の攻撃をいなすの!!」


いなす…確か相手の勢いを使ってダメージを与える?避ける?みたいな感じだっけ?とりあえず一回やってみるか!


「よし、来い!やってやる!」 「グギャァァ」


 ゴブリンが汚い声で喚き散らしながら素早く近づいてくる。

その勢いのまま手にもつ棍棒を振り上げる。

───イメージされるのは凄まじい痛み。この数分間で幾度となく味わったからだろうか。数瞬後、痛みに悶えている自分の姿がありありと想像できる。だがそうはならない。なぜなら──────


 「うりゃ!っと。お、できた」 「グギャ?ギャ!?」


───この男、リオが圧倒的な戦闘センスを持っているからである。おそらく日本に住んでいたら気づくことさえなかった才能が今、この異世界で花開こうとしていた。










うおぉぉぉぉ。戦闘描写がむずかしぃぃぃいぃ!!!前半後半で一ヶ月くらい開いてるから完全に違う文章になってるっていうね笑

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