第三話 なんかダンジョンぽいよねこうゆうの(棒)
なんかいろいろ小ネタが浮かんできて、書いては消し書いては消しになるんだけど(泣)
「ってかさ、100キロとか走る場所ないだろ。」
「ふっふっふー。私がそんなことを考えていないわけがないでしょー。」
「じゃあどうするの?」
「こうするのよ」
「え?なにこれ?」
音もなく出てきたのはハムスターが走るような丸いやつの大きいやつ。確か回し車っていうんだっけかな。なんか昔、とっと○ハム次郎とか言うのテレビでやってたなー面白かったなー(現実逃避)
「こ、これでなにをするんですか?(震え声)」
「え?決まってるでしょ?ランニングよ?」
「デスヨネー」
こうして一年に渡るトレーニングが始まるのであった。
「因みに一キロ走るたびに一周回るから、100周したら教えるね。」
「ファンタジー感、そんなとこで仕事すんなよ!?!?」
──────二時間後
「も、もう無理…。ガクッ。」
「あ、倒れた。」
(12周…か…。まぁ頑張った方かしらね。)
レイはリオの頭を慈しむように撫でてつぶやいた。
「頑張ってね、私のマスター」
──────一時間後
「ん?あ、俺倒れたのか」
「そうよ。」
「んー。テンプレだと膝枕とかしてくれてるんだけどなー?」
「それは私のマスターになってからよ。まぁ、頑張りなさい。リオ。」
「っ!!おう!!頑張るぞー!!」
あんた呼びから名前呼びになったんだけど。ちょっとまってマジで嬉しい。顔ニヤけてないかな。
「じゃあ次の訓練ね。」
「毎度毎度慣れないな音もなく出てくるこの感じ」
「まぁこうゆうものだと思ってて。」
「で、これ普通のダンベルにしか見えないんだけど。」
「実はね、これは使用者に最適な負荷をかけられる道具よ。まぁ、最適と言っても500キロまでなんだけどね。」
「まじで!?なんかまともなファンタジー見たの初めてかも!」
「とりあえずこれを使って筋トレを毎日5回ずつしてもらうからね?」
「5回でいいの?」
「ふふ。一度やってみなさい。試しにダンベルカールやってみたら?」
「分かった」
確か肘を曲げて上腕二頭筋に効かせるんだよな?やってみるか。
「っつ!?!?」
急にダンベルが重くなって持ち上げられなくなった!?ヤバい…放しそうだ!
「全力を出せばいけるはずよ!頑張って!!」
そういえばそうだった!成功させてみせる!!
「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
そして一回持ち上げることができた。ただし相当な疲労感があって腕がもう動かなくなってしまった。
「やったわね。明日からさっきのランニングと部位を変えて一日5回の筋トレを毎日してもらうわよ。」
「ハイ…」
「なに?怖気づいたの?」
「いや?頑張るさ、そんでもってレイにマスターって認めてもらうよ。」
「そうね。待ってるから頑張りなさい。」
「ああ!!」
──────そして半年後
「よし!!今日の訓練終わり!」
「実は今日で訓練を始めてから半年がたったんだ。そこで今日から訓練の方針を変えてみようと思うの。」
「どんなことするんだ?」
「まずはステータスを見てみて」
「分かった。ステータスオープン。」
名前:カナヤ リオ
種族:??
職業:????
レベル:0
ステータス
HP:20/20
MP:0/0
力:12(E)
防御力:6(E)
素早さ:16(E)
器用さ:5(E)
魔力:0(─)
運:70(B)
スキル
なし
称号
異世界人
招かれしもの
耐えしもの
トレーニー
変人
「あんまり変わってないのかな?」
「いや、力は2倍、素早さに至っては3倍になってるわよ。」
「で?なんで見せたんだ?」
「防御力、器用さが変化してないのはわかるでしょう?」
「う、確かに…」
「そこでこれからは訓練の内容を変えるわよ。」
「何をするんだ?」
「実践訓練よ!!」
「ん?何と戦うんだ?レイと戦うんじゃないよな?」
「とりあえずちょっと着いてきて」
「着いていくってどこに───ってうわっ!!道ができてる!?」
いつの間にか目の前にちょっと狭めの道ができていた。二人で並んで通るのは厳しいくらいかな?(もちろん石で出来てる)。
「じゃあ行くわよ。」
レイが歩きながら話しかけてきた。
「この半年でリオはあるものと戦える最低レベルの力を得たのよ。」
「あるもの?っていうか半年の訓練でやっと戦えるってどんな化物だよ…。」
「大丈夫。リオならやれるよ。信じてるからね?」
「分かった。頑張るよ。」
少し歩くと円形の場所に出た。確かコロシアムだっけ?そんな感じの造りになっている。まぁもちろん観客席はないけどね。その中心に緑色の、子供位の背の何かが居た。
まぁ俺のファンタジー知識だと子鬼。所謂ゴブリンってやつかな?。ザコ敵として描かれることが多いけど、今の俺からしてみれば相当強いんだろうな…今もプレッシャーが半端じゃない…。
「今からリオはこのレッサーゴブリンと戦ってもらうわ。この世界で一番弱い魔物よ。因みにこのモンスタはこのダンジョンが創った魔物だから、リオにダメージを与えられないようになってるわ。」
「攻撃が当たっても痛くないのか?」
「いいえ?HPが減らないだけで痛みはそのままらしいわよ。なんせ、先代では、一番ポピュラーな拷問方法になっていたらしいもの」
「ひえーそれは怖いな。と、それより先代?」
「あ、説明してなかったわね。100年毎に1000人の人間を呼んでるの。そしてそれを創造主様に見せているってこと。」
「へーそうなんだ。」
「まぁ百聞は一見にしかずよ。戦ってきなさい。」
「じゃあ行ってきます。」
めっちゃ怖いけど頑張ってきますかね。
今回浮かんだ小ネタ
①「まぁ百聞は一見にしかずよ。戦ってきなさい。」
「いってきまスカンク」
「・・・」
「…いってきます。」
「……い、行ってらっしゃい。(ダメかもこれ)」
…なんかいってきますって打ったらいってきまスカンクがでてきたんですよ!!ほんとですよ!?!?