第二話 結婚しませんか?
なんか、あんま面白くないかもだけど、書くのが楽しくなってきました!!
『まぁ、とりあえずステータスオープンって言ってみたら?』
なんか悔しいがまぁ言ってみるか。
「ステータスオープンッ!!」
結構ノリノリで言ってみると、コアと同じような雰囲気を発する半透明の板が出てきた。ワクワクしながら見てみると...
名前:カナヤ リオ
種族:??
職業:????
レベル:0
ステータス
HP:20/20
MP:0/0
力:5(E)
防御力:6(E)
素早さ:4(E)
器用さ:5(E)
魔力:0(─)
運:70(B)
スキル
なし
称号
異世界人
招かれしもの
変人
この世界の平均とかよくわからないけど、多分酷いんだろうな...。それにスキルなしってなんだよ、定番だとチートスキルとかが並んでると思うんだけどなぁ。とりあえず一言。
「変人ってなんだよ!?!?」
『…まぁ、強く生きなさい?』
『それは置いといて、説明していくわね。まず、ステータスっていうのはこの世界の平均的な強さを50として数値化したものよ。ステータスの数値が0から20がEランク、21から40がDランクというように、20ずつランクが上がっていくの。そして、100以上はまとめてSランクになる。ここまではいい?』
「あ、ハイ」
『そして、あんたにはDランクになってもらうからね♪』
「でも、いまのステータスの5倍なんて普通に考えて無理だろ。」
『確かに普通ならね。でも私のトレーニングは普通じゃない』
「なんかカッコつけてるとこ悪いけど、一つ質問するぞ。このゲーム(?)の目的が創造主とやらを楽しませることならダンジョン運営を始める期限があるはずじゃないのか?」
『なっ!?///…コホン、え、えーっとその通りよ。今からちょうど一年後に1000のダンジョンが一斉に開くわ。だからそれまでにあんたは強くならなきゃいけないのよ。』
なんか青かった石がほんのり紅くなってるんだけど、ちょっとかわいいな。って!!ないない、石相手に可愛いとかないわー。何考えてんだよ俺!
『むー。私の本気をしっかり見てなさいよ!!!』
ピカァァァァァァ
「目が、目がぁ〜!」
光がなくなり、目をあけてみると、
「どう?かわいいでしょ?」
────絶世の美少女がいた。
なんで近くの高校の制服着てるのとか、なんか胸ないねとか、ミニスカ過ぎない?とか、そんなことはどうでもいいんだよ!ヤバい!!ひと目見た瞬間に惚れちゃったんだけどどうしよう!!!これは言うしかないな…。
「子供3人を目安に僕と結婚してください!!!!!」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・は?え?今なんて?」
「あ、そっか…。聞こえなかったか…。子供3人を目安に僕と結婚してください!!!!!」
「いや、あの、もう一回言えってことじゃないからね!?!?」
「え?じゃあ返事は?」
「うーん…。あ、そうだ!じゃあランキングで一位になったらいいわよ。それに、あんたのこともっと知りたいし、まずはこ、恋人からでお願いします。///」
「ま じ で?よっしゃー!!絶対ランキングで一番取るよ!!」
「…ところで、君誰?」
「え?気づいてなかったの?私は413番コアよ?」
「…まじか」
いや、急に現れた美少女と、あの光る石が一緒とか誰も気づかんでしょ。
「ところでさ、名前なんて言うの?」
「え?413番コアだけど?」
「いやそうじゃなくて、なんか山田太郎的な名前はないの?」
「ないわよ?名前で私のこと呼びたいの?」
コアがからかうように聞いてきたから、すこしムッと来て
「そうだよ。そっちの方が恋人みたいだろ。」
と少しからかい返してみた。すると顔を赤くしながら返してきた。かわいい。
「そ、そうね。じゃああんたが名前つけてよ。(恋人って……///。)」
「え?ちょっと待っててくれ。」
改めて目の前の少女を見てみる。身長は155位。胸は殆ど無い。顔は相当かわいいと思う。街を歩いてたら、銀色の髪も相まってほぼ全員が振り向くだろう。なぜか家の近くの女子校の制服を着ているが気にしたら負けだと思う。結構外見はクール系に見えるけど今話した感じ明るい子なんだろなーって思ったな。ということでこの子の名前は─────
「レイだ!!!」
「なんでか聞いてもいい?」
「いいよ。まず、俺の居た世界の言葉でレイっていうのは光とか、光線っていう意味なんだ。だから、俺やこれから仲間になっていく奴らを照らしていってほしいっていう願いを込めた…みたいなかんじかな?」
「そっか…レイ…レイか…うん!!ありがとう!!」
「っ!?」
ヤバい…。笑顔の破壊力がエグすぎる…。花が咲いたような笑顔ってこういうことなのかなーとか思ってしまった…。
「ん?どうしたの?」
「い、いやこれから頑張っていこうな、レイ。」
「ええ!がんばりましょう!!」
そんなことを言いながら俺はこの子の笑顔を守るためならなんでもできそうだなとぼんやりと思った。
「じゃあまずは100キロ走ってきて?」
やっぱ無理かも…。
100話くらい書いてる方すごいなーと思いました。