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深夜散歩

作者: 朝馬手紙。

また逃げてしまったよ

これで数えて6502回目

あぁ、適当に言っただけだよ

何?本気にしないでよ?


ユラユラ歩く

とっても大好きな散歩

僕の部屋と同じ明るさの時刻

僕の脳内と同じルクスの世界

徘徊とは言わせないよ

ちゃんとした趣味なんだよ

思ったより危なくないんだよ



怖くなって靴下探したんだ

タンスを久しぶりに開けた気がする

安全な家の中じゃ完全にニートだ

外に出ても不安で、不安で、死ぬ

「死にたいのに死ぬのが嫌だ」

自分でも何言ってるんだか分からない

かなり、お腹が空てきたな

遠くの空が白み始めてきたな

ああ、もう、最悪だな


って、思うけれど

大丈夫じゃないけど、大丈夫だ

たとえ朝が来ても

必ず夜が逢いに来てくれるから…

来てくれるから…



たとえ快晴でも

いつかは雨が降り出すのだから…

降り出すのだから…



不安で不安で眠れない夜

後悔したあの時から

どれだけ時が経とうとも

大好きな夜が終わっても

大っ嫌いな朝が来ても

また深夜になるから


終わりたいけど

終わらせ方が分からない

怖いけど小心者だけど

死にたいけど死にたいけど

生きてきた生きてきた

歩いて、歩いて

歩いて、歩いて

僕は僕の心臓の鼓動を感じてきたんだ

生きている実感を歩きながら…



生きててもよかったことなんて

普通に暮らしている中じゃ

分からなかったんだ

なかったんだ

どうすればよかったんだ

でも、でも、でも

それでも、それでも、それでも

それでも征くしかないのさ

逝くしかないのか

いいや、行くしかないのさ

歩けなくなるまで…

足が無くなるまで…




CRYAMY 「普通」♪

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