奪われてはいけないセカンドキス
こんにちは、俺の名前は今さっきからカイマになりました。
なぜなら俺は使い魔だからです。
ちくしょう。
「私が改めて名前を与えたことでより強く支配できるようになりましたよ!良かったですね!」
良かねえよ。
「では、あなたに一つだけ質問する権利を与えましょう!」
えっ、一つだけ?
それは非常に困る。
今のところ異世界に召喚されて使い魔にされたっていうこと以外、理由も目的も分かってないのに。
せめて三つ位くれないのか?
「あげられませんね!はい!これで質問おしまい!」
「嘘だろぉぉぉぉ!?心の声もカウントされんのかよぉぉ!?」
「あはは!人をからかうのは面白いですね!」
ダメだこいつ、性格悪いわ。
というかこの少女、読心術身に付けてるのか。
かなりチートだろ。
「いや、これは読心術ではありませんよ!」
また人の心読んできやがった。
「支配者が被支配者の全てを把握できるのは至極当たり前のことじゃないですか!」
使い魔のプライバシー確保されなさすぎな。
「それにしても……むふふ……」
ん、何だよ。
突然感嘆符使わなくなって。
「そうですか~私は5+ですか~!むふふ!」
なぁぁぁっ!
その時点で既に心読んでたのかよ!もっと早くから言えよ!
「今までの使い魔は、表面上では媚びへつらっていても心の中では反逆を目論んでる者がほとんどでしたからねぇ!もちろんその目論見は私がぐちょぐちょに潰しましたけど!」
まぁ、作戦たてても心読まれたらバレるからな。
「それに対してあなたは……なんて素直ないい子!」
と言うと少女は俺を地面に押し倒して、
「あなたのセカンドキスも、奪ってあ・げ・る!」
はぁぁぁぁ!?
話が超展開すぎる!
っておい待て
今回は唇同士でやるのか?
ゆっくり顔を近づけてくるな。
お前の息がずっと顔にかかって
どうにかなりそうだ
「どうにかしてあげますよ!」
あ、こいつ
とんだビッチだ
今日はこれでやめます。
いかんせん書くのが遅いもんで