バベルの世界「価値」
買取金額は作者の妄想で、こんぐらいかなー?って感じで
決めてますヽ(´▽`)/価格設定は気にしないで下さいなー
ノルウェの鑑定が終了した結果。
バベル 購入品
【タルタロスの書】 購入金額 金貨3枚
買取価格金貨5800枚 時価変動。
・能力:奈落の住人を従える事が出来る禁書。
【邪気の面】 購入金額 銀貨6枚
買取価格金貨180枚。
・能力:相手を不安・錯乱・憔悴・衰弱させる呪物。
使用時のみ中級モンスター以下は
近づかなくなる効果がある。
但し、使用し続けると外れなくなり
術者が魔物化する。
【血の絵画】 購入金額 銀貨2枚
買取価格金貨58枚
・魔物の血と人間の血で描かれた呪いの絵。
見た者を不安にさせ、持ち主に災いを引き起こす。
【死神の下顎】 購入金額 銀貨1枚銅貨3枚
買取価格金貨1300枚。
・能力:死者との対話・死者の降臨・死者の支配。
【カラクリの小箱】 購入金額 銅貨1枚
買取価格金貨5枚
・複雑な仕掛けで制作された小箱。
中に何が入っているかは不明。
解除した者のみ物を入れる事が出来る。
ボス 購入品
【ゲネスの眼帯】 購入金額 銀貨2枚
買取価格金貨27枚
・戦場で名を馳せた将軍の眼帯。
・能力:使用者の力量により威圧の効果がある。
【拷問の書】 購入金額 金貨2枚
買取価格金貨48枚 時価変動
・あらゆる拷問方法が記載されている禁書。
・能力:拷問の腕が20%上昇
【ダーインズナイフ】 購入金額 金貨6枚
買取価格金貨390枚
・相手に突き立てるだけで血を吸血し
生き絶えるまで抜けない魔剣。
・能力:吸血・治癒の遅延。
【古ぼけた小物入れ】 購入金額 鉄貨4枚
買取価格金貨1枚
・壊れた小物を入れると修復される不思議な小物入れ。
・能力:修復(小)
【記憶の鍵と錠】 購入金額 銀貨9枚
買取価格金貨250枚
・相手の記憶を見る事が出来る。
・能力:トラウマ。
京香 購入品
【風雷神龍徹】(ふうらいじん りゅうてつ)
【最上大業物】
購入金額 金貨6枚
買取価格金貨9500枚
・龍を斬った時に一緒に雷まで斬り突風を
巻き起こした刀 【異世界産】
【地通貫鉄】(じつう かんてつ)
【大業物】
購入金額 金貨4枚
買取価格金貨2500枚
・余りの斬れ味で地面に切先を向け落とすと
鍔まで突き刺さる刀 【異世界産】
【煉獄二口】(れんごく ふたくち)
【最上大業物】
購入金額 金貨2枚
買取価格金貨4590枚
・切先から刀身の半ばほどまでが両刃の
煉獄の鬼が打った鬼刀。
斬られた者は煉獄の苦しみを味わう。 【異世界産】
【無限無刀鎌】(むげん むとうがま)
【八獄鎌の一丁】
購入金額 銀貨5枚
買取価格金貨800枚
・異世界の地獄で亡者の手により造られた鎌。
伸縮自在で重量を感じさせない。 【異世界産】
【大黒縄鎖】(だいこくじょうぐさり)
購入金額 銀貨7枚 買取価格金貨750枚
・異世界の地獄で亡者を苦しめる為に
使用された漆黒の鎖。
決して斬れる事無く使用者の思い通りに動く。【異世界産】
【摩訶分銅】(まか ふんどう)
購入金額 鉄貨5枚
買取金額金貨150枚
・掌サイズの分銅だが重量が変動し使用者の血を
一滴垂らすと思い通りの重さになる不思議な分銅。【異世界産】
【アイアンダガー】×15 購入金額金貨5枚
買取価格1本銅貨5枚
・鉄製のダガーナイフ(錆有り)
【ロングソード】×5 購入金額金貨5枚
買取価格1本銀貨5枚
・鉄製のロングソード(錆有り)
【狐火丸村正】(きつねびまる むらまさ)
【最上大業物】
購入金額 金貨9枚
買取金額金貨3900枚
・燃え盛る狐を使役する事が出来る妖刀。
・力量により狐の数が変動し、呼び出した狐の数に
より油揚げをお供えしなければならない。
それを怠ると呪いが振り掛かる。【異世界産】
【百鬼夜行の巻物】(ひゃっきやぎょうの まきもの)
購入金額 銅貨1枚
買取金額金貨1枚
・これを所持する者は、異世界の魔物の
総大将になれ使役出来る。
・但し、お米を愛する民族に限る。
・他の者は食い殺されてしまう呪いの巻物。【異世界産】
ガストラ 購入品
【タルンカッペ】 購入金額 金貨1枚
買取金額金貨500枚
・一見すると普通のマントだが使用者の
姿を消す事が出来る。
・能力:姿を隠す。
【マンドラゴラ】 購入金額 銀貨3枚
買取金額金貨10枚
・精力剤、媚薬、または不老不死の薬の原料になる。
【魔女の薬箱】 購入金額 銀貨7枚
買取金額金貨240枚
・魔女が使用していた薬箱。中には様々な効果を
持つ秘伝の強薬が入っている。
・尚、薬箱に入っている薬は無くならない。
ガル 購入品
【粗悪なネックレス】 購入金額 金貨1枚
買取金額銅貨1枚
・作りが荒く非常に安価な偽物。
【隠しナイフ】 購入金額 銀貨8枚
買取金額銀貨2枚
・腕や足に装着出来る斥候用ナイフ。
【紅蓮の腕輪】 購入金額 金貨5枚
買取金額金貨200枚
・能力:火属性の魔法使用者の魔力の増幅・炎耐性40%上昇。
【宝石もどき】 購入金額 金貨10枚
買取金額 銅貨1枚
・詐欺師や錬金術師が使用する魔法が掛かった石。
【獣王の指輪】 購入金額 金貨1枚
買取金額 不可
・獣王が使用していた王の指輪。
国を支配出来ると言われている。
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「これで鑑定は、終わりじゃが……
主等…なんちゅーもんを…」
全員、ノルウェの鑑定結果を
聞き茫然自失状態だ。
京香に至っては、真っ青を
通り越して真っ白な顔になっている。
興味本位で覗いていた閻魔達や
山王達も同様だ。
「…何だ…こりゃあ…」
「……おかしいだろ…」
そう!おかしい!明らかにおかしいのだ。
ダーインズナイフ、紅蓮の腕輪などは
明らかにマジックアイテムだし、
タルタロスの書や死神の下顎なんて
国が管理していなければならない
代物だ。しかも!しかもだ!!
それ以上にヤバそうな物まである!
「俺達の品物は…まぁ、ファンタジーで
説明が説明がつく。
だがなぁ……京香…お前の品物は…
明らかに明らかに異常だぞ?」
確かに、バベルの言う通り京香以外の
マジックアイテムは相当貴重で滅多に見る事は無い。
ただし存在する。タルタロスの書は怪しいが
京香の品物は明らかに異質だ。
「へ…へへっ…な、何…これ。大業物?
最上大業物?
おかしい…おかしいわ……へへっ…」
「流石の京香もぉ許容範囲がぁ…
まずいねぇぇ」
「確かに全部見た事無い剣ばかりだな…
価値だけ見ても驚愕の値段だし…
けど、この異世界産とか大業物?って何だ?」
「刀の斬れ味や価値で分類される言葉だ。
最も価値が有り斬れ味が鋭い物を最上大業物。
その下が大業物って具合なんだが……
京香、こんな刀…日本にあったか?」
その言葉に我に返った京香は半分ヤケクソに
なりながら口を開く。
「あるわきゃ無いでしょ!!
最上大業物なんて14工しか確認されてないわぁ!
何!?何なの!?これは!!
龍を斬った?鬼が打った?地獄?
意味が意味が解んないわよ!!
何で、こんな伝説級の品があるのよ!!
もう吐きそうよ!!」
「お、おう…そうか…しかし、これを
京香の国に持っていったら凄い事になるな…」
「国が傾くわ!!!」
そんな会話を聞きながら、ずっと疑問に
思っていた事を出す。
「そもそも…スラムの武器屋に何で、
こんな品物があんだ?
京香の武器は…まぁ、珍しいから
解んなかったとしても
他のマジックアイテムなんて
見れば解ると思うんだが」
「確かにガルの言う通りだな。
皆、興奮し過ぎて忘れてたが
普通こんな物スラムになんて無いだろ?」
「ねーよ!!普通の武器屋なんてガラクタばかりだぜ」
「京香の国の神様が…イタズラしたとか?」
「限度が有るわ!!!」
「ごめん…自分も何言ってるのか
解らなくなって来たっす」
ガストラも自分で言ってオカシイ事に
気付いて頭を抱えている。
「…もう一度、さっきの武器屋に行くぞ。これは、
いくら何でも異常すぎる。ノルウェ、
お前も来てくれ。
ノルウェの能力は役に立つ」
「にゃはは!良いぞ!金の匂いがするのう!」
道中、魔物のノルウェを見て住人共が
ビクッとしていたがバベル達の横を
大人しく歩いているのを確認して何とか
落ち着いていくなんて事もあったけど
無事に例の武器屋に着いた。
着いたのだが…。
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
本日二度目の沈黙。それも当り前だ。
ついさっき立ち寄った武器屋が無いのだ!!
それどころか建物が立っていた形跡すら無い。
普通の武器屋にしては劣るものの、
それなりの店があったのに、
周りは岩と雑草だらけで
小さな小屋が朽ちていただけだった。
ノルウェが「本当に此処か?」
と訝しんでいたが間違いなく此処だ。
「…お、おい!ちょっと良いか?
此処にあった武器屋は!?」
通りかかったスラムの住人にガルが問いただすが
住人は眉を潜めている。
「武器屋?あんたが何言ってるか
解らんが此処は昔から何もないぞ?
そうだな…数十年は荒地のままだが」
これには、流石のバベル達も
顔が引き攣っている。
バベルはボソッと「ファ…ファンタジー…」と言って
立ち尽くしているし、
ボスは座り込んで顔を引き攣らせながら
笑っている。
京香は、気付いたら白目を向いて気絶してるし、
ガストラは器用に立ったまま気絶していた。
俺?ハハッ、俺はノルウェの美しい毛並みを
モフモフして何とか平静を保っていたぞ!
ハッハッハッ……ハハッ。




