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世界を救えと言われても…  作者: 六波羅 美鶴
6/10

言って良いことと、悪いことがあります。

死者を生き返らせることのできる摩訶不思議なアイテム、それが反魂香はんごんこうである…らしい。

ただし、生き返った者が、生前と同一人物とはかぎらない。

なぜなら反魂香は、魂の抜けた体に魂を呼び寄せるだけの道具であり、その魂の種類を選ばないからである。


アルベルトの説明を要約すると、つまり、まあ、そーいうことであるらしい。


………………………。


って、どこのRPGじゃいっっ!!!!


なんだぁッ!?

魂がどーの、生き返りがどーの……


あ・り・え・な・い・か・らッッッッ!!!!!!!


ゲームでしょ!?

ラノベでしょ!?

少年漫画でしょーーーがッッ!!そーゆーのが通用すんのはよ!

俺は適応外だから!!!!


イヤだよぅ…これじゃただの痛々しい人だよぅ…。


「ねぇアル?それじゃあ、そこにいる勇者様は勇者様じゃなくて、勇者様の皮を被ったニセモノということになるのかしら?」


アルベルトの解説は、まるでどこぞの予備校講師のように、素晴らしく分かりやすかった。

そう、ジルでさえ、正しく理解できるほどに…。


よし、彼にはカリスマ講師の称号を与えよう。


……それにしても、ニセモノ呼ばわりは聞き捨てならないなー。


「ああ。忌々しいことにな」


ジルの問い掛けに、アルベルトは小さく頷いた。


てか、忌々しいってなんだよ!!

禍々しいだの、痛々しいだの、忌々しいだの!!

言いたい放題か!


しかも今、舌打ちしたか!?

舌打ちしたいのは、こっちだっつーの!!!!


って、ををををーい!!?

どーしたジル??

なんか滅茶苦茶アンニュイになってるぞ!!?


「……どうしよう?これ。もう一度殺す?」


なんてことを言うんだッッッッ!!!!!!!!

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