表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界を救えと言われても…  作者: 六波羅 美鶴
3/10

ドン引き、ハッ!!

夢だと思いたい。


痛々しい、溜め込んだ欲求不満が噴出しまくりの、ただの夢だと。


でも、夢じゃないみたいなんだなー…コレが。


「勇者様。もう少しお休みになったほうが…目覚めたとは言え、まだ本調子じゃないんですから。あ、やっぱりお水を」


「それはもういい!!」


どんだけ引っ張るんだよ、そのネタ!!


あぁ…いや、ネタじゃないのか…。

本気だとしたら、それはそれでちょっとイヤだなー…。

知ってる?

水も取りすぎると、死んじゃうんだよ?


「ゆ、勇者様…?」


急に大声を出したオレに、美女は怯えたように身を引いた。


てか、ドン引きされてないか?


「あの勇者様が、声を荒らげるなんて…」


な、なんですか?

その恐れおののいたような顔は?

オレ、そんな顔されるようなことしたか?

ちょっと勢い余っちゃっただけだよ??

てかあの勇者様って、どの勇者様だよ!

少なくともそれは、オレじゃねぇッッ!!



「アル!アルベルト!!大変!勇者様がご乱心よー!!!!」


「えっ?ちょっ、まっ…!」


殿中でござる!って、ボケてる場合か!?オレっ!!


「うるせーなぁ…勇者がどーしたっていうんだよ。目が覚めたって報告なら、さっききいたばっかり……誰だ、お前?」


そーいうアナタは誰ですか!!!?


バタバタと走り去った美女の代わりに現れたのは、やたらと目つきの悪い男だった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ