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その男には気をつけろ!  作者: 夢カモメ
21/28

破滅

上総さんが…

目の前に立っている確かに俺の目の前で無惨に殺された筈だ。

盛大な葬式も終わった筈だ。


驚き戸惑い、目を見開いた俺に。


「後藤…久し振りだな。」


俺は声も出ない…


「後藤さん…彼は、我が悪魔堂の第五の営業部員。

第六天です。


生前に我が悪魔堂と契約し、ほぼ、天下統一を目前にして

裏切りを受けた。



織田上総介三郎信長が今の第六天です。

彼は長期ミッションで上総商事を作り上げ貴方が上総商事へ入るべく、

仕事をしていたのです。」


「そんな…気の長い事をする必要がある。時間が勿体ないだろ。」


「時間は関係ありません。

私共は不老不死ですから。」


その時…またも面会者が入ってきた。


「後藤さ~んいよいよ、ダメだってねぇ

じっくりと味わいに来たわよぉ」



「タマモ…やめなさい…

この女は鳥羽上皇に取り入り…

近衛天皇を呪い殺した。

金毛白面九尾の狐です。

ハッキリ言って

悪女です。

私たちにも中々手に負えない大妖怪です。」



そんな奴らがなぜ?俺の魂を欲しがる…

「それはですね…

貴方の美しい魂を

地獄の底に眠る


堕天使

ルシファー復活のエネルギーに使わせて頂くからですよ。」

驚きと恐怖で…

言葉が出て来ない。

「構いませんよ…

悪魔堂は全員心が読めますから…


おやっ…カラスとカシンも揃った様ですね」


その言葉が終らぬうちにカラスとカシンが入ってきた。


「カラスの紹介もしましょう。

彼は神武天皇東上の時に

お触れを河内などにだした。伝説のカラス…

未来を予知する。


ヤタガラスです。


そして、カシンは

信貴山城の松永政秀を翻弄した。


果心居士…幻術士です。



彼は貴方の舎弟…

ヒロシ君と契約を結びました。

昇り始める者が居れば今まで昇りつめてた人は…

転げ落ちるだけです。


今では彼が貴方の地位に座っています。

彼はまだまだ満足しそうにありません。

欲深い人のようです。」


それじゃ…俺が病気になったのは

ヒロシのせいなのか?

飼い犬に手を噛まれた様なはなしだ。



俺は失意のどん底に突き落とされた。

死に対して裸になるんじゃ無い。

身ぐるみを剥がされた。様なものだ…


「おや…くろちゃんが…来た様ですね。」


病室中に、金属音がこだまし…

壁から黒い塊が出て来た…


それは…黒いフードを被り手には大きな鎌を持っていた。




シ、ニ、ガ、ミ…


「貴方の寿命が尽きる時間が来たようです」


俺は死ぬ…死にたくない…

死ぬことが怖い…

何とかしてくれ…



時間が過ぎて行く…

死にたくない!

死にたくない!!

誰か…

時間を止めてくれ

時間を止めてくれぇ


時間よ…とまれぇ!





死神の鎌が振り下ろされた。



「どうです。…

美しい魂の…

断末間の叫びは

堪らなく美味しかったでしょ?


カモメ以外の4人は頷いた。


死神から魂を受け取り…


悪魔堂の営業部員は姿を消した。



次回はエピローグ

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