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女神の役目
アポイナがピット達の様子を天界から見ていると、「おばあちゃん」と声をかけられる。
「アイナ、お疲れ」
「ううん。これぐらいなら大丈夫だよ」
アポイナが労わると、アイナは隣に座った。
「……ピット達も、幸せになってほしいね」
「うん、そうだね」
それを見守っていると、ブーセが「二人とも、見ているんだね」とやってきた。
「ブーセ!一緒に遊ぼう!」
目を輝かせたアイナがブーセに抱き着く。「本当にブーセが大好きだね、うちの子達は」とアポイナはクスクス笑った。
「それじゃあ、ボクはこの子達を連れて遊びに行ってくるね」
「了解。あんまり無理しないようにしてくださいね」
アイナを連れてブーセが去っていくと、アポイナはもう一度水晶を見た。
「……大丈夫。今度こそ、私達がこの世界を守ってみせるから……」
そう呟くアポイナの瞳には、何が映っていたのだろうか。




