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少女の祈り

 少女は一人、祈る。

 大事なきょうだいを守りたいと。


 何もないハズの白い空間に漂うのはその少女と、淡い欠片たち。

 その一つに触れて、少女はギュッと握る。

 何度、この手を汚したらいいのか。少女は問いかける。

 何度、苦しめばいいのか。少女は嘆く。

 何度、失えばいいのか。少女は懺悔する。

 それでも、許されることはない。

 分かっている。こんなことをしていても、結局は現実逃避でしかないことは。

 だから、今度こそ掴んで見せる。自分のすべてを投げ捨ててでも。


 さぁ、始めよう。

 少女にとって、百回目の物語を――。

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