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1日目
死にたい。
あいつ、バカだとは思っていたけれど、本当に救いようがない。
こんな僕に、こんな大仕事を振るなんて。
どうやら僕は、100日後までに、僕は短編読み切りを1つ、完成させなければならないらしい。
新作なんて、もう8年書けてない。
昔なら、それくらい軽いものだった。
調子のいい時なら3日もあればよかったのに。
どこかに取材に行けば書けるようになるのだろうか。
いっそ逃げたほうがいいかもしれない。。。それができたら、そもそも引き受けていないか。
今日はもう疲れた。明日のことは、きっと明日の自分が何とかしてくれる。
うん、そう信じよう。
おやすみなさい。