表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人人人皿毒  作者: 禍影
2日目

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/95

36

 突然の自殺命令。

 抗い難い強制力を持ったその言葉は、確実にムクロの耳を経由して脳まで届く。

 もし自分が今の命令を受けたら間違いなく従ってしまう。そんな確信と共に、ムクロの反応を固唾を呑んで見守る。

 普段から何も感情を宿さないその表情に、一体どんな変化が加わるのか。

 数秒の間、心音さえ聞こえてきそうな静寂があたりを包む。

 やがて、ムクロは動いた。

「今の、どういう意味ですか? もしかして、私のことを殺そうとしたんですか?」

 カタリと首を傾げ、ムクロが言う。

 神月の『命令』を聞いた直後であるにもかかわらず、先程までと全く変わらない様子。自殺なんてする気配は一切見せず、うつろな瞳でじっと黒服の姿を見つめていた。

 いまだ威圧感を放ったままの神月は、その目を見ても怯むことなく睨み返す。それを肯定と受け取ったのか、ムクロはさらに言葉を続けた。

「やられたら、やり返す。倍返しだ。私はこの言葉をすごく気に入ってるんです。神月さん、今この場で頭を打ち付けて死んでくれませんか」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ