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【詩集】Shangri-La

月はどこから

作者: 野鶴善明


 月はどこからのぼる

 夕霞

 山の連なり

 異郷の空

 砂利道を

 とぼとぼ歩けば

 吹く風は

 やさしく

 冷たく


 求めるものは

 遥か遠く

 真実を

 抱きしめたいと

 むなしく

 祈る日々

 いつたどり着くのかも

 わからない道


 旅から旅へ

 歩き続ける

 人として

 生まれてきた

 その謎を

 解き明かしたくて

 人生という名の旅を

 わたしなりに

 まっとうしたいから


 月よ伝えてよ

 元気にしていると

 淋しくはないと

 ふるさと離れて

 花一文目

 ふるさと離れて

 二十五年


 月はいつのぼる

 夕霞

 山の連なり

 異郷の空

 吹く風は

 やさしく

 冷たく

 帰り道は

 いつ見つかる



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― 新着の感想 ―
[一言] 阿倍仲麻呂も月を歌に詠んでましたね。そんなことを思い出しました。
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