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キャラ設定&プロローグ byプーモ

どうも初めまして、十波ふぁみり〜が一人、プーモと申しますです。

拙い文章&設定ですが、どうか目を通したりしてみたりして戴けるととても嬉しかったりします。

名前:如月(きさらぎ) アルザ


性別:男


職業:鈴音学園1―B、新聞配達のバイト、(自称)忍者


身長:158センチ


体重:41キロ


年齢:15(高一)


血液型:B


誕生日:4月25日。


星座:牡牛座。


性格:マイペース。

子供っぽい。ハーフ。

ござる口調。

面白そうな話には首を突っ込みたがる癖がある。

また、日本文化が大の好物である。嫌いなのは昆虫。


一人称:拙者。


二人称:そなた、◯◯殿。


容姿:色素の薄い金髪で、雪のように白い肌に碧眼。童顔であり中性的な顔。

髪は多少長く、後ろは首下まで伸ばして束ねている。

常に銀の十字架のペンダントを首に掛けている。本人曰く、大切なモノだとか。


顔は上の下。


趣味:忍者ゴッコ(本人曰く『修行』)。

・プールで竹をシュノーケルの代わりに使う。

・水の上を歩こうとする。

・恥ずかしくなると身を隠そうとする(すぐバレる)。


特技:変装、変声術。

何故かここだけ忍者っぽい。


皆からの呼ばれ方:アル>アルザ>如月

※君とかつけるかは人それぞれ


環境:学校の寮生活。実家は滋賀県南部の片田舎にある。

自炊はそこそこ出来るらしい。

また、客が来た時は必ず緑茶と和菓子が出る。

父が(自称)『サムラーイ』だったらしく、侍にも憧れている。

が、父曰く『ニンジャの方がカッコいいぞ。お父さん、本当はサムラーイじゃなくてニンジャになりたかったんだ』とのことで、父の夢を引き継ぎ日夜頑張っている。

また、母方の家系は本物の忍者の家系らしく、甲賀流の忍者の末裔らしい。



名前:宮院(みやこいん) 流菜(るな)


性別:女


職業:鈴音学園1―B、ファミレスのウェイター(バイト)


身長:170センチ


体重:◯◯(削除されました)


年齢:15(高一)


血液型:AB


誕生日:5月5日 (こどもの日)


星座:牡牛座


性格:少しクールなお姉さんタイプ。

常に幼馴染みであり許嫁のアルを気遣っている。

常に木刀を腰に携えている。

大和撫子である。


一人称:(わたし)


二人称:君、貴方、◯◯君、◯◯さん


容姿:闇のように黒い髪が腰まで伸びており、サイドテールにしている。

切れ長の紅い目をしている。色白。

容姿は上の上。

成績も優秀な完璧人間だが、唯一の欠点がアルのことになると冷静でいられないこと。


趣味:家事・炊事。

両方プロ級。


特技:剣術・護身術・舞踊。

武家の末裔らしく、剣術は人外。そこいらの不良など百人いても敵わない。

護身術も然り。

また、舞踊は日本一を誇る。


皆からの呼ばれ方:流菜<宮院。※さん、などは人による。


環境:女子寮住まい。また、実家はアルと同じく滋賀の南部の片田舎。

高名な武家らしく、剣術の道場を開いていて、アルの父もそこに通っていた。

アルの如月家は流菜の宮院家に代々仕えており、親同士、祖父母同士も仲良し。故に、小さな頃に許嫁の約束をした。



〜プロローグ〜



滋賀県南部――そこには、近隣住民から『忍者屋敷』と呼ばれる家があった。

その家の者は、本物の忍者の末裔とされている。

地元の人間たちからは『観光名所』程度の認識しか無いその『忍者屋敷』こと如月家。

そこには、金色の髪に碧の瞳という、凡そ忍者らしくもない外見を持つ少年がいるという。



「へきし! ……誰か噂しているでござるか?」

盛大に嚔をした少年はそう呟き、ズズ、と鼻を鳴らした。

その少年、忍者装束に身を包み、籠手や襟巻きなど、正に忍者、という格好をしている。

しかし、彼にこの格好が似合っているかと言えば、微妙なところである。

それは、彼の容姿が原因だった。

よく女の子と間違われる中性的な顔の造りに、金色の長い髪を項で纏めている。加えて雪のように白い肌に、碧の瞳。

彼の日本人離れした容姿に、日本発祥である忍者装束はどうしてもミスマッチだった。

だが、彼が気にしている様子は無い。

少年は嚔で一旦中断した歩みを再開し、白い襖を軽く叩いた。一応、ノックという意義を持つ行為だ。

「流菜殿ー! 準備、終わったでござるかー?」

「ええ。開けて良いわよ、アル」

流菜と呼んだ少女に言われた少年、アルはその襖を開いた。

そこには、新しい制服に身を包んだ、黒髪の少女の姿があった。

彼女が、アルが流菜と呼んだ少女、宮院 流菜である。

片方に結わいた髪を僅かに揺らし、流菜はアルにその切れ長の瞳を向けた。

「アル。貴方はそれだけでいいの?」

彼女が指したのは彼の荷物。

大きさ的には手荷物とも呼べるそれは、これから暫く家を離れる者の持つ量とは思えない。

「拙者は郵送したといったでござるよ……」

半分呆れたように返したアルの言葉に、流菜は苦笑で返す。

そういえば彼の大半の荷物は、既に学園の寮に届けられていた。

彼らの受験した高校は、国外では無いにしろ、遠く離れた関東の地――日本の首都、東京にある『鈴音学園』なる学校だった。

何故、そのような離れた学校を志願したか、と言われれば理由は二つ。

一つは、東京、という未知の『都会』に憧れている、という、地方の田舎に住む彼ならではの発想。ちなみに、流菜の方はそこまで『都会』に興味は無い。

人と人の繋がりが希薄である都会を、彼女はあまり好いてはいなかった。

故に、一つ目の理由だけで二人が東京の高校に通う、などということはあり得なかっただろう。

しかし、ことの発端――つまり、二人がこの学園を知るきっかけとなったのが、二つ目の理由である。それを説明するには、時を数ヵ月前まで遡らなければならない。





中学校生活も終盤に差し掛かり、もう進学先を決めて良い時期の、ある日。

唐突に、自称『サムラーイ』である父から、こんな提案を受けた。

「東京の学園に行ってみないか?」

正味な話、訳が分からなかった。

何故わざわざ、慣れ親しんだこの滋賀の地から離れ、憧れているとはいえ他所の土地の学校に行かなければならないのだ、と。

学生寮があるので、そこに住めば交通の心配は無い、という話だが、やはり素直に首を縦には振れなかった。

アルも東京は好きだが、この滋賀の地とは比べようが無い。

勿論、それは父も承知の上、だった。

だが、それでも彼は譲らない。

父は教育熱心という言葉、概念からは正反対の位置に座する人物。

しかし、彼は自分の息子たちの『心』を育むことに関しては、人一倍うるさい男だった。とはいっても、彼の性格上、教育で怒鳴るなどということはあり得ないが。

「私と流菜ちゃんのお父さんも、そこの卒業生でね。

この間、たまたま仕事の合間に立ち寄ったんだが……昔と変わらない、否、昔より良い学校になっていた。

アル、流菜ちゃん。

あの学園に通うことは、君たちにとって、生涯大切に出来る大きな経験となるはずだ」

父の、珍しく真剣実溢れる言葉に、アルと流菜は是以外の返答を返さなかった。

「行ってみないかい?

個性と心と、絆を育てる学園――『鈴音学園』に」



……という訳である。

その後早速勉強を始めようとしたアルたちだったが、父曰く必要が無い、ということで、受験シーズンは青春を謳歌する羽目となった。

結果は、余裕の合格。

どうやら、学力がそこまで高い、という訳でもないらしい。

というより、基本的に鈴音学園の学力平均は、圧倒的な好成績と、最低クラスの成績、平々凡々な成績ねの三種類が上手い具合に均等になり、結果『普通』な偏差値を叩き出しているようであった。

二つ目の成績ではない二人が無事入学出来たのは、ある意味では必然と言えた。


そして、時は現在に戻る。

既に割り振られた学生寮の鍵を指に掛け回しながら玄関の戸を開けると、慣れ親しんだ家の庭が目に入り込んできた。

今年は少し早い桜が舞い、石で囲まれた池に落ちる。

アルは後ろを歩く流菜の方を振り返った。

そこには、鈴音学園を紹介してくれた父に、忍の心得を伝授してくれた母、流菜の両親がいた。

「父上、母上、叔父上、叔母上。

如月 アルザ、行ってくるでござる!」

「ふふ、お父さんたち。

宮院 流菜、行って参りますね」

アル、流菜の言葉に、四人は思い思いの仕草を取りながら頷く。

「では、行くでござるか流菜殿!」

「ええ……アル、はしゃぎ過ぎて転ばないようにね」

笑い合いながら二人が一歩を踏み出すと、一際強い風が彼らを薙いだ。

これから、未だ見ぬ世界に足を踏み入れる二人を祝福するように、桜の花弁が風に煽られ、降り注ぐのだった。

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