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キャラ設定&プロローグ by十波悠真

このリレー小説の発案者、十波と申します(^-^)

このリレー小説は参加者22名がオリジナルキャラを作成しました!

自分が書く番になれば自分が作成したオリジナルキャラを中心として、他の方が作成したオリジナルキャラと絡ませていく小説です!

それぞれ書き方に特徴があるので読みにくい部分もあると思いますが、読んでくださる方々の心に少しでも残るように努力していきますので、よろしくお願いします\≧ω≦





■名前:十波悠真

■年齢:23歳

■性別:男

■職業:先生(担当は社会、道徳、受け持ちのクラスは1年A組担当、部活顧問は自ら設立した十波バスターズ部を担当。※十波バスターズ部…さまざまな遊び、ミッションを部員とともにこなし、“思い出”“友情”を生徒たちに与えることを目的とした部。部員はAnjelBeats!というアニメのヒロインである中村ゆり(通称ゆりっぺ)のただ一人。現在は部員人数がいないため昼休みに放送室を利用して十波バスターズラジオ!を二人で活動している。)

■身長:170センチ

■体重:60キロ

■血液型:A型

■性格:超不真面目、超適当。

いじられキャラ。

どんなに深刻な話でもすぐに笑う癖がある。

先生でありながらも授業を嫌う。そのため一部の生徒からは支持を得ている。

■容姿:髪はダークブラウンで若干長い。

顔は中の中。

■趣味:人間観察(主に女性)、平日休日問わず生徒と遊ぶこと

スポーツ全般

■特技:授業ボイコット(授業をせずに外で鬼ごっこする実績あり)

■生徒からの呼ばれ方:十波先生、エロ神、お兄ちゃん、バカヤロー、その他いろいろ

■一人称:俺

■二人称:呼び捨て、たまにニックネームをつける

■口癖:なんつったって

例、なんつったって俺の従妹だからな。可愛いに決まってる。

■好きな食べ物:従妹の佐倉実月の手作り料理

■嫌いな食べ物:納豆、バニラアイス、牛乳

■環境:アパートに一人暮らししている。

学校から近いため、たまに生徒たちが泊まりに来ている。

彼女はいない。

近くのコンビニで晩御飯を済ませることが多々ある。






───プロローグ───


十波&ゆり

「十波バスターズラジオ!昼休み編!」


十波

「今週も始まった十波バスターズラジオ!毎週水曜日午後12時30分に放送しているこのラジオ!パーソナリティーはお馴染みの十波悠真と!」


ゆり

「三年A組の中村ゆりが御送りするわ!」


十波

「このラジオでは俺とゆりっぺの日常話などをして昼休みを明るく過ごさせることを目的としたラジオ番組っていうのはもうみんな知ってるよね!?つうわけでさっそくいこうか!」


ゆり

「私の夢を叶えるコーナー!」


十波

「え…?」


ゆり

「私、恋人と遊園地でデートしたかったの!不服だけどあんた私の恋人やりなさい!」


十波

「い、いや、ちょっと待て!お前の夢を叶えるコーナーなんてこのラジオにあったか!?」


ゆり

「よーしじゃいくわよー!きゃー!遊園地よ!今日はおもいっきり遊びましょ!」


十波

「無視かよ!!

くそっ…このままじゃラジオとして成り立たない…!!

やるしかないのか…!!

しかしゆりっぺの恋人なんて最も酷いバツゲームじゃないか…!!」


ゆり

「私、最初はアレに乗りたいな!(さっさと恋人役やりなさいよ、この草食系男子)」


十波

「……ど、どんな乗り物?(毒のある肉は食わないだけだバカヤロー…)」


ゆり

「ドアなし観覧車!」


十波

「遊園地来ていきなりそれはない!てかいろんな意味でハードル高いよ!」


ゆり

「えー?じゃあ安全ベルト無しのジェットコースターで妥協しておくわ」


十波

「妥協レベルですら一般人の常識から外れてる…!」


ゆり

「早速乗るわよー…ってきゃっ!?」


ツルン────。


十波

「ん…?ぷぷっ!(ゆりっぺ転けてる!)」


ゆり

「く…!(しまった…!昨日雪が降っていたせいで転びやすくなってる…!私としたことが…!)」


十波

「………。(しかも恥ずかしさのあまりに転けたまま顔を伏せてやがる(笑)。しょうがねぇな~、ここは恋人らしく手を差しのべてやるか)」


ゆり

「……!!(だ、大丈夫よ!!これくらい一人で立てるわ!!)」


十波

「ニヤニヤ……。(そう睨むなって。ほら、この俺様の手に掴ま───)」


ツルン────。


十波

「へぶっ!?」


ゆり

「………」


十波

「………」


ゆり

「……よっこいせ」


十波

「………。(は、恥ずかしい…!)」


ゆり

「よし、仕切り直すわよ!まずはコーヒーカップね!」


十波

「ジェットコースターじゃなかったんかい!」


ゆり

「バカねあんた。まずは前菜からでしょ?いきなりメインに行ってどうすんのよ?」


十波

「はるっぺマジイミフ」


ゆり

「はるっぺって誰だぁー!!

お前それ中の人のこと言ってんだろ!

私は櫻井治美じゃなくて中村ゆりだコノヤローぶっ飛ばすぞ!

おら、さっさとコーヒーカップ乗れ!」


十波

「へいへい…」


ゆり

「私はジェットコースターに乗る!」


十波

「ちょっと待て!何でお前はジェットコースターなんだよ!?俺だけがコーヒーカップ乗ってたら「なんだあいつ?」って引かれるだろ!お前は協調性ゼロか!」


ゆり

「協調性ゼロよ」


十波

「認めるなよ!

認めちゃったら「ああ…そうなんだ…。じゃあ仕方ねえな…」って感じになって一人でコーヒーカップ乗らなきゃならなくなるだろ!」


ゆり

「ていうかおじさん誰?」


十波

「おーまーえーのー恋人じゃー!!

なに自分で決めた設定ぶち壊そうとしてんだよ!?」


ゆり

「だってあなたパンツ一丁じゃない」


十波

「そういう設定だったの!?

じゃあ俺は今までパンツ一丁で会話してたの!?」


ゆり

「ホントにあり得ない彼氏ね。ちっ…」


十波

「舌打ちしたいのは俺なんだが…」


ゆり

「でも大丈夫よ!私に任せなさい!」


十波

「お前に任せたからこんな目にあっているんだが…まぁいい、どうするんだよ?」


ゆり

「まぁ見てなさい!」


パァン!


十波

「ゆりっぺが両手を合わせた!?」


ス~……。


十波

「両手をゆっくり離したらパンツが錬成されてる!?まさかお前…!?」


ゆり

「そう!私こそパンツの錬金術師!」


十波

「絶対に使いたくない二つ名が来ちゃった!?」


ゆり

「羨ましいでしょ?」


十波

「羨ましくねえよ!ていうか錬成するには等価交換が必要なハズだろ!?」


ゆり

「大丈夫よ、私のパンツと等価交換がしたから」


十波

「バカだ!こいつ相当なバカヤローだ!しかもお前いまノーパンかよ!」


ゆり

「あなたさっきからこの錬成をバカにしてるけど、こんなこともできるのよ?」


十波

「え?」


ス~……。


十波

「何を錬成して……そ、それは!?」


ゆり

「女子小学生パンツ」


十波

「なにー!?って今度は何と等価交換したんだよ!?」


ゆり

「あなたの右腕」


十波

「ぎゃー!?そんな安っぽいパンツのために俺の右腕が!?あ、あぁ…!持っていかれる…!俺の右腕が、右腕がぁぁー…!」


ゆり

「すごいでしょ?」


十波

「凄かねえよ!!大体俺の右腕とパンツがなんで同等の価値なんだよ!?もっとすごいやつ錬成できるハズだろ!?」


ゆり

「なにいってるのよ。むしろ左腕もよこせって言われたくらいなのよ?そこを私が「彼はテーブルの下に落ちてるお豆のような存在だけど右腕だけで許してあげて」って懇願したんだからむしろ感謝してほしいくらいなんですけど」


十波

「パンツ錬成した時点で感謝という気持ちは存在しない!」


ゆり

「ふーん…じゃあこのパンツはいらないわね?あとで捨てとくわ」


十波

「え!?」


ゆり

「だってあなた感謝してないんでしょ?」


十波

「え、いや、違っ…」


ゆり

「感謝してないんなら別にパンツいらないわよね~?」


十波

「い、いやでも俺の右腕と等価交換したならそのパンツは俺のものだろ…?

別にほしくないよ?

そのパンツを使って何かしようというわけじゃないし、ほしくないけど~…捨てるのももったいないじゃん?

いや何度も言うけどほしい訳じゃないからね?」


ゆり

「ウザいわね、ウザ男って呼ぶわよ」


十波

「ごめんなさい!!

スッゲーパンツほしいです!!

パンツ最高!!

ハァ…!ハァ…!

パンツ萌え~!!

スーハー…!スーハー…!

ごっついエエニオイやわぁ…!

ヤバイわぁ…!

これたまらんわぁ…!

なんか頭がふわふわしてきてもうてるわぁ…!

気持ちエエわぁ…!

頭が真っ白になりそうやわぁ…!」


ゆり

「あなたのキモさに生徒ドン引きね。最悪よ。あなたのことを好いてる生徒もいるみたいだけど、これで目が覚めるわね」


十波

「うっせーバァカ!

演技に決まってるだろ!

ていうか遊園地の話から脱線しすぎだろ!?

なんだこの話は!?

そしていつまで俺は裸なんだ!?」


ゆり

「おっと、そうだったわね。「ゆりっぺ様、服を錬成してくださいませ、キラッ☆彡」って言えば錬成してあげてもいいわよ?」


十波

「このバカヤロー、早く服を錬成なさってください」


ゆり

「…!な、なってくださいは丁寧すぎない?」


十波

「………。(他に突っ込むべき点があるだろうに…)」


ゆり

「ってあんたいまバカヤローって言ったわね!?」


十波

「気づくの遅えよ!!」


ゆり

「絶対に許さないわ…!!このへんたぁい!!」


パァン!


ゆり

「あなたを殺すためなら私は…禁忌を犯す!!」


十波

「まさか人体錬成!?」


ゆり

「そう!変態錬成よ!」


十波

「あれ?聞き間違いかな?なんか別の言葉になってるような…。すまんゆりっぺ、もう一回言ってくれ」


ゆり

「ド変態錬成よ!!」


十波

「最初より酷くなってるじゃねえか!!ってうわぁ!?今度は俺の左腕がぁ!!」


ゆり

「アーハッハッハッハッハッハァ!!人がゴミのようだ!!」


十波

「くそぉ…!この悪魔め…!絶対に殺してやる…!」


ゆり

「無駄よ!人間風情が私に勝てるわけないじゃない!

仮に私を殺したとしても、第2、第3のパンツの錬金術師が立ち塞がる設定よ!」


十波

「どこの魔王だお前は∑

てかお前やっぱり人間じゃなかったんだな…!!

通りで性格が悪魔じみてるわけだ…!!」


ゆり

「やっぱりってどういう意味よ?」


パァン────。


十波

「ぎゃあ!?今度はポッキーが錬成されて俺の左足がぁ!」


ゆり

「アーハッハッハッハ!!──のわっ!?」


十波

「あ…」


ツルン───ガンッ───。


ゆりっぺは転んでしまい、頭を強打した。


十波

「………」


ゆり

「………」


十波

「お、おーい……?ゆりっぺ~……?」


ゆり

「………」


返事がない。ただの屍のようだ。


十波

「ハ、ハハ…ザマァミロ…!調子のってるからだぁー!!」


ゆり

「………」


十波

「結局最後に笑うのはこの俺───」


ツルン────。


十波

「へぶっ!?」


ゆり

「………」


十波

「………」


十波&ゆり「………………」





─────完─────






ゆり

「はいお疲れ様!これでお昼の十波バスターズラジオを終わりたいと思うわ!」


十波

「ちょっと待てー!!」


俺はマイクのスイッチをオフにして、納得いかない表情を浮かべながらゆりに迫る。


ゆり

「なによ!よってこないでよ!」


しかしゆりっぺは一歩も引かない様子で俺と対峙してきた。

こいつの性格からしたら当然と言えば当然だ。

そんなゆりっぺに俺は怯まない。

怯めば先生の威厳は皆無に等しくなってしまうからだ。


十波

「なんださっきの微妙な終わり方は!?お前はあれか!?やりたい放題か!?」


ゆり

「別にいいじゃない!みんな満足してるんだから!」


十波

「ったく…」


こいつのこういう強引なところはもう慣れてるからいいが、いい加減強引過ぎることを自覚してほしい。

いや、おそらくこいつはわざとなのだろう。

他の先生に対してはザ・優等生という態度でいるが、こいつの俺に対する態度はまさに友達感覚…いや、奴隷感覚に近いと言ってもいい。


「それにしても十波バスターズ部が出来上がってから一年経ったけど、結局私以外入部する人は現れなかったわね」


「……そうだな」


これは俺の持論だが、学生生活は過ごし方によっては人生で一番楽しいと言える時期だ。

この十波バスターズ部はそう思ってくれるように俺が作った。

友、思い出を作るきっかけを与える。

それらが一生の宝物になっていくことを俺は知っている。

俺も学生時代はそうだったから…。

みんなで一緒にいる時間、そしてなにかを成し遂げたりする時間が何より楽しかった。


「あと一年したら私も卒業しちゃうわ。そうなれば部員は零、十波バスターズ部は廃部しちゃうわね…」


「大丈夫だろ…」


「え?」


ゆりの暗い面持ちをなくすようにいつも通りの軽い雰囲気で言葉を発する。


「新入生の誰かが入ってきてくれるさ」


「そうかしら?」


「そうだよ。なんだか今年の新入生は持ってる気がするんだよ」


「……持ってるって何を?」


腕を組んで問いかけてくるゆりっぺに俺は笑って答えた。


「それは───だよ」







新しい春が始まる───……







君の春も───……







俺の春も───……








また新しい春が───……








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