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第24話 引きずる不安、いきなり来る衝撃

どうも。パルポンでござんす


一度退会を考えようと思ったんですけどよくよく考えるとリレー小説というものがあったんでかろうじて退会はなしになりました


ある意味、これを立ち上げた十真さんのおかげかもしれません。ありがとうございます


そして小説についてなんですが文が相当長めです。書いてるうちにこうなっちゃいました


まぁそれはおいといて、始めます

光真「ふう・・・」


あれから2週間ぐらいたった。その2週間ぐらい前の出来事が頭から離れなかった


オレをよく知ってる人・・・?あいつしかいない。けど考えたくはない


そのため、勉強すらも頭に入らず、昼飯も喉に通らなかった


だから・・・ってわけじゃないが授業中にさされても気が付かなかったし飯もそのまま放っておいて昼休み終了まで気が付かないときも多かった


・・・足取りが重い。なんか学校に行きたくない気分だ


そんなことを思っているといつの間にか校門前だ。


光真「・・・はぁ」


何気なくため息をつくとオレは校門を通った


そして昼休み―――


なんとなく木の近くで一人で弁当を食いたかった。


もちろん自分お手製。だけどかなり簡単なやつ


焼たらこをまぶしておいたご飯に鶏のから揚げ、キャベツを千切りにしてドレッシングをかけておいた超簡単弁当。


・・・そういや、自分で弁当を作ったのは2週間ぶりだな


美香「よっ!光君こうくん!」


先にから揚げ食おうと思ったら誰かが話しかけてきた(ってか光君ってなんなんだよ。なんかそのうちネタにされそうじゃんか)。声のした方向を見ると美香先生がいた


美香「へー。珍しいねぇ。一人?いっしょに食べよっか?」


勝手に話を進めてきてオレの隣に座った


美香「ねぇねぇ。友達は?」


光真「・・・いや、ちょっと」


美香先生は「へぇ~」と言っただけでそれ以上はなんにも言わなかった。というかこっちの方が好都合だ。


美香「それって・・・光君が作ったの?」


オレはうなずいた


美香「へぇ~。光君ってすごいんだね!」


そういいながら美香先生も弁当箱を開けた。中身は今日のオレの中身よりも栄養がありそうなやつだった。


美香「いっただっきま~す!!」


光真「ちょ!?先生声でかいっすよ!?」


聞かれたらとんでもないことになっちゃいそうだぞ・・・。普通生徒と先生が二人だけで食べるなんて絶対ありえないことだし。


美香「あ~。ごめんごめんw」


光真「はぁ・・・」


幸いにも誰も聞かれなかったっぽく(っていうかよく聞こえなかったな)オレはとりあえず飯を食うことにした。


なんとなく、オレは先生にあの事を質問してみる


光真「先生・・・」


美香「どったの?」


迷いがあったがとりあえず話してみた


光真「もし・・・もしですよ。えっと・・・」


言葉が続かない。「友達が人殺しをしてたら?」・・・なんて言うのはだめだろう


美香「ふっふ~ん・・・なるほど。光君は悩んでるようだねぇ」


ギクッ。ばれたのかと思ってなぜか美香先生のほうを見てしまった。


ビュバッ。


なにか素早いものが腹を横切った


はっと美香先生をみたらから揚げを取られた。美香先生はそのままから揚げを口の中へ入れてしまった


光真「先生・・・」


質問の隙を突かれ、から揚げを取られた―――だがたしかから揚げは6個作ったはずだ。ってわけで恨みはない


美香「んで、さっきの話の続きなんだけど・・・」


光真「あー。はい」


美香先生はちょっと微笑みながらこう言った


美香「もし・・・もしね。例えば誰か・・・家族とか友達とかが交通事故で亡くなったと・・・あ。光君は妹さんを交通事故で亡くしちゃったんだっけ」


光真「はい・・・」


別にそのことに対してもオレは気にしてなかった。美香先生は続ける


美香「でね。もし・・・もしだよ。その交通事故の黒幕・・・って言い方は変だけど」


ギクリ。美香先生予言者か?まさに今悩んでいることと同じ場面じゃねぇか


美香「まぁその人ともしあったときにはね。まずは私は・・・」


光真「私は?」


美香先生は深呼吸するとこう答えた


美香「まずは動機をおしえてもらう」


まぁ・・・そりゃそうだろうな


美香「んで、次が罪をつぐなってもらう」


光真「そりゃあ・・・そうだけど」


美香「でもね。私は恨むったら恨むけど・・・でも全然恨まないの」


え?なんでさ?オレは弁当を食う手をおいてそういう


美香「だって、恨みとかは何もつながらないでしょ。罪はつぐなったらいいんだよ。後につながるからさ」


光真「なるほど・・・」


美香「まぁこれが参考にはならないと思うけど・・・でも一つだけ言っておくね」


いや、結構参考になりましたよ。なんて言うのは変だ。とりあえず美香先生の目をじっと見つめた


美香「光君には友達がいるんだから!それも同級生がね!」


光真「えっと・・・それはつまり」


美香先生は追い打ちをかけるように笑顔で言った


美香「悩んだらまず同じ年の子に相談するんだよ。友達としてね。でもいじめとかは先生に話してほしいかな。まぁ光君のクラスではそんなことないと思うけどね」


相談・・・か。


相談?そんなのはできない。そんなことしたらそいつが死んじまいそうだから


でも・・・なんだろう。胸の中がスッキリしたような感覚だ。頭の痛みが取れたような・・・


美香「あっと。そろそろ次の授業の準備をしなくちゃね!たしか光君のクラスだったっけ」


美香先生はさっと立ち上がるとオレに手を振って校舎へと歩き出した。オレもそろそろ行こうかなと思い、最後のから揚げを食おうとしたが・・・


あれ?から揚げがない


美香先生のほうをふり向くと手にはから揚げが一つ。また盗まれてた


光真「・・・いつの間に」


一度ならず二度までも・・・もう無気力でガックリと肩を落とした


「やぁやぁ。こ・う・く・ん」


光真「(げ、エロ神じゃん)」


顔を上げるとニヤニヤしながらこっちに近づいてくるエロ神こと、十波悠真先生がいた


悠真「いや~。まさかの年上と付き合って○○○○でもしちゃったり?」


光真「ち、違う!誤解です!」


あ、しまった!これは禁句ワードだったぁ!


悠真「いいからいいから。誰だって恋をしたいんだし男の子なんだからねぇ(ニヤニヤ」


光真「・・・ご・・・








誤解だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


この声は校舎内のやつにも聞こえたとか







光真「はぁ・・・」


ズングリとした足取りで階段を上っていく。


ドンッ


誰かとぶつかった


光真「オイオイ気を付け・・・って時雨じゃん」


時雨「あ。ごめんなさい・・・」


時雨は数歩下がるとオレに誤った。


光真「別にいいよ。ほら。肩かすよ」


時雨「ごめんなさい・・・」


光真「謝んなくたっていいよ。オレらクラスメートだろ?」


時雨「・・・そうでした」


時雨を支えるようにしてオレは時雨と一緒に歩き始めた


教室についたときだった。なにやら様子がおかしい


もうとっくにほとんどのやつらが来たっておかしくないのに1-Bのごく一部しかいない


オレの親友である千尋に将、それに知識・・・って珍しいな。知識がここにいるなんて。それは置いといて、他にアルザ(オレはアルって呼んでる)に流菜に冬威・・・そして時雨とオレの計8名しかいない


千尋「光真!」


千尋がなにやら不安そうに話しかけてくる。オレは時雨の席までエスコート(って言い方は変だけどな)して時雨を座らせた


光真「ん?どうした千尋」


千尋に尋ねたのに


アルザ「教室がカラクリ屋敷になったっぽいでござる!」


自称忍者のアルが代わりに答えた


・・・は?カラクリ屋敷?


冬威「カラクリ屋敷じゃないだろおおおおおおおおおおお!!!」


出た。冬威のウインターミラクルツッコミ。長いからUMTで略してるが


光真「えっと、つまりどういうことだ?」


こいつらに話しかけてもだめっぽいな。そう思って流菜に話し手を変えた


流菜「どうやら私たち以外の時間が止まったみたいです」


・・・?どういうことだ。そう思ってなんとなく時計を見ると、昼休み終了5分まえをさしていた。だが止まっていた


光真「・・・故障?」


知識「そうじゃない・・・って言ってるが」


知識が指差した先は、なにやら黒板に落書きをしてるように思えなかった将がいた。将は書いては消して、書いては消して・・・を繰り返してた


光真「なにやってんだ?将」


将のところまで近づいても将は振り向きもしない。だがこう答えた


将「時間修正・・・だけどこれは時間を止めてる装置を引き出すためのパスワードだよ」


つまり、時間を誰かが止めてるってことか?じゃあなんでオレ達は動けるんだ?


将「さあね・・・あ、できたよ」


将がチョークを置くと同時に教卓からドンっとすごい音がした。


振り向くと、白銀色のボックスだけだった


その教卓にみんな集まってきた


流菜「これが例の・・・?」


冬威「シンプルだなぁ」


みんながみんな白銀色のボックスを見たり触ったりした


アルザ「ん?なんでござるかこれ?」


ポチッ


全員(アルザ以外)「・・・・・・え?」


なにやら嫌な音がしたぞ。みんな恐る恐るアルザのほうを移動して見ると


いろんなところでおなじみの赤いボタン、上に『時間凍結解除』と書かれたメッセージ


だけどこの後のオチが読めるような・・・


ガチャコンガチャコン


白銀色のボックスの上部分が開き、そこから出てきたのはおなじみのタイマー。時間は・・・5秒


時雨「あのこれ・・・」


冬威「なんとなくわかるぞ・・・」


千尋「ここはとりあえず・・・」


さっと教室のドアに全員―――時雨はオレがおぶって―――振り向いた


全員「逃げろおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」


一目散に教室からでて、ならべく離れた


知識「アルザてめぇ!なんで押したんだよ!!っていねぇし!」


将「さすが忍者・・・って関心してる場合じゃない!!」


ピーン。


間抜けな音が遠くからした。


バッコーン。


さらに間抜けな音がして全員は足を止めた


美香「あれれ~?みんなどったの?」


階段から美香先生が来た。


将「時間が・・・戻ったみたいだね」


千尋「よかったぁ・・・」


みんなほっとした。


光真「(・・・ん?じゃあなんでこんな変なことしたやつは何がやりたかったんだ?)」


疑問になったがそんなのはどうでもよかった。


・・・でもまぁ、今日は久々に授業に集中できそうだ







ちなみに


数学の授業で美香先生がオレをさしたとき、案の定光君と言われ、一部の人に笑われたのは言うまでもない

まじですみません。文がかなり長くなってしまいましたw


では次の方(誰でもいいよ!)どうぞー

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