第13話 入学式落ち着き衝突、その後仕事人近所迷惑
どうも、ヤミです。
サブタイトルは内容に関係するものです。
時系列……………すみません
ユエside
「ん〜……」
「どうしました?」
隣で唸っているのは七瀬菜奈さん。私の産みの親の一人です。
「……よし!お兄ちゃんを探しに行こう!」
「え?ちょっとま――」
……行動が早いです。しかも足も速いため追いつけません。取り敢えず教室に入りますか
ガラッ
殆どの人はまだ席に座らずに他の人としゃべっています。
ふと、黒板を見てみると――
『1年E組担任
七瀬クレス』
「……」
菜奈さん、少しは我慢しましょう
菜奈side
「〜〜♪」
ん〜お兄ちゃんどこかな?
ドンッ
あり?あ、ぶつかってしまったよ。まわり見ないとね
「いたた・・・・・」
「大丈夫か?」
「あ、うん」
目線を上げると私より背が大きい人がいた
「ならよかっ!?/////」
ん、何で顔を赤くしているんだろ?私何かしたかな?
目線を下げてみたら――
自分・開脚状態=パンツが見えている
「ひゃぁぁぁぁぁぁ!!?/////」
み、見られちゃったよ・・・・・
「と、取り敢えず・・・・・手/////」
「う、うん・・・・・/////」
相手の手を取って立ち上がる
「ご、ごめん・・・・・」
「い、いいよ。こっちの不注意だから……私は1年E組の七瀬菜奈。君は?」
「冬威。那家乃冬威。1ーBだよ」
「うん、よろしくね!」
私達は握手を交わした。……何か忘れているような……あ!
「お兄ちゃんを探しに行かないと!」
「お兄ちゃん?」
「うん、教師をやってるよ」
「なら職員室に行けばいいんじゃない?」
「そうだった!ありがと!」
私は男子生徒……冬威と別れて職員室に向かった
クレスside
はあ、菜奈とユエのクラスか……面倒くさい生徒がいないように願うか
ガラッ
ドアを開けると中にいた学生たちは一斉にこちらを注目する。まぁ当然だろうな。同じ年代の人が学生服を着ないで白衣を着てるからな。
「……ん?」
辺りを見渡してみると菜奈とユエの姿を見当たらない。何故か若干嫌な予感がする。ふと、黒板を見ると――
『クレスさんへ
菜奈さんがどこかに行きましたので捜しに行ってきます。
ユエより』
――だろうと思った。しょうがない。
「みんな、席についてくれ」
とりあえず自己紹介だ。
「俺は七瀬クレス。このクラスの担任になった。何で高校生が教師をしているのかという質問は無しだ」
「質問!」
いきなりだな。
「何で高校生が教師をしていあだっ!?」
アホがいたのでチョークを投合した。そしたら額に当たった。
「ユ、ユウキ!?大丈夫!?」
隣にいた女子がユウキと呼んだ男子に呼び掛ける。
……恐らく今殆どの男子は――
「「「(リア充死ね!)」」」
――と、思っているだろうな。……俺はどうでもいいが。
そんな出来事がありながら自己紹介は進んでいった。
因みに俺がチョークを当てた生徒は自己紹介が終わっても額を押さえていた。
……俺がチョークを当てたのは悪かったが反省しない。当然の反応だと思ってほしい。
・・・・・・・・・・・・・・・
保健室での騒動があり、そこで出会った村野時雨と一緒に寮へ行き、色々な事した後、俺は女子寮の屋根の上にいた。……ん?何で女子寮にいるのか?寮監だからだよ。
「……初日の最後ぐらいは何もないことを願っていたのにな」
そう言いながら横を見ると1人、顔が見えない誰かがいた。
「……クレス・エスティードだな?」
「人違いじゃないか?俺は七瀬クレスだ」
「……貴様を連れ来いという依頼が来てる」
「……嫌だと言ったら?」
「強行手段だ」
そう言うと相手は襲ってきた。だが――
キンッ
「遅い」
ズシャァッ
言い終わった瞬間、相手は首が飛んでいた。斬られたときの相手の顔は『何があったんだ?』という顔だと思うな。顔わからないが……
そんなところで1つ考えた。
「死体処理どうしようか……」
結局、死体は炎で灰にし、血はどうにか拭き取り自分の部屋(101号室)に帰った。
……かなり面倒な生活になりそうだ。
ドドドドドドバンッ
「おにいちゃぁぁぁぁぁぁぁぁ(ドガッ)ヘブッ!?」
いきなり菜奈が飛び出してきて女子らしからぬ声をあげて飛んでいった。
……あ、今のドガッの音は俺が殴った音だからな?
「いきなり殴らないでよ!?」
「ならいきなり飛びかかるな。そして叫ぶな近所迷惑だ。そして、俺はもう寝るんだ」
もう夜の11時。俺は明日から職員会議で早くでなければならない。
「……て、相談があるんだけど?」
「何故疑問符だ?まあいいか。いってみ?」
「……なるほどな。菜奈が男子を好きになったと」
「クレスさん好きの菜奈さんが……天変地異の前触れですね」
「ちょっとまって!何で私が人好きになるのにそうなるの!?」
「冗談です」
「あ、そうなんだ」
「1割」
「ユエーーーーッ!!」
菜奈が好きになったのは1年B組の那家乃冬威。なんでも廊下の角でぶつかったのが出会いらしい。何と言うか……
「杉崎が好きそうなギャルゲーみたいだな」
「なんで!?」
「とりあえず、一緒にいる時間を作ればいい帰りとか」
「うん!わかった!」
バンッ
「……あいつには近所迷惑という言葉はないのか?」
「……わかりません」
「じゃ、俺は寝るから」
「あ、はい。お休みなさい」
こうして大変な一日が終了した。
因みに杉崎(学校と寮では年齢関係なく生徒の名字を呼び捨てで言う)は菜奈が那家乃と会ったあとに会い、いきなり告白されたので顔面パンチ喰らわしたという。
次は緋翔さんです




