キャラ設定&プロローグ byオル=トロス・クラフト
はい、ふぁみり~団員の一人、オル=トロス・クラフトです。今回は友情出演者、同名の模造品とオリキャラ+モブでいきたいと思います。
モブ以外の各員、台本形式で一言ずつどうぞ。
オル=トロス・クラフト「自他の陶冶を第一に心身のケアをしていきたいですね。勿論、意欲がある生徒限定です」
幸咲 僕「皆こんにちは、僕の名前は幸咲僕。ところで女性限定で下着か君自身かを持ち去り――(殴」
出木 天音「私ですか?あ、はい。ご紹介にあがりました出木天音です。男子女子や恋愛事に関係なく、立ち止まることがあったら保健室に来てみなさい」
神道 天龍「つたない業しか持たない一個人ではありますが、何卒よろしくお願い致します」
それでは、本編ではありませんが、始まり始まり~
■名前:幸咲 僕
■年齢:16才(高校二年生)
■クラス:2年A組
■職業:高校生兼入所していた孤児院のバイト
■身長:167cm
■体重:50kg
■血液型:AB型(Rh+)
■好きなもの:女の子(18~27才くらい)
■嫌いなもの:痛み
■性格:基本的に明るいが、女子に対する言動で変態視されることが多い。ただ、別に男子が嫌いなわけではなく、普通に付き合っている。たまに笑顔を止める時があり、その時だけはシリアスに論理を説く。
■容姿:中性的な顔立ちで中の中程度の顔。白髪混じりの黒髪短髪で殆どの場合ニコニコしている。基本的に白い長袖シャツ、黒目のジーパンを着用していて、一年を通して長袖長ズボンのみ。装飾品は一切つけていない。
■趣味:告白
■特技:玉砕
■武器:釘&有刺鉄線
■生徒からの呼ばれ方:僕or変態
■環境:母親の遺した生命保険とバイトで小さなアパートに住んでいる。
■:個人設定部分
物心(3~4歳時点)ついた時から父子家庭にあり、数年間虐待を受けていた。その後施設に送られ、現在は母親の遺した生命保険とバイトで小さなアパートに住んでいる。
PTSDを深く患っており、そのせいで髪の毛が若干白く色が抜け落ち、傷を見られないために長袖を着ている。ニコニコしているのも楽しいからではなく、感情の起伏が乏しいだけである。女性に告白するのは単純に寂しさからくるもので親しくしてくれるのなら性別は特に関係なく好き(like)になる。
虐待のショックでポケットの中には常に釘が入っていて、争い事に巻き込まれた時は拳に挟んで殴る。選んだ理由は、直接的な凶器と見なされにくいから。有刺鉄線はほとんど使われないが、使用の際は物理法則を無視した量、使い方をする。
作者には感謝しているものの、生まれもっての不幸を約束されたので好きではないらしい。
■名前:オル=トロス・クラフト
■年齢:26才
■職業:スクールカウンセラー兼図書館司書長、茶道部の顧問、学外のカウンセラー(非常勤)
■身長:168cm
■体重:49kg
■血液型:B型(Rh+)
■好きなもの:ビーフジャーキー、抹茶、紅茶、煙草
■嫌いなもの:悩みのある生徒、ネギ、玉ねぎ、チョコレート
■性格:真面目といわれれば真面目な方で、目上の人間でも生徒でも常に敬語を使用。
■容姿:仕事中はブルーグレーのスーツに白衣を着ている。やや長めの黒髪をオールバックにしてカチューシャで留めている。顔は二流(笑)。マッハキャリバーを首から掛けている。ちなみに起動はできないただのアクセサリー。
■趣味:茶道、絵描き、音ゲー(pop'n music、jubeat、beatmaniaⅡDX、Dance Dance Revolution)
■特技:殆どのことが二流レベルでできる。代わりに二流を越えられない。
■能力:【作者権限】大体なんでもできる
■生徒からの呼ばれ方:わんこ先生、わんこ
■環境:学校から車で数分の場所に普通の家を持っている。
カウンセリングを行った生徒からはよく牛乳かほねっこクッキー(人間用)をプレゼントされており、紅茶に入れるか、お茶請けに使う。
ことあるごとに煙草を盗まれたり捨てられている。銘柄はマルボロでメンソール入りのものしか吸わない。
「馴染みやすいように僕の過去でも少し話そうか…」
「僕はどこで生まれたとかはよく知らないけど、昔はとにかく嫌だった。父親に殴られ続けるのが好きな人間なんて居ないと思うけどね。母親に助けてほしいとも思ったけど、居ないから仕方がなかった。結果的に助かっているけどね」
「まぁ、こんな部分はどうでもいいよね。そうそう、僕が助かったのは結局僕のお陰なんだ。家にあった釘で殴りかかって、で逃げられた。そこからは三日くらいその辺で過ごしてたけど、そのあと保護施設に入れてもらったんだ。そこからは天国だった」
「ちなみにオル=トロスと知り合ったのもこの施設でだ。義務教育は終わったから働こうかとも思ったんだけど、オル=トロスが『常識を知りなさい』っていうからさ、高校に行くことにしたんだ。ちなみに何故かこの学校しか駄目で、特に希望もないからここに来たってわけ」
「それで高校生をしているんだよ。住んでいるのはどこにでもありそうな普通より二畳くらい広いけど家賃は一回り安いアパート。ちなみに柱になにか貼ってあったけど、邪魔だから掃除の時に捨てたよ。そうしたら毎晩夢に白い服を着た女性が現れたんだ。勿論告白したし、脱がそうともしたけど、触れなくて苦戦してたらいつのまにか見なくなった。残念だ。まぁ、僕の話はこの辺にしておこう。次はオル=トロスだ」
「どうしました?僕」
「自分のエピソードを入れてって」
「そうですか…では僭越ながら…」
「私はオル=トロス・クラフトという名前ですが、作者とはあまり関係がないただの模造品です。作者は話を作るごとにその世界に合った模造品を送って色々な諸事情を解決したり、解説役も担います。まぁ、殆どが番外編の時限定なのですが、今回は一人称視点になれるらしいので私自身も楽しみです」
「私の生まれから大学院を出るまでは省きますね。私は元々病院勤めのカウンセラーとして働いていました。そのかたわらで施設にも顔を出していましたが、ある時鈴音学園のスクール・カウンセラーとして働かないかというお誘いをいただきました。」
「ちなみに施設の中で抜きん出て異常な人間が僕でしたね。彼は黙っていれば意外にモテます。しかし、何故か彼は告白をされた瞬間怯えだしてしまうのです。ちなみに告白が成功しても同じことが起こります。これを放置しておけなかったという理由と、単純に常識感の欠如から彼を鈴音学園に入れようと思いました」
「暮らしは普通ですよ。独り身で一軒家というのも過ぎたものかもしれませんが、二階建ての家に住んでいます。時折生徒も来ますが、ろくな目的ではないですね…」
「後は口調だ。でも、口調はこうやって説明するしかないだろうと思ったから何か雑談でも入れてみよう」
「それならば教師と生徒の会話でもしておきましょうか」
「そうだね。先生、質問。何で女性用下着という存在があるの?歴史の中で不必要なものは淘汰されているよね」
「僕、もう黙っていなさい。あと、その答えは十波先生がご存じな筈です。それと、図書館の蔵書の中にエロ本を紛れ込ませるのはやめなさい」
「断る。ところで、僕には何か特殊能力をつけてくれないの?」
「釘と有刺鉄線で十分でしょう。とりあえず日常には困らないだけのスキルを与えていますからそれで何とかしなさい。最悪のことも考慮して【不死】もつけました」
「へぇー…厨二(笑)」
「主人公の殆どが持っているスキルですよ。表に出さないだけです。メタ発言はこの辺にしましょう」
「なるほどね。このくらいで話し方も分かったかな?」
「私に訊かれても答えかねますね。何もないよりはましとだけ思っておきなさい。」
「分かったよ」
「作った後に言うのもなんですが、こんな僕を使っていただけることはあるのでしょうかね…」
「そうそう居ないんじゃない(笑)。気長にいこうよ」
「ふむ…そうですね。では、私オル=トロス・クラフト…」
「僕を…」
「「よろしく」お願いしますね」
追加でクラスメイト(簡略化ver)
男子
■名前:蒼雅 隼騎
■年齢:16才
■好きなもの:美味しいもの
■嫌いなもの:不味いもの
■性格:穏和
■容姿:微妙な童顔で中の上
■趣味:茶道
■特技:氷と雷を発生させられる異能力を使える。が、作者によって封印状態
■生徒からの呼ばれ方:蒼騎
■環境:クラスメイト
■名前:紅流 紅兵
■年齢:16才
■好きなもの:パスタ、ピッツァ(種類は問わない)
■嫌いなもの:生魚
■性格:かなり砕けており、親しみやすい
■容姿:少し長めの黒髪を水で固定させている
■趣味:トランプゲーム
■特技:物質の接合を分子レベルで解く異能力を使える。が、作者によって封印状態で参加
■生徒からの呼ばれ方:コウ
■環境:クラスメイト
女子
■名前:御桜沢 葉香
■年齢:16才
■好きなもの:はちみつ料理
■嫌いなもの:青汁
■性格:天然気味のほわほわした性格
■容姿:ブラウンのセミロングヘアーで眠たそうな顔をしている
■趣味:華道
■特技:半重力の発生の異能力を使える。が、作者によって封印状態で参加
■生徒からの呼ばれ方:よーか
■環境:クラスメイト
■名前:羽雅 柚依
■年齢:16才
■好きなもの:食べられる柑橘類
■嫌いなもの:食べられない柑橘類
■性格:さっぱりしていて切り替えが早い
■容姿:ショートカットの黒髪、何故か常時夏みかんのような柑橘類の匂いがする
■趣味:オレンジをどこまで料理に使えるかの実験
■特技:果物系統全般の皮剥き
■生徒からの呼ばれ方:ゆーちゃん
■環境:クラスメイト
■名前 逆騎 離狗
■年齢:28才
■職業:購買の店長
■身長:175cm
■体重:64kg
■血液型:O型
■好きなもの:大体のもの
■嫌いなもの:敵
■性格:毅然としていて法より仁義に重きを置く。敬語ではないものの若干堅苦しい話し方を用いる。
■容姿:セミロングの黒髪に整いすぎた顔をしている。スーツに購買仕様のエプロンを着ている。
■趣味:人間観察
■特技:完璧な人間、エネルギーの支配、雷の発生の設定を持つが、作者によって封印状態で参加
■生徒からの呼ばれ方:店長、逆騎先生
■環境:“鉛筆の芯”から“核ミサイル”まで置いているという噂の鈴音学園の購買で店長をしている。出張などで教員不在の時はこの人物が代わって質問や問題などに答えてくれる。そのため一部からは先生と呼ばれている。
教員免許は所持していないものの、カリキュラムを慣れで知っているので教えることもできる。
この二人はアマネ・リィラ先生から預からせていただいたキャラクターです。
他の作者の方なので出展作品を上げます。
『恋愛講座~アマネの部屋~』
■名前:出木 天音
■年齢:25才
■職業:保険医
■身長:165cm
■体重:49kg
■血液型:AB型
■好きなもの:お酒、特に日本酒と焼酎、及びおつまみ。男であろうと女であろうと容赦なく美味しくいただく。人間大好き。
■嫌いなもの:空気を読まない男
■性格:基本的には真面目で丁寧口調だが、実際はお酒をこよなく愛する若干の変態。『保険医はエロく、そして同時に美しくなければならない』という信念の下、今日も今日とて楽しく過ごす。『恋愛講座』を開いているように、その方面においては教師陣からも頼られてしまうほど。基本的に頭がいいので、若干性質が悪い。
■容姿:ショートヘアーで、普段はメガネ着用。見た目だけなら、いわゆる『デキル女』。白衣を纏うとどんな服も地味に見えるのが最近の悩み。
■趣味:お酒。色んな銘柄を試す。また、教師陣の飲み会は大概この人が発案者。
■特技:その巧みなまでに表と裏を使い分ける術。本人曰く、『大人としての常識』
■生徒からの呼ばれ方:アマネ先生、先生、保健のセンセ
■環境:少し前まで彼氏と同棲していたが、現在はマンションに一人暮らし。両親は地方に住む。そろそろ長く付き合う人を選ばないといけません、とは本人談。
魔法少女リリカルなのは~優しい嘘~
■名前:神道 天龍
■年齢:23才
■職業:体育教師及び、生徒指導員。剣道部顧問。
■身長:178cm
■体重:57kg
■血液型:A型
■好きなもの:礼儀、秩序、勤勉さ、真面目さ、子供。
■嫌いなもの:無礼な人。仁義を通さないこと。
■性格:『礼には礼を、無礼には無礼を』をモットーとする体育教師。常に冷静沈着で敬語を用い、一部ではある種の目標とされている人物。しかし、融通が利く部分は多々あり、多少の校則違反は悪質でない限りは見逃してくれる。ただし、悪質であった場合は彼女と剣道で一騎打ち、体も心もボロボロにされる。
■容姿:非常に背が高く、スタイル抜群の美女。体育教師でありながらジャージ着用という状況がほとんどない。
■趣味:鍛錬。特に居合と薙刀術。後は、散歩。
■特技:居合。もはや達人レベル。というか、色々人間としてはおかしいスペックを誇る。
■生徒からの呼ばれ方:テンリュウ先生、師匠、マスター、サムライ先生(生徒間での通り名)
■環境:六畳一間のアパート暮らし。本人談、必要以上のものはいらないとのこと。両親は不在。彼氏もいたことはない。アマネとは仲が良く、しょっちゅうアマネが遊びに来る。
「これは、僕の運命が変わった(決まった)日の数時間の話だ…」
「――というわけで、僕は働いてみようと思うんだ」
今一通りの理由を説明して進路を決めているのは幸咲 僕。世間一般とは違い育ち方をしてきているものの中学校も無事に卒業できる期間までやってきた。
「そうですね、その言葉は私に働きたいと思わせるだけの理由です。ですが、それはあくまで言葉に過ぎない。本心は?」
今居る場所は孤児院【ヒイラギ】のカウンセリングルーム。机を挟んだ前に居るのはスーツに白衣を着たオル=トロス・クラフトというカウンセラーだ。家族よりも関係が深く、親友のような関係でもあり、師であり、今は相談相手だ。
「結婚したい」
「僕らしい…本心が聴けたところで本題に入りましょう。別に昨日今日で始まった話でもありませんし、僕、貴方には常識を学んでもらいます」
そう言って彼が机に置いたものは高校のパンフレットだった。
「何、これ?」
「中学生期間の勉学など、あってないようなものです。例えば、繭の状態の芋虫とも蝶ともいえない虫を取りだし、羽ばたかせても息絶えるだけのように、ある程度時間が過ぎた状態でしか身に着けられないことはあります」
この手の話は何度も“聞いた”ことがある。哲学的で、非現実味を帯びていても当てはまっているような胡散臭い説教じみた説得…
「ご高説は聞き飽きた。ここに行けって?」
「その通り。不可能な話ではないでしょう?」
「その通り。可能だよ、行く理由がないだけで」
今現在は既に他界している母親の生命保険が自分名義の貯金となっている。遊んで数年間を賄えるという程の量ではないが、高校に行くだけの余裕はある。奨学金やその他の法的措置を取ればかなり負担は少なくなる筈だ。
「では、私の言葉に従い高校に行きなさい。理由はこれで十分でしょう?」
強引なんていうレベルではないが、理由はできてしまった…
「理由はできた。行く気がない」
「この学校は中高一貫校の鈴音学園というところです。私もそこで働いているのは知っていますね?」
「勿論だ。そのせいで最近は会えていないからね。君と会えないのは最高に楽で、とても残念だよ」
「そこの女生徒は見目麗しく――」
「行こう。みなまで言う必要はない」
「そうでしょうとも。それと、もう一つお話があります」
そう言いながら封筒を机に置き、胸ポケットに入っているボールペンを取り出し、添える。これ以上何を訊くというのだろうか…
「なんだい?」
「まずは、ここの施設職員の方が事情により退職されることになりました」
自分は今まで生きてきた十五年の人生の内、十年間をこのヒイラギで過ごしてきた。当然退職する人間もそれなりに居たが、それがどうしたというのか…
「貴方に、ここで働いていただけないか。という相談です。その気があれば書類にサインをしなさい」
「え…?」
「鈴音学園で自分を高め、ヒイラギで手を差し伸べなさい。簡単ではありませんが、僕、貴方ならできるでしょう?」
自分が、誰かの助けになれる……
不意に胸に何かがこみ上げてくる。体も熱くなってきた。
「オル=トロス、やってみせるよ…でも、これ以上仲間が欲しいなんて絶対に思わない。今ここに居る全員がここを出たら辞めるぜ……」
オル=トロスは自分の話を聞いてか聞かずか、立ち上がり、部屋を出ようとする。
「その通りです。これはささやかですが、就任祝いです。差し上げましょう」
机に向かって一枚のハンカチが放られた…視界がかすんで取るのに少し手間取ったが、それを出ていこうと背を向けているオル=トロスが知るわけはなく、そもそも長い付き合いなので恥も何もない。
「待ってくれ。僕からも一つ、頼みがある」
「言ってご覧なさい」
オル=トロスは扉を開いている途中の後ろ向きのままで止まった。
「僕はこれ以上ここに入る仲間は要らない…その前にオル=トロス、君が最後の仲間になってくれ。僕と仲間を助けて、最後に僕と一緒に辞めてくれ」
涙(想い)があふれて普通のハンカチではぬぐいきれない。それでも、オル=トロスの背を見て言い放つ。
「いい…でしょう。気の済むまで付き合いましょう」
「それと、ハンカチの予備は持っておいた方がいい」
「さて?何のことでしょうかね…先に失礼しますよ」
この部屋はいつも誰かが居て、自分一人が残された部屋はいつもよりはるかに大きく感じた。
もう少し、もう少しだけ一人で居ることにしよう。
「僕は、君を頼るよ。オル=トロス・クラフト…」
空虚で孤独な筈の空間にこだまするだけの声はひどくむなしい。しかし、もしも彼が居たならば…きっと全て見越したような顔で了承するのだろう……