キャラ設定&プロローグ by天城
どうも!天城にございます!!
今回リレー小説に参加することになりました。
駄文になるかと思いますが、一生懸命頑張りますので、みなさんどうかよろしくお願いします!!
■名前:霧崎悠也
■年齢:16歳
■性別:男
■容姿:黒髪のナチュラルヘア、顔は整っている。
■趣味:料理、勉強
■性格:真面目な性格
■一人称:俺
■二人称:○○さん、君
■クラス:高等部二年D組
■特徴:とにかく大真面目である。遅刻はしたことはないし、忘れ物もしたことがない。ボランティア活動や献血運動には積極的に参加している。困っている人間を放ってはおけず、相談に乗ろうとしていることが多い。料理の腕は一流シェフ並のレベルである。言いたいことははっきり言うタイプである。
夏目由莉のことは由莉さんと呼んでいる。
■名前:夏目由莉
■年齢:16歳
■性別:女
■容姿:桃色の長髪
■趣味:アニメ鑑賞、ゲーム、ゲーセンでのクレーンゲーム、フィギア集め、カラオケ(ア二ソンしか歌わない)
■性格:お淑やかで、優しい性格(ただしアニメ関連の話題になると興奮する)
■一人称:私
■二人称:○○さん、君
■クラス:高等部二年D組
■特徴:学校ではお淑やかで、誰に対しても優しく接する美少女であるが、裏ではアニメ鑑賞やゲームやアニメのフィギアを集めるといった趣味を持っているオタク少女である。学校に居るみんなに、自分はオタクだと言うのが恥ずかしくて、未だに黙っているが、アニメの話になると熱く語ることや、カラオケでア二ソンを歌うなど、オタクがばれそうになることがある。ちょっとドジなところがあるが、そのたびに悠也がフォローしている。
霧崎悠也のことは裕也さんと呼んでいる。
■設定:霧崎悠也と夏目由莉は恋人同士である。とある事件をきっかけに裕也は由莉がオタクであるということを知ってしまった。由莉は裕也に『学校にいるみんなには知られたくないんです……!』と言い、困っている人を放っておけない裕也は、由莉はオタクだということを誰にも言わないと約束する。
二人の仲は良く、時々喫茶店に行って一緒にお茶を飲んでいることがある。
――プロローグ――
鈴音学園の下駄箱、そこで俺は一人の女性を待っていた。
その女性は俺にとっては大切な人であり、世の中の誰よりも愛している人である。
まあぶっちゃけ彼女だ。恋人だよ。
え?リア充爆発しろだと?勝手に言ってくれ。
おっと自己紹介を忘れていたな。
俺の名前は霧崎悠也だ。この学園では珍しい真面目な学生である。今までに忘れ物をしたことはないし、宿題もちゃんとやっている、とくに悪いこともしていない。真面目の中の真面目である。ちなみに趣味はボランティア活動である。献血もちゃんとやっているぞ。
さて、自己紹介が終わったところで、俺の彼女が来たみたいだ。
「悠也さん! ごめんなさい、待ちました?」
彼女のことも紹介しておこう。
彼女の名前は夏目由莉さんだ。お淑やかで、誰にも優しく、しかも頭がいい。完璧な女性というのは彼女のことを言うんじゃないかな。桃色の長い髪もよく似合っている。
「いや、大丈夫だよ。俺もさっき来たばかりだから」
そう言うと、彼女は安心したのか笑顔を見せる。
「そうですか。では帰りましょうか♪」
「ああ」
俺はいつものように、由莉さんと手を繋ぎながら下校することにした。手には彼女の温もりが伝わっており、その温もりを感じると、不思議なことにとても心が安らぐ。
由莉さんも俺と同じ気持ちなのか、笑顔でこっちを見ている。その笑顔はとっても可愛かった。
「悠也さん……」
「ん? どうした?」
「……大好きです/////」
「……俺もだよ……由莉さん……」
俺達はお互いに好意をもっている。多分俺は、この先どんな綺麗な女の子に出会っても由莉さん以外は愛さない。
俺の彼女は世界一可愛い彼女なんだから。優しいし、頭はいいし、綺麗だし、完璧な彼女だよ。
あ……でも……一つだけ問題があったな。
「あの……悠也さん……?」
「ん? なんだい?」
彼女の問題……それは……。
「帰りにアニ○イトに寄ってもいいですか? アニメのBDを予約しないといけないんで♪」
「ああ……そう……」
俺の彼女はオタクでした……。
表の顔はお淑やかな優等生。でも裏の顔は……オタクだ……。趣味はアニメ鑑賞、マンガ、ゲーム、ゲーセンのクレーンゲーム、フィギア集めである。
ちなみにこのことは学園のみんなには内緒である。
由莉さんの要望によって街中にあるアニ○イトに立ち寄ることになった俺達。店内に入ると、アニメ関連の漫画や雑誌、グッズなどが売ってあった。
由莉さんはアニメのBDを予約するために、カウンターのところに向かった。
……10分後
「悠也さん!! 大変です!!」
「なに? どうかしたの?」
大慌てで戻ってきた由利さんは、めちゃくちゃ興奮していた。
どうしてこんなに興奮しているのか、俺にはだいたい分かる。
おそらく、スイッチが入ったんだろう。
「このアニ○イト、アニメ漫画の限定版が売っていたんですよ!! キャーー!(≧∇≦) 嬉しいです♪ これで特典のフィギュアがゲットできます!! ここに寄って良かったですよ!!!」
「……由莉さん、嬉しいのは分かったから、もうちょっと静かにしようよ……」
店内に響き渡るほどの大声で言ったので、店員や客が『なんだあいつ……?』と言っているような目つきでこっちを見ていた。少し恥ずかしかった……。
「由利さん、その限定版を買うの?」
「はい♪ 特典のフィギュアが欲しいですから♪」
笑顔で言った由利さんは可愛いかった。オタクだけどやっぱり可愛いな。
「じゃあお会計を済ませて家に……」
帰ろうと言いかけた時、由利さんはとある物を発見したみたいだ。
「悠也さん! 悠也さん!! 見てください!! 一番くじですよ!! A賞のフィギアがめちゃくちゃ欲しい!!!!」
由莉さんのテンションはどうやらMAX状態みたいだ。いつも学園で見ている、お淑やかな彼女の姿はどこにも見えない。
由莉さんは一番くじを購入し、くじを開けてみた。すると由莉さんはプルプル肩を震わせながら、ガッツポーズをした。
「よっしゃぁぁぁぁぁーーーー!!!! A賞のフィギュアゲット!!! 超嬉しい♪(≧∇≦)」
よっしゃぁぁぁーーーー!!!!なんて学園じゃあ言わないな……。こんな由莉さんの姿を学園のみんなが見たら、お淑やかのイメージが完全に崩壊するな。
由莉さんはお会計を済ませた。これでやっと一緒に家に帰れる……と思ったが……。
「あ! あっちのフィギアも可愛い! 悠也さん、もう少し待って下さいね♪」
「え!? ああ……分かったよ……」
また待つことになるのか……。さて、今日はどれくらいかかるかな?確か……三日前は一時間待たされたな。今のところ最高記録は一週間前の三時間だ……。由莉さんのア二グッズの買い物は長いんだよな……。
そして待つこと……30分。由莉さんが戻ってきたが、その手には大量のアニグッズが入っている袋を持っていた。
「……由莉さん……何を買ったの……?」
「欲しいアニメグッズとフィギアとアニメのBDが見つかったんで、全部買っちゃいました♪」
すごく満足した笑顔だ……。それにしてもどれだけ掛かったんだろう?これだけの量だと一万は超えていると思うな……。
「ちなみに聞くけど、どれぐらい掛かった……?」
「えっと……五万以上」
「五万!? 買いすぎじゃない!!?」
「そんなことないですよ♪ 前には十万も掛かったことがあるんですよ♪」
由莉さんはアニグッズ、フィギア、アニメのBDの為なら十万も平気で出す人なんだよな……。財政がきつくないのかな……?
「お金なら大丈夫です♪」
本人がこう言うなら大丈夫だろう……たぶん……。
「じゃあとにかく帰ろ……」
「あ! 次にゲーセン寄りましょうよ!! クレーンゲームでフィギアを取りまくりましょう!!」
いったい俺はいつになったら帰れるんだろう……?
「あの……もしかして嫌ですか……?」
由莉さんは悲しい顔で聞いてきた。まったく……そんな顔で聞かないでよ……。ここで断ったら、彼女は悲しむだろうな……。
「……分かった……行こう……」
そう言うと、由莉さんは嬉しさのあまり、俺に抱きついてきた。
「ありがとう、裕也さん!!!! 大好き!!!」
ああ、俺もだよ。俺も由莉さんが大好きだ。由莉さんがオタクであっても俺の気持ちは変わらない。
由莉さんのことをこれからも愛していくんだ。
これから俺が語ろうとする物語は、鈴音学園に在籍している二人の男女、真面目な生徒、霧崎悠也とオタク少女、夏目由莉のちょっと変わったカップルの物語である。