キャラ設定&プロローグ byTR
初めての方は初めまして、そうでない方はご無沙汰しております。
駄文の執筆者のTRです。
今回は無謀にもリレー小説に参加させていただくことになりました。
出来る限り頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。
■名前:高月 浩介
■性別:男
■年齢:17歳(あくまで人間の年齢である)
■学年:高校二年B組(部活には未所属)
■身長:169㎝
■血液型:A型
■容姿:短めの黒髪に、眼の色は赤(ただし魔法使用時や吸血鬼化していないときは青)
■能力:『魔法使い』……文字通り魔力を憑代に様々な現象を引き起こす。
主に闇系の魔法を使い、並大抵の者では勝つことはできないとされている。
ただしこれは自分が『吸血鬼(人の血を吸う生命体)』であることを隠すための物。
■特技:破壊活動
■性格:どがつくほどの真面目な性格。
人当たりもよく、誰とでも気兼ねなく話せる。
但し妹の事になると人が変わったかのように攻撃的になる。
それは家族を心配するもので、決してシスコンではない(はず)
他にも不真面目な物に対しては、見下すような態度をとる。
人を傷つけることに躊躇もなく、一歩間違えれば殺人鬼の仲間入りとなる可能性大
■居住場所:人払いの結界内を構築してそこで生活をしている。
■一人称:僕
■二人称:お前(あるいは呼び捨て)
■名前:高月 久美子
■性別:女
■身長:160㎝
■年齢:16歳(あくまで人の年齢)
■学年:高校一年D組(部活は未所属)
■血液型:O型
■容姿:短く切り揃えられた青髪、眼の色は青(魔法使用時は紅くなる)
■能力:『魔法使い』……文字通り魔力を憑代に様々な現象を引き起こす。
主に光系の魔法を使い、防御魔法では誰も貫くことはできないとされている。
■特技:諜報、窃盗
■性格:兄とは違い、ややおおらかな性格。
言い方を変えると天然である。
特技が特技なだけに、よく兄弟げんかが勃発するが仲は良い。
但し腹黒く、その黒さは言葉だけで大の大人を屈服させるほどだ。
尚、彼女は久美子と呼ばれるのを嫌っており、親しいものは”久美”と呼んでいる。
いつもは暴れはしないが、本気でキレると浩介でさえも手がつかなくなる。
■居住場所:兄である浩介が構築した人払いの結界内で生活をしている。
■一人称:私
■二人称:OOさん(浩介のみ兄さん)
彼女は、浩介の本当の妹ではない。
ショートストーリ 兄妹のとある休日に
それは、彼らが鈴音学園に入る数年前の事。
場所は鈴音学園がある世界とは異なる、魔界と言う場所の彼らの自宅『高月家』だった。
「久美、入るぞ」
「どうぞー」
ドアをノックする黒髪の少年…浩介は部屋の主である久美の許可を取ってから中に入った。
浩介が中に入ると、久美は机の上で魔法陣を展開していた。
それを確認した浩介は興味な下げに視線を外すと、テラスへと続く窓ガラスから外を眺める。
「何か用? 兄さん」
「ああ、実は僕が大事にとっておいた魔導書が一個無くなってるんだよ」
浩介の言葉に一瞬久美の体が震えた。
もちろん彼がそんな些細な異変を見逃すはずもなかった。
「久美、ちょっと見せてもらうぞ」
「あ!?」
久美が防ぐよりも早く浩介は久美の頭上に手をかざすと、大きな穴を広げた。
「これ、無くなった本」
浩介の静かで冷徹な声が部屋に響く。
「やっぱりお前が異空間に隠してたのか」
浩介の目には怒りが込められていた。
ちなみに異空間と言うのは彼らのような魔法使いが持つ、特殊空間でありそこに物を置くことも出来れば、人が入ることもでき展開者が死なない限り確実に安全な場所なのだ。
「テヘ♪」
さて、浩介の怒りの形相に久美はお茶らけた風、に片手を頭に乗せて片目を開く舌を出した。
「さて久美。贖罪の時間だ」
「い、イヤアアアアア!!!」
この日、久美の悲鳴と浩介の怒鳴り声さらには、爆発音が響き渡ったと言う。
ちなみにこれはよく言う兄妹げんかだ。
規模が大きいのもまたこの二人だからだろう。
これでも二人は大の仲良しだ。
またこの日高月家は半壊に追い込まれ、浩介が家の修復をしていたというのは関係ない話だ。