プロテインを語ろう
作者は専門家では無いので、独学の知識と経験で語っております。
はい、マッスルマッスル(O゜皿゜O)
昨今のフィットネスブームでプロテイン市場も拡大し、コンビニエンスストアなどでも複数のプロテイン入り商品が棚に並んでいます。筋トレ、ダイエット、健康増進に様々な用途が語られるプロテインですが、果たしてプロテインはどう使うのが正確なのか、10代の頃からプロテインを使い、今やおっさんとなってもプロテインとお付き合いしている筆者が語っていきますm(_ _)m
本稿では
1 たんぱく質とは
2 リアルフードで取るたんぱく質
3 サプリメントとしてのたんぱく質
4 プロテインサプリの種類
5 ダイエットにおけるプロテイン
6 10代のプロテインサプリの是非
といった流れで語っていきますm(_ _)m
1 たんぱく質とは
たんぱく質は人間の三大栄養素の一つで主に筋肉を作るために必要な栄養素ですが、およそ30種類ほどのアミノ酸の中から数種類のアミノ酸が結合して出来たものです。
筋肉を作るために必要なアミノ酸は20種類以上あるのですが、その中でも9種類は体内で生成出来ないため、食事から取る必要があり必須アミノ酸と呼ばれます。
2 リアルフードで取るたんぱく質
必須アミノ酸をバランス良く取るためには植物性たんぱく質だけでなく、動物性たんぱく質も取る必要があります。これはロイシンやイソロイシンなどの必須アミノ酸の一部が植物性たんぱく質には含まれていないためです。ヴィーガンの方でも徹底されている方はアミノ酸サプリなどでとっているようですね。
食事から必要なたんぱく質を取る事はオーバーカロリー(食べ過ぎ)に繋がるため、主食の炭水化物や揚げ物などの脂質を減らしてバランスを取る必要があります。
3 サプリメントとしてのたんぱく質
プロテインはたんぱく質サプリメントですから、摂取した場合はそれ以外の食事を減らしてカロリーコントロールしなければ太ってしまいますが、手軽にたんぱく質を摂取出来る、リアルフードに比べ吸収が速く、血中のアミノ酸濃度の維持がしやすい、カロリーが計算しやすいので減量に便利といった利点があります。
4 プロテインサプリの種類
ホエイプロテイン
一般に良く知られている牛乳を原料としたプロテインですね。ヨーグルトの上澄みの半透明な液体がありますけど、あれがホエイです。
ホエイプロテインには製法でWPIとWPCがあり、コンビニなどで見かけるプロテイン商品はWPCが使われています。
WPI ホエイプロテインアイソレートの略で乳糖不耐症で牛乳を分解出来ずお腹を壊してしまう人向けの商品です。またWPCに比べ含有たんぱく質が多く、値段も高いのが特徴です。
WPC ホエイプロテインコンセントレートの略でアイソレートと違い乳糖を除去していないものになります。アイソレートよりもカロリーあたりのプロテイン含有が低く、糖質を含んでいます。
その他のプロテインサプリ
エッグプロテイン 卵で出来ています。
ソイプロテイン 大豆が原料でホエイに比べ吸収がゆっくりなため、減量や血中アミノ酸濃度の調整などに使います。
バグプロテイン 変わり種、コオロギなどの虫で出来ています、まず店頭では見ません。
5 ダイエットにおけるプロテイン
普通の食事にプロテインを飲むだけで痩せる。なんてのをテレビでやっていたそうですが、そんな訳はありません。たんぱく質はカロリーを含んでますから、食事の他にプロテインを飲めば太ってしまいます。
例えば、主食のご飯を半分にして、おかずを半分残し、替わりにプロテインを飲むなら痩せるでしょうが、それなら素直に食事を減らしますよねf(^^;
アスリートの減量など、元々体脂肪率が低く、カロリーコントロールを厳密に行う必要があるとか、仕事でどうしも、必要なたんぱく質摂取が難しいなどで使うべきですね。
因みに筆者は仕事中の昼食をプロテインドリンクかけたコーンフレークで済ましていて、職場では「猫の餌」と呼ばれています( ノД`)…
6 10代のプロテインサプリの是非
筆者は成長期の若者のプロテイン摂取に反対の立場です。私自身、ブレイクダンスのための体作りにプロテインを飲んでいましたが、勿論、飲んで効果が無いとは言いませんが、必要性が低いと思っています。
成長期は代謝が活発で、スポーツなどをしているのなら、かなりの量を食べても、太ることは無いです(太り易い体質はあると思いますが)むしろ、練習してしっかりとバランスの取れた食事を沢山食べて、良く寝る。これで体が作れますから、プロテインを取る必要は低いです。ジュニアユースの寮などでプロテインを常食させている所は無いと思うんです。白いご飯をいっぱい食べて、お野菜お肉お魚をお腹いっぱい食べて寝る。若いうちはこれが一番です。
勿論、フィットネス競技などで骨格筋量を増やさなければいけないとか、ハードゲイナー(消化吸収に問題があり十分な栄養を吸収出来ない体質)でいくら食べても必要たんぱく質を吸収出来ないなどの理由があれば別ですが。
最後に、年齢を重ねると代謝がおち、カロリーコントロールが難しく、肉などの消化吸収も出来なくなっていきますから、年を重ねたほうがプロテインとうまく付き合う必要があると思いますが、サプリメントに頼りきりの食事は危険です。
上手に適度に使いましょう( ≧∀≦)ノ
マッスルマッスル(O゜皿゜O)
健康に気を付けて使いましょう。
腎臓に悪いなどのエビデンスの低いデマもありますが、適度に使っていれば問題無いと思います。