転生前の話し合い? 4
前回。じぃちゃんが、こっち側が悪いので、何でも、要望を言ってくれ、と言って、終わったので、今回は、その続きからです。
じぃちゃんが、この件については、こちら側が悪いので、何でも言ってくれと言った後、姫絽が、質問をする。
「おじぃちゃん、質問なの。私達が行く世界って、どんな世界なのか、知りたいなぁ。じゃないと、要望も何も、決めれないよね。ね。友哉君?」
「うん。どんな世界に行くか、解らないと、要望も、上げようもないね。」
そんな、2人の言葉を聞き、じいちゃんが、2人の行く、世界の事を話し出す。
「姫絽と友哉が転生する世界は、魔法や精霊術のある世界、街から1歩出ると、魔物が、ウヨウヨ出る世界じゃ。儂ら、神はその世界の事を、ナノと呼んでおるが、その世界の者達からは、メノージと呼ばれておるようじゃ。その世界のカナメ国という。10の王家が1つの王家を支えておる国に、2人共転生する。どう生きるのも、2人勝手じゃが、その儂が体を作り与える影響で、もしかすると、2人共、エルフ族のハイエルフ種より、生きるかもしれん。」
そんな説明を聞き、姫絽達が、返事をする。
「へ!? そうなの? じゃあ、旅をしても、大丈夫なぐらいの要求をしても良いのかなぁ? どう思う? 友哉君?」
「良いんじゃないか。ある程度、要求しても。」
「うん♪ わかった。私から、先に、要求しても良いの?」
「お先にどうぞ! 俺は後で、じぃちゃんに、言わせて貰うし。」
「ありがと~。友哉君。」
そう言いつつ、姫絽が、珍しく抱き付いてくる。それに不審に思い、友哉が、姫絽に、聞く。
「どうした?」
「この体で、会えるのも、おじぃちゃんが、私達の新しい体を作るまでだと思うと、寂しくなちゃって、抱き付いちゃった。ごめんね?」
「ああ。なるほど……」
そう言いながら、友哉は、姫絽の頭を、撫でるのであった。
「おじぃちゃん。私達、決めました。私が、先に、要望を言って、友哉君が、後に、要望を言うと。なので、私から、言っても、良いですか?」
「うん。良いよ。」
「ありがとう。おじぃちゃん♪ じゃぁ、言うね~。①前世の記憶の所持。(ただし、あまり幼い時からあるのも嫌なので、ある程度の年齢で取り戻す。) ②全魔法+魔力∞ ③アイテムボックス∞ ④護衛術の学べる環境のある家。 ⑤友哉と、結婚出来るようにして欲しい。 ⑥病気に無縁の体。 ⑦家族仲が良好。 ⑧召喚獣が居るなら、可愛い獣系の子を大量に。 ⑨魔法以外の知識の所持+使用可。 ⑩自国・他国問わず、転生先の国や、獣人等の言葉が、分かる・話せる・書ける事以上! 多すぎかな?」
「ん~。友哉の要望も聞いてから、決めるわい。大丈夫じゃ。多少多くても、此度の件は、こちらの、過失100%じゃからの、問題ない。な、なんなら、じーちゃんと繋がる。ようにしても、良いんじゃよ?」
「え!? そうなの。おじぃちゃんとお話。お話。欲しいかも! お願いしましゅ。あ。噛んだ。痛い。」
「ふふふ。かわいいの姫絽。ナデナデじゃ。」
「あ。じいちゃん。ずりぃ。俺も、ヨシヨシ。」
「ホレ、次は、君じゃよ。友哉。」
次回、友哉の要望を、聞く。
所々に、誤字を発見、修正しました。(2024/12/29)