8-8 父、リンネと、王都へ。 2
前話が、長く、なったので、2話に、分けました。
王子が、戻って来るまで、王と、シュピーゲル、偶に、リンネが、話してますが、飛ばしてます。
☆ 10分後。エルフの、王子を、連れ、王子が、謁見の間に、戻って来る。
「父上、バンクラー卿、ソルト王子を、連れて、参りました。」
「ご苦労。」
「ありがとうございます。殿下。ソルト王子、初めまして。」
「王様、ひさしぶりぃ~。お呼びと、聞いて、来たよん! バンクラー卿、初めましてぇ~。」
「ん。待っておったぞ。ソルト王子。今度呼んだのは、そこの、バンクラー卿の、娘子がな、従魔契約を、結んだ事で、現在、熱を出して、寝込んでしまった様でな、治癒魔法を、使える者を、探しておるようでな、そちを、紹介するという、事に、なったのだ。事後省略に、なってすまないが、行ってくれるか?」
「良いですけど~。私より、師匠の方が、良いと、思います~。何か、あったので?」
「最初、トモキが、治療に、行くと、言ったのだがな。宰相以下、重役達が、「婚姻も、結んでいない、娘の為に、行くべきでは、無い。」と、騒いでな。トモキではなく、別の者が、行けば良いと、お主を、指名したのは、宰相じゃ。アホよな。何故、トモキが、治療に、行くと、言ったのか、分からんとは、お主の所の、信託の、重要度は、どれ程じゃ?」
「そりゃ~、どんな事を、置いてでも、ですよん!」
「じゃよな? それが、一度しか、受けなかったとしても、その者が、病に、臥せっている。 治せる者で、一番、トップが、行くとなるよな?」
「はい。 もしや、バンクラー卿の、娘様が、信託を、受けたので?」
「今度は、領の、問題だった為か、卿と、娘子に、信託されたそうじゃ。卿が、「娘子を、問題の、ある所に、連れて、行く事。」、娘子が、「問題解決の為の魔法を、信託で、教わった。」そうじゃが、今度のみ、一度しか、使えぬ、魔法だったそうじゃ。この場合、お主の所では、どうなる?」
「そうですね。その場合でも、重要度は、最高Lvですね。私どもの、エルフ領では、王族が、治療魔法や、治癒魔法を使い、治します。重役の方々、信託を、受けた者を、なんで、軽視、出来るのでしょう? 不思議です。」
「だよな? 軽視し過ぎだな? 何故だ? 信託について、学ぶ筈であろう? まぁ、良い。それと、今度、フェンリル殿にも、信託を、頂いたそうで、「教会が、余りにも酷いので、ステータスが、見える者が減り、また、罪を、犯している者に、印が、浮ぶので、しっかり、対応しろとの事。」だそうだ。」
「印が、浮ぶのは、エルフも、でしょうか?」
「どうだろう? リンネ殿、分かるか?」
『種族、関係無くだ。エルフは、エルフ族だが、人には、違いあるまい。今度は、全ての、人種に、罪の、印が、浮ぶ。神の言葉が、聞ける、魔獣達が、各、領地に、神の言葉を、伝える、使命を、おびている。我は、バンクラー領と、王都王宮へ、神の言葉を、伝える役目だ。それは、今度、終了したでな。この後は、自由よ。』
「と、言う事は、エルフ領でも、今頃、魔獣により、信託を、頂いていると、言うのですね?」
『ああ。エルフは、我ら、フェンリルを、信仰しておろう? なので、フェンリルが、向った筈じゃ。』
「ありがとうございます。」
『良い。神が、今度、信託を、授ける為、魔獣を、使ったのには、理由が、ある。魔獣の中にも、知恵が、ある者が、居るのを、分からせる事だ。冒険者が、魔獣だからと、倒しに、来る事も、ある。血の気が多い、魔獣は、良い。そうじゃ無い者まで、倒されると、生態系が、狂う。そこを、魔獣達は、見直して欲しい為、今度の、神の、*¹依頼を、受けたのだ。我は、岩戸に、入れられている、幼子達が、気になって、動けなくなってな、その時に、神から、依頼を、託された。』
「それで、ソルト王子、一緒に、来て、頂けますか?」
「勿論!」
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*¹ 依頼…魔獣達は、信託を、神からの、依頼と、言っている。 まぁ、神も、これ、伝えてくれる? お願いね~。としか、言わないので、仕方が、無い。
※ 説明の最初に、”信託を、授ける。”と、したのは、人間に、分かりやすく、する為です。作者が、意図して、使い分けております。誤字では無いので、誤字報告の、必要は、ありません。
はーい。お待たせしました。エルフ王族、ソルト王子、やっと登場させれた~。 ソルト王子は、若干、チャラめの、エルフを、作者は、イメージしております。難しい。
今回から、ソルト王子が、登場して来ましたが、まだ、何分、動き出したばかり、これからゆっくり、時間を掛けて、ソルト王子が、チャラ、チャラ、出来るか、頑張ります。
次回、8-9 ソルト王子と、屋敷へと、帰宅。(次回投稿予定日、2024/06/20)を、予定しております。
誤字を編集しました。(2025/01/19)
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