表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/67

8-6 岩戸に、到着、フェンリルと話す。

 実家を、出立してから、1時間後、私達は、フェンリル様の待つ、岩戸へと、到着したのだった。



 岩戸へと、到着した、私達が、見た物は、岩戸の、横に、伏せた状態でいた、フェンリル様と、岩戸の、中に、見える、幼体のフェンリル、1匹と、狐の獣人、1人の、計、2人と、岩戸の前に居る、狐達だった。まず、使徒として、私が、フェンリル様に、声を、掛けた。


「フェンリルしゃま、岩戸 開けれる者 待ってる 聞いた。神しゃま。*¹ 今回のみ(・・・・)、使える 解錠 呪文 教わった。開けれる。」


「ふむ。待っておったぞ。それにしても、小さいのぉ。お主でないと、いけない、理由わけは、聞いたか?」


「フェンリルしゃま。私、2才、小さい 普通。神しゃま、大人、悪い、考える。子供ならと、言った。本当、5才で、行けば良い、考えてた。フェンリルしゃま、見つけ、怒った、人に。神しゃま、一応、説明した。でも、不安なった、自身の、せいで、関係無い、人、襲われたらって。それで、5才に、教えるハズ、最近、教わった。私も、父しゃまも、貴族。護衛 必要。選ぶ、少し、時間、掛かった。ごめんなしゃい。」


「良い。それは、仕方無い。それはそうと、狐達も、最近、此処で、岩戸が開くのを、待つようになってしまった。岩戸の中に居る、子狐が、気になるみたいだ。早速だが、開けてくれるか?」


「いつでも良いケド、狐しゃん達、避けて ほしい。岩戸、私、触れる 必要。」


「これ。お前達、岩戸を開けれる者が、来たので、こっちに来ぬか。開けれぬ。と、言うておる。」


 『はぁーい。』


  狐達の、そんな声が、聞こえた。


「父しゃま、私、フェンリルしゃま 乗る。フェンリルしゃま、触れた 状態 ない、開かない。神しゃま、設定した 聞いた。フェンリルしゃま、よろしくでしゅ。」


「うむ。ほれ、乗せろ。人の子よ。」


「は、はい。失礼します。」


 そう、硬い言葉で、馬から降りた父が、私を、馬から降ろし、フェンリル様へと乗せ、自分も乗ろうとしていたが、そこに、私が、こう言った。


「父しゃま。フェンリルしゃま 乗る 必要ない。私、落ちる。フェンリルしゃま 守る 出来る。」


「うむ。風魔法の、応用じゃな。使えるぞ。じゃが、一応、もっと強く、握っとれ。」


「痛い、無い?」


「無いのぉ。大丈夫じゃ。」


「うん。」


 そう言って、岩戸に近付く、フェンリル様の耳元で、小声で謝った。


「…ごめんなさい。フェンリル様、神様、テル爺様が、なるべく、他の者が、マネ出来無い方法を、取れと言った。本当なら、私、一人で出来るんです。でも、今回限りと言っても、信用出来無いのが、大人で、人間であると、私、一人でやれると、私の誘拐リスクが、高まると言ってました。協力すいません。」


 小声で言った。その言葉に、フェンリル様は、念話を使ってこう言った。


『良いよ。私、フェンリルになる前、前世、人間だったから、人の悪い所、分かっているよ。協力してあげる。その変わり、岩戸を開けて、子供達を、従魔にしたら、私にも、名前、頂戴。従魔になるわ。』


「…分かった。ありがとう。リンネ。」


「着いたぞ。使えるか?」


「うん。岩戸に、手を置いて。モリード(解錠)。」


 そう言うと、岩戸が開いて来た。


「フェンリルしゃま、下ろす 出来る?」


「どれ。ほい。どうじゃ。」


「ありがと。まだかなぁ。」


「もうすぐじゃよ。ほれ。」


「あ。開いた。フェンリルしゃん、狐しゃん。起きて~。」


『う~ん。よく寝た。ピァーー。大きい犬。怖いよ~。』『…プルプル。怖いのー。』


 そう、可愛い声が、聞こえた。


「初めまして。小さい子達。神しゃま、頼まれて、迎え 来た。分かる?」


『うん。知ってる。神様から、「寝てる、貴方達を迎えに、人を寄越します。」って、聞いてた。』『聞いた―。』


「そうなの? 私 従魔 なる。聞いた?」


『うん。聞いてる。よろしくね~。』『しく~。』


「じゃあ、フェンリルしゃんを、リンカ。狐しゃんを、リナ。って、呼ぶね。」


『私、リンカ。ありがとう、主様。』『私、リナ。主人、好き~。』


 そう言って、くっついて来る、子供達。


「おお。従魔契約、結べたか。私も頼むぞ。」


「じゃあ、リンネ。って呼ぶね。」


「おお。ありがとう、主。それで、すまぬが。この狐達にも、頼む。」


「う~ん。リナの仲間? なる?」


『そうよ。』


「分かった。大人しゃんを、リン。子供達は、リカ。と、リク。って、呼ぶね。よろしく。」


『よろしくね。主。』『主~。リカよろ~。』『主。リクなのぉ~。』


「可愛い。」


 その一言を言って、私は、リンネに、飛び込むみたいに、倒れてしまった。

 *¹…今回のみ。 実際は、これ、以降、何時いつでも、何処どこでも、開けれるが、そう、バレない様。今回のみ。と言う、言葉を、使い。フェンリル(野生)、(大人)に、乗らないと、開けれないを、イメージ付けた。


 *¹…今回のみ。の、理由を、文中から、抜き出すと、「神様、テル爺様が、なるべく、他の、者が、マネ、出来無い、方法を、取れと、言った。」になるかな。この場合、「神様、テル爺様が、なるべく、」って、部分は、そんなに、重要では、無いので、無くても、通じるかな。


「」は、普通ボイス。主に、人語。『』は、念話・他、種族語。「…・『… から、始まるのが、小声。という、区分けに、この話では、なってます。


 ※ 今後も、この様に、使い分けるかは、今の所、決まっていません。

これに、近い、感じになる、もしくは、これに、落ち着いて行く、感じかなぁ。と、思われます。


 ___________________________________ 


 次回、8-7 岩戸の前で、倒れた、私を、リンネに、乗せ、父と、帰還。 (…side) 楽しみに~。(次回、投稿予定日、2024/01/25)を、予定しています。


 誤字を編集しました。(2025/01/19)


 面白い、続きが読みたいと、思って頂けたのなら、ブックマーク登録や、下の、☆で、ポイント評価を、頂けると嬉しいです。

 いいねも、ポチッってくれたら、なお喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ