6-1 ヒイロ、|爺ちゃん《テルデウス》と、話す。
…0才児診断を受け、10日後、爺ちゃんから、通信が、来た。
『ヒイロ、聞こえるかの? 爺ちゃんじゃよ~!』
〔聞こえるよ。お爺ちゃん。どうしたの?〕
『0才児診断の時、話せたら、話そうと言ったじゃろ。話せんくて、すまんの~。実は、色々あっての。*¹ まだ、寿命がある筈の子達が、2人、此方に、送られて来ての。その子達の世話で、手が、廻らんかった、すまんの。それと、此度の、0才児診断で、そちの、近くにある教会が、そちに、目を、付けたようなので、護衛で、天使を送るが、別の姿が、精霊じゃ。迎えてあげてくれ。』
〔わかった。待ってる。〕
それから、1日後、待っていたら、天使様が、来た。
【お邪魔しますわ。ヒイロちゃ~ん。】
〔天使様、こんにちわ? 早速、来てくれたの? 私は、貴方を、なんて呼べば、良いですか?〕
【ヒイロちゃん。こんにちわ! 私は、天使ではなく、精霊として、此方に、来ましたからね。精霊としては、水の精霊と言う事に、成っております。名前は、天使名が、サクリエルなので、近い名を、頂けませんか?】
〔サクリエル? サクラはどう? それで、あだ名で、「サクちゃん。」って、呼ぶの。〕
【良いですね。ではそれで。】
〔あなたの名は、サクラ。〕
【はい。サクラです。よろしくお願いします。】
〔やった~。繋がった~。サクちゃん。〕
【はい。なんでしょう。】
〔私の事、「ヒイちゃん。」って、呼んでくれる?〕
【喜んで。ヒイちゃん。】
〔神様から、教えて貰ったけど、守るって、どう守るの?〕
【普段は、精霊ですが、有事の際は、人型を、取ります。】
〔それは、堕天する事には、ならないのですか?〕
【ええ、なりません。堕天は、罪を、犯したのにも、関わらず、罰を、受けなかった者がなる。未来永劫の、苦痛です。私は、神からの、使命を、受けた者を、守る為に、使わされた者。立場が、違います。】
〔そうなんだ。痛い、ならないなら、良いの。〕
【他に、質問は、御座いますか?】
〔無いの。〕
【では、このまま、待機、致しますね。】
誤字を編集しました。(2025/01/18)
以上、6-1 ヒイロ、爺ちゃんと、話す。 でした。
次話、トモキsideのお話。で、5-2 母の思い (イナホ、side) です。お楽しみに~!(投稿予定日 2022/04/14)