転生前の話し合い？ 1
姫絽と友哉の為に、お掃除を終えた後、2人を迎えるために、神の間に戻ってきた。サクリエルと最高神がこんな事を言い出す。
「どうするサクリエル？もうすぐ、間違って私が許可した子達がここに来る。お前も残って話しを聞くか？」
「最高神様さえ宜しければ、残って私も話しを聞きとう存じます。」
「相分かった。」
そんな会話をしているうちに、2人が気絶した状態で転移して来たのであった。
＿ っん？ ここは？ ＿
「やぁ。友哉君で良かったかな？ ここは、神の間。その名をはざまという。君と姫絽君は、電車で通学途中、地震に巻き込まれ死亡し、ここに来た。そこまでは大丈夫か？」
＿ あ。そうだった。姫絽。姫絽は？ ＿
「姫絽君か？ ホレ、君の横じゃ。今は気絶しておる。怪我が酷いのでの。治療させておる。大丈夫じゃ。」
そう、変なジィさんに言われ、横を見ると、綺麗な顔の背中に天使の羽根が生えたお姉さんが姫絽の治療にあたってるのを見てホッとして、アレ死んだのに治療？なぜだと疑問が友哉に起きるのだった。それにさっきから喋ってないのに、自分の思ってることに答えられ、気持ち悪く感じ、それをジィさんに聞くのであった。
＿ ジィさん。 さっきからオレの心読んでないか？ ＿
「そうじゃよ。心読んでおるよ。すまんの。それとは別に、もう1つ謝らねばいけんことがあるのじゃ。聞いてくれるか？」
＿ ん？ いいけど。姫絽が起きてからではダメなのか？ ＿
「あの子は、先の地震で、だいぶ心が殺られておる。コレを話すともしかすると心が壊れ輪廻転生できんくなる可能性が高いのじゃ。なので、そちに聞いていてほしいのじゃ。」
＿ ん。 分かった。 聞く。
「サクリエル。その子に、私等の声や心が聞けん様、遮音結界を頼めるか？」
「最高神様。かしこまりまりました。遮音結界発動。 発動完了。」
＿ 最高神様。終わりました。 ＿
＿ ありがとう。その子を頼んだぞ。 ＿
＿ はい。 終わりましたら。解除と言えば消えます。 ＿
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「よしこれで、向こうには聞こえんぞ。」
「あー。」
と煩いぐらいの叫び声をいきなり上げる。友哉。
「痛いぞ。」
「ああ。すまん。ほんとに聞こえないのかと試してみた。すまんじぃさん。」
「良いよ。確認の為には必要な事じゃ。」
「ほんとに聞こえないみたいだな。で、もう1つ謝らないとならないことって？ それに、このままジィさんって呼んでて良いのか？」
「いいよ。なんか孫ができた感じで嬉しいわい。 もう1つ謝らねばならないのは、君達は私の部下が、書類を改ざんした事により、死亡時期ではなかったあの日に変更されたのじゃ。すまなかった。それを気付いたのは、死亡許可印を押した後だった為、君達は亡くなる事になった。本にすまん事をした。」
そう、最高神が土下座する勢いで、謝るのだった。
＿ んー。いいよ～。そういや俺達の持ち物とかはどうなるの？ ＿
「それについては、姫絽君が起き次第話そう。 君達の書類を改ざんした天使は罰を受けた。もうここには居ない。君達が行く予定の世界に魔物体(亜種)として裁きの岩戸に封印した。コレについては、姫絽君が起きても話さない。君達に関することは、今回、君に詳しく話したことを、姫絽君には伏せて、全責任は、私にする。」
＿ わかりました。 ジィさん。俺達の家族の事、分かりますか？ ＿
「わかるよ。ちょうど君達の死体が見つかって、泣き崩れてるとこじゃ。姫絽君と君の母君が肩を組み合いながら泣いておる。その後ろに、君と姫絽君の父君が、悲しそうな表情でお互いを慰めつつ、母君達も慰めておるよ。」
＿ そぅですか。見ることは出来ます？ ＿
「後で、姫絽君と見れば良いじゃろぅ。 此度の件、こちら、神の間の過失100％じゃ。それに、そなた達に残り寿命がまだあった事により、神の間からの決定で、そち達の家族に新しい命を授ける事になった。そち達と同じ性別にしたら余計に悲しむ可能性もある為。姫絽君の家族には、男子の子供を、君の家族には、女子の子供を、授ける事になった。コレも後で、姫絽君を交えて話そうか。そろそろ、姫絽君が起きそうじゃ。戻るぞ向こうに。」
＿ はぃ。姫絽の事、私の事、私達の家族の事、教えて頂き感謝します。最高神様。いや。じぃちゃん♪ ＿
「解除。」
「最高神様、おかえりなさいまし。どうでした？」
「ある程度説明した。後は姫絽君が起きてから詳しく話そうと思う。この子達に、何を言われてても。サクリエル。すまんが控えてくれるか？」
「左様ですか。わかりました。最高神様の横に控えさせて頂きます。」
↓変更前
「それについては、姫絽ひいろ君が起き次第話そう。 君達の書類を改ざんした天使は罰を受けた。もうここにはいない。君達が行く予定。コレも姫絽君が起きてから詳しく話すが。君達に関することは姫絽君には伏せて、全責任は、私にする。」
↓変更後
「それについては、姫絽君が起き次第話そう。 君達の書類を改ざんした天使は罰を受けた。もうここにはいない。君達が行く予定の世界に魔物体(亜種)として裁きの岩戸に封印した。コレについては姫絽君が起きても話さない。君達に関することは、今回君に詳しく話したことを姫絽君には伏せて、全責任は、私にする。」
と変更しました。
2020/02/13
所々に、誤字を発見、修正しました。(2024/12/29)
転生前の話し合い？ 1でした。
次回、姫絽が目を覚まし、友哉とじぃちゃんと話す？ お楽しみに～！
