2-4 トモキ、神《テルデウス》と、話す。 1
王竜の卵達と一緒に、この部屋で暮らし始めて、5日が経った頃、僕に、神からの、通信が、来た。
『トモキ、聞こえるかのぉ? 儂じゃ。爺ちゃんじゃよ。今朝、ヒイロに、信託を、下ろした。実は、今、ヒイロの領に、危機を、齎すかも知れない、存在が居てな。その者と、他にも、色々、頼んだんじゃ。だからの、トモキ、御主にも、やって貰いたい事が、ある。それはの、転移者の保護と、生活が、上手く行く迄の、支援。転生者の、調査じゃ。儂の、天界の天使が、やらかしたように、他の、天界でも、天使が、やらかす事が、多くなったようじゃ。儂ら神も、気を、付けているんじゃが、ミスを、犯す。儂ら神や、天使達が、やらかして、亡くなってしまった者には、必ず、神からの加護が付く、君や、ヒイロのように。でも、そうでなく、自分が、異世界の産まれだったと、思う、子達が、増えて来た。その子達の境遇は、酷い物で。親から見放されるだけ(家に居れるが、置物のような、存在。)と、言う物が、一番、マシで、それ以外は、地下牢に、監禁されるや、家から追い出される。果ては、協会に、引き渡される等、様々だ。それと稀に、異世界産まれと、思わしき、子を、産んだ。という事で、その子の母親まで、同じ目に合わせている所も、有る。だから、調査を、頼む。』
そんな、爺ちゃんに、僕は、念話で、こう言った。
【爺ちゃん、僕、産まれたばかり、まだ、何も、自分では、出来ないよ? 調査を、頼むって、どうしろと?】
その言葉に、神が、こう答えた。
『何。本格的に、動き出すのは、二年後からで、良い。それまでは、メノウと、カナを、使って、調べるが良かろう。本人達は、まだ、気付いていないが、転生者じゃ。地球からのな。調べてゆく内に、気付くじゃろう。自分達が、異世界からの転生者じゃと。それまでは、気長に、過ごしておれ。それと、王都に、転生者の、家族が居るので、気にしてやってくれ。』
【分かった。気にしとく。】
と、僕が、答えたのを、最後に、通信は、切れてしまった。
誤字を編集しました。(2025/01/15)
次回、閑話4-3 リトの、苦悩。お楽しみにー。
此処で、前回用意した。問題の、回答を、置いて置きます。
Q1、王竜 カナーリアナと、王竜の番 テルードリウなのですが、どちらが、年上でしょう?
A1、テルードリウ。理由…どっしりとしていて、駄目な事は、駄目と、言えるから。
Q2、王竜 カナーリアナは、出産して時間が経ってないのに、王竜の番 テルードリウに、蜜月に、連れ出そうとされてます。何故されてるでしょう?
A2、王宮で、暴れた事を、怒るついでに、子作りを、する為。王竜は、通常の竜種と違い、子を、捨てたり、子が、亡くなると、子を、宿す事の出来る、身体に、なるから。
1-7 王竜の育児放棄 1 (ジルーガ王.side)
上記のような、感じで、作っていたのですが、読み取れた、でしょうか?