1-7 王竜の育児放棄 3 (トモキ王子.side)
1-7 王竜の育児放棄 1・2 (ジルーガ王.side)を、トモキ目線にした物です。
読み飛ばして頂いても、問題はありません。
タイヨウが、王宮に来て、2日後、また、王宮が、騷がしくなって来た。メイド達によると、
「王竜様が、出産なされたのに、卵の近くで暴れていて、王様が、竜騎士長に、連れて往かれたらしく、王様、御無事で!」
と、喋っていた。僕は、王を連れ、王竜の元に向かった、竜騎士長を、少し恨んだ。これで、王が、帰って来なければ、ずっと、恨んでやる。とも思った。そんな事を思ってる内に、また、王宮が、騒がしくなったので、聞き耳を立て、聞いてみると、メイド達が、
「王様が、御無事だった良かった。竜騎士長が、王様を、そんな危険な場所に、連れて行った為、死罪になるやもと、王様が言われた為、王竜の番様が、竜騎士長に、褒美を、御授けになった事で、王竜様方の、御言葉が、聞こえるようになったそうよ。これでは、死罪に、出来ないわね。竜騎士長様。まぁ、すべて、上手く収まったみたいで良かったわ。」
と、話していた。僕は、王が、無事で、良かったと思った。そんな事を思っていたら、突然、王が、僕の部屋を、訪れた。訪れた、王の腕の中に、赤い卵と、青い卵が、見えた。その一瞬で、この卵達は、先程、メイド達が喋っていた、王竜の卵だと分かった。そんな折、王が、頭を下げた、メイド達に、
「良い。そのまま、世話を、続けろ。それと、今日から、この2つの卵も、面倒を、見て貰う事になった。この2つの卵は、王竜の卵だ。卵が、2つ産まれた事、片方の卵が、卵の段階で、番が居る為、王竜、カナーリアナ様が、2つ共の、卵の育児を、放棄してしまった。皆には、王子と、子、フェンリルの、育児も、任せて居るのに、苦労を、掛ける。」
と、言う王に、メノウが、こう答える。
「大丈夫です。乳母サヨと、乳母キサナ、乳母見習い サヤカ、そして、私で、見ておりますので、大分、楽になりました。乳母サヨと、乳母キサナで、勤務を、半分に分け、乳母が、居ないという事が無くなり、私は、乳母サヨの時に、此処に、居る事になりました。乳母キサナは、乳母見習い サヤカに、乳母としての仕事を、教えつつ、面倒を、見て居るので、そちらの方に、メイドを、2名程、派遣して頂ければ、問題ないかと、思います。後、子、フェンリル様は、「タイヨウと、名付けられた。」と、申されましたので、私達は、タイヨウ様と、呼ばせて頂いております。御年は、1才ぐらいと、申されておりました。」
その言葉に、王が、
「そうか、分かった。ありがとう。メイドは、厳選して選ぶので、暫し、待て。」
と、言い、僕に、
「トモキー。父だぞー。今日から、この子達も、一緒だ、仲良くなー。」
と、言って来たので、僕は、
「あーぅ。あーぃ。もーた。あーた。」
と、言って、あ、王が、聞いて、居たんだったと思ったが、何事も、無かったように、部屋から、出て行かれたので、王には、バレなかったようだ。まぁ、メノウ達には、少し、バレて、いるので、
「トモキ様、今、名付けしましたね。なんて、付けたのです?」
と、聞かれたので、念話を、飛ばしながら、赤い卵を、動かし、
【モミジと、付けた。赤い色が、綺麗だから、それと、今はまだ、メノウと、僕だけの秘密ね。この子、僕の番みたい、触って分かった。】
次に、青い卵を、動かして、
【アオ、透き通りそうな、青い色だったので、アオと、名付けた。この子も、多分、番居るね。触ったら分かった。多分だけど、この子の番、僕と同じく、人間だと思う。親竜が、この子に、番が、居ないと感じたのは、この子のスキルに、卵時から、人化や、獣人化が、無い事が、原因だと思う。これも、ナイショね。】
と、言い終わると
「分かりました。」
と、返事が、返って来たので、話は、ここまでと、なった。
如何でしたか? 上手く書けてるでしょうか? 結構難しい。
これからも、この作品をよろしくです~。
誤字を編集しました。(2025/01/15)
次回、次話、2-4 トモキ、神と話す。 1
お楽しみにー。