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1-7 王竜の育児放棄 1 (ジルーガ王.side)

 _王宮に、私の父で、元、国王だった。トールジーカ公が、訪問されてから、2日後(8月5日)、やっと、王宮内が、落ち着いて来た。元、国王であった、現、公爵の訪問と、伝説級である、SSランクの、フェンリルの幼体と、第1王子、トモキとの、従魔契約に、此処、2日、王宮内は、湧いていた。そして、大分、落ち着いて来た、今日、竜騎士長、ハロード伯から、「王竜が、卵を、2つ産みましたが、卵が、2つだった事が、気にいらないのか、卵の近くで、暴れており、このままだと、卵が、危ないので、王竜を、止めて頂けませんか? 王竜の声が、聞こえるのが、契約を、結んだ事のある、歴代の、王族のみと言うのが、痛手に、なりました。そのような、危険な場に、王である、ジルーガ様を、連れて行かなければ、いけない事を、お許し下さい。」と言われ、王竜の所へ、竜騎士長、ハロード伯と、2人で、向かった。着いてすぐ見たのは、王竜、カナーリアナに、王竜のつがいの、テルードリウが、伸し掛かっている、所だった。


 2竜は、こんな事を、言っていた。


『何で、何で、2つも、卵が、産まれるのよ。禁竜に、指定されるじゃない、1つ殺せば、指定されないわよね。1つは、卵時たまごのときで、*¹ つがいが居るとか、この卵を、潰せば、禁竜指定、されないわよね。』


『やめろ。つがいが、既に居る、卵を、殺すと、つがいが、竜種の場合、その卵のつがいと、その家族が、攻めて来るんだぞ。お前、王の、守護竜じゃないか、そんな事して、此処が、落ちたら、それこそ、人間の冒険者って、呼ばれる者達に、討伐指令が、出され殺されるぞ、俺は、お前に、死んで欲しくない。つがいだからな。それに、お前が、殺されたら、つがいである俺も、暴れる可能性があるから、討伐対象に、されるぞ。』


『それは、それで、嫌だけど、私、この卵達、育てたくないわ。1つは、卵時たまごのときから、つがいが、居るのよ。卵から、産まれる子が、雄だった場合、いくら親でも、嫉妬で、卵のつがいに、殺されるのよ。嫌だわ。どちらも、育てたくないわ。』


『わかった。2つ共、主殿に、どうにかして貰おう。主殿は? おぉ、もう来ておったか。主殿、すまないが、この、2つの、卵を、育てて欲しい。赤い卵は、つがいが、居るので、かなり、気を、付けて育てる事を、お勧めする。青い卵は、つがいは居ないが、王竜の卵なので、どの竜種も、育てたがらないと、思う。すまないが、頼む。私は、また、一月ひとつき程、コヤツと、*² 蜜月みつきを、楽しむとしよう。王竜の子は、いくら、居ても良いからな。それに、暴れた、お仕置きをしないと、今後も、こうなるやもしれん。任せた。』


 その言葉に、私は、


「了解しました。此方で、この、2つの、卵を、育てましょう。蜜月みつきになる前に、竜騎士長にだけ、御2人の言葉が、分かるようして、頂けますか? 此度こたび、御2人が、暴れている原因が、分からず、危険だと分かってて、此処に、私を、連れて来た、彼が、このままだと、被弾ひだんされ、死罪になる、可能性が、有ります。頼みます。」


『うむ。どれ、竜騎士長を、前に。』


「竜騎士長、前に、王竜のつがい様から、褒美の、授与だ。」


「はい。」


『爪で、触れる。許せ。』


「「爪で、触れる。許せ。」と、申されている。」


「はい。構いません。」


そんな、竜騎士長の、言葉を、聞いて、テルードリウが、触れる。


『これで、聞こえるかの。』


「はい。聞こえます。」


が、つがい癇癪かんしゃくで、竜騎士達に、迷惑を、掛けた。』


「いえ。大丈夫です。」


『其々《それぞれ》の、竜騎士達の、竜から後で、迷惑を掛けた、詫びがあるだろう。では、われは、コヤツを連れ、一月ひとつき程、蜜月みつきで、王宮を、離れる。我等われらが、居ない間の、竜の指揮は、黄の、第1所属の黄竜が、取る。何か在れば、その者に、伝えるように。行くぞ、カナーリアナ。』


『待って下さい。テルー。』


 と言い、去って行った。


「王竜達は、行ってしまったか。この卵達は、どうしようかの? 竜騎士達は、育てる事は、出来ないよな?」


「はい。竜達が、育てる事に、参加出来ないと、竜騎士達も、世話を、出来ないかと。仮にも、王竜の卵ですので、王竜の、匂いが分かり、卵の世話を、任された、竜騎士が、契約を結んだ、竜に、乗れなくなる、可能性が、ございますかと。」


「やはりか。では、どうするか。」


「王子様と、一緒に、育ててみては、どうでしょう? 王子様と、一緒に、育てて、人間とは、どういうものか、学んで頂けたらと、後は、王子様と、一緒に、育てる事で、卵から、生まれた時に、王子様を、見やすく、王子様を、親と思う可能性も、有るかと、存じます。」


「そうか。良し、そうしてみよう。では、また後で、会おう。私は、卵を、届けてくる。」

 ___________________________________ 


 *¹ つがいとは…相性の良い、相手の事。まれに、けものと、人でも、つがいになる事が、ある。けものと、人が、つがいとなった場合。けもの側に、人化スキルの取得が、絶対条件。


 *² 蜜月みつきとは…巣に、籠もり楽しむ事。別名を、子作りという。

 誤字を編集しました。(2025/01/04)


 今回は、ここまで、次回、1-7 王竜の育児放棄 2 (ジルーガ王.side) ★です。

お楽しみに~。


 そして、今回は、こんな、問題を、用意しました。是非、皆さん、考えてみて下さい。


 Q1、王竜 カナーリアナと、王竜のつがい テルードリウなのですが、どちらが、年上でしょう?

 A1、


 Q2、王竜 カナーリアナは、出産して、時間が、経ってないのに、王竜のつがい テルードリウに、蜜月みつきに、連れ出そうとされてます。何故、されてるでしょう?

 A2、


 読者の皆さんが、問題に、答えてくれるのを、楽しみに、待ってます。


 分かった方は、感想欄の、一言にて、送って下さいませ。


 回答期限は、次の話、2-4 トモキ、テルデウスと、話す。 の更新までです。


 2-4 トモキ、テルデウスと、話す。 の更新が、終わり次第、設定小説の方に、1-7 王竜の育児放棄の、設定を、載せますので、そこが、期限となります。


 此処ここの、答えについては、2-4 トモキ、テルデウスと、話す。 の後書きで、載せます。更新を、お楽しみに~。

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