閑話4-2 |神の間《はざま》の神に、相談 2
少し戻って、メーファンが、神と、連絡を、取っている頃。
* お金の単位。
10A-10円。鉄貨1枚。 100A-100円。銅鉄貨1枚。 1,000A-1,000円。銅貨1枚。 10,000A-10,000円。銀銅貨1枚。
1N-100,000円。銀貨。 10N-1,000,000円。金貨1枚。 100N-10,000,000円。金銀貨1枚。
A-Ani。 N-Nen。 と言う、貨幣です。
Ani=ロッケルド・アニーが、作った、貨幣。Nen=メロニード・ネルネ・モンが、作った、貨幣。で、庶民が、良く、使ってるのは、Ani貨幣の方で、Nen貨幣は、豪商や、貴族。上位冒険者が、使っている。と思って下さい。
貨幣の、制作者が、其々《それぞれ》、違う為、今の所、貨幣の単位が、一致していません。誤字ではありませんので、あしからず。
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(ハレーション.side)
今日は、妻、メーファンが、体調が、少し、悪いと、言う事だったので、冒険者活動を、休ませた。その為、私は、娘、マイと、一緒に、ゴブリン退治に、エルフィアの森に、訪れていた。
今回、私と、マイが、受けた依頼は、エルフィアの森に居る、ゴブリンの討伐と、エルフィアの森に、沢山、生えている、薬草の採取。
依頼書
・ゴブリン討伐
エルフィアの森に、ゴブリンが、出たようだ。討伐して来てくれ。
報酬は、5体で、30A。(冒険者ギルド)
・薬草採取
エルフィアの森に、ゴブリンが、出た為、怖くて、薬草採取に、行けなくなった。私の代わりに、薬草採取を、して来てくれ。
報酬は、10本で、200A。(リーリン薬屋)
今回、この依頼を、受けたのは、ゴブリンに対する、マイの、行動力チェックと、薬草の、採取の方法が、ちゃんと、出来てるかの、確認の為、受けたのだった。ゴブリン退治と、薬草採取を、終えて、家に、帰宅するのであった。
家に帰宅すると、メーファンが、「晩ご飯食べ終わったら、父さんと、話があるから、リトと一緒に、オフロ入っててくれる?」とマイに言い、それに対して、マイが、「分かったー。リトと、一緒に、オフロ~♪」と朗らかに、歌うように言ってた。そして、晩ご飯を食べ終わった後、マイは、自分の食器と、リトの食器を、シンクに置いた後、リトに、「リト、オフロ行くよー。おいでー。」と呼び掛けながら、「オフロ~♪」と楽しそうにしていた。私は、これから聞かされる話が、怖い事で無いのを、心で、秘かに祈っていた。妻も、食器を、シンクに置いて、此方に、戻って来ると、何やら、覚悟でも決めたように、ポツポツと、話してくれた。
「私ね、最近、階段の下りに、恐怖を、感じるようになっちゃって、それで、私、あの時、リトを連れて、異世界転生を選んだ時、ちゃんと、許した筈なのに、何故、身体は~って、思ってしまって。どうしようも、なくなってしまって、テル父様に、手紙で、相談したの。『テル父様、私達を転生させて下さり、有難う御座います。転生させて下さってから、4年、経ちました。私達は、カナメ国王都で、家を借り、冒険者として、暮らしてます。最近は、大分、落ち着いた為か、階段の下りが、非常に、恐怖を、感じます。以前の、身体では無いのに、恐怖を、感じると言う事は、やはり、心が、リトを、許して無いのでしょうか? テル父様、私は、どうしたら良いのでしょう?』と、私のアイテムボックスの、テル父様用フォルダに入れ、2時間ぐらい経った頃、テル父様用のフォルダから、通知が、出ている事に気付き、見てみると、テル父様からの、手紙が、届いてたの。手紙を、読むと、『メーファン、手紙を、送ってくれて、有難うのぉ。手紙、読ませて貰った。きっと、暮しが、落ち着いた事で、心が、そういう風に、持っていってるんだと、思う。君は、ハレーションと、結婚してるのだから、子を、儲けたらどうだ? きっと、今よりは、良くなるぞ。でも、出産が、心配か? 王宮に、儂が、転生させた子が、居る。今は、まだ、0才で、何も、出来ないが、いずれ、頼りに、なるだろう。頼ると良い。そして、君も、ハレーションも、マイも、王宮に、転生させた子も、普通の人より、長く生きる。王宮に、転生させた子は、エルダーエルフより、長く生き、神になるかも、知れない。君達は、ハイエルフ種と同等か、少し上ぐらいの、寿命だと、思われる。新しく、子を、生む場合、その子は、エルフ種ぐらいの、寿命だと、思われるが良かろう。
辛く苦しい事を、押し付けるようで、すまない。それと、以前、下界を、見た時に、ハレーションを、見させて貰った。彼の心残りも、解決したと、手紙を、書いて送ったが、ハレーションから、手紙が、来ない為、届いてるかどうか、心配だ。一応、手紙を、送ったと、伝えておいてくれ。』と書かれてたんだけど、まず、聞かせて、貴方の、心残りって何?」
「_!? えっとー、心残りと言うか、想いだよ。俺さ、ずっと、俺達の両親、知り合いに、夢で、俺達が、一緒に、仲良く、暮らしていると、教えて上げて下さい。今でも、心配してそうです。と、想っていたのを、俺を、見た時に、感じたんだと、思う。」
そう、テレながら、話した。
「そうなんだ。ごめん。てっきり、私、前の世界に、貴方の恋人が居て、その人が、此方に、来る事になったのかと、早合点をしてしまって、あんなに、捲し立てるように、貴方の、心残りって何? って、聞いてしまって、恥ずかしいわ。」
そう、顔を、真っ赤にしながら、テレている、妻を、見て、ああ、自分は、本当に良い、妻を、持ったなー。と、染み染み、思うのであった。そんな時に、妻が、「あなた、後で、テル父様に、手紙、書きなさいね。心配させてるのだから。それと、子を、儲ける、儲けないについては、どうします?」と言ったので、
「そうだな、マイの下に、子が、出来るのは、良いかも知れない。教育上の観点から、俺は、必要だと思う。となると、何時、産むかになって来るのか、王宮に、転生させた子を、頼って良い、とは言え。まだ、0才じゃな~、その子が、親に、話せないし、無理だろう。2~3年後に、子を、儲けるてのは、どうだ? その間に、マイに、新しく、子を、産み育てたいと、言う事だって出来るだろう。そうしようか? そして、追々《おいおい》だ、今すぐって訳ではないが、マイに、寿命の事を、話そう。今日は、そうだな~。マイに、爺様から、元気にしてるかー。と、手紙が、来ていた事にして、明日の朝、皆で、爺様に、手紙を、書こうと言うか。」
「そうですね。そうしましょう。」
妻に、そう言われたので、俺は、この話は、これで終わりなのだと、納得して、オフロに、向かった、そこには、オフロに浸かって、出たばかりの、娘が、居たので、「風邪引かないように、ちゃんと、拭いて、寝なさい。」と言って、オフロに、入りに行った。
誤字を編集しました。(2025/01/03)
次話、閑話4-2 神の間の神に、相談 3です。お楽しみに~