1-6 元国王の訪問 2
前話では、子、フェンリルを、元、国王が、王宮に、連れて来た所まで、話した所で、今話では、その続きから。
(ジルーガ王.side)
「それで、どうするのです? 父上?」
「そりゃ、孫に、会いに、行くさ。行って、この子を、あの子の、従魔に、する。あぁ、そうだ、リリンナも、あの子の、従魔を、探してる。もしかしたら、リリンナも、連れて来るかも、知れん。」
「母上もですか? 分かりました。何時、来られても良いように、騎士達に、伝えておきます。息子に、会いに、行きますか?」
そう言って、王子付きメイド、メノウを、呼ぶように、近くにいた、メイドに、言い付け、私は、父上と、もう少し、会話を、した。
「父上、先日、教皇様が、来られたので、王子の、出産に、立ち会った者、全員を、調べて頂いたのだが、なんと、私に、風の精霊。ソナーダに、緑の精霊と、水の精霊。アオイに、空の精霊。カナタに、光の精霊。サナに、空の精霊と、闇の精霊。乳母サヨに、水の精霊。王子付きメイドの、メノウに、光の精霊と、闇の精霊が、新しく、付いて居た。
そして、0才児診断がある為、見て貰ってない、王子と、イナホについても、精霊が、付いて居るだろうと、教皇様に、言われた。王子付きメイドは、このままだと、教会に、連れて行かれる、可能性が、在りましたので、シンドラ伯に、渡りを付け、シンドラ伯の、養女にする体で、進んでます。
なお、今回見つかった、新しい精霊。緑・空・闇の、各、精霊に、付いては、どんな、精霊か、分からない。と言われました。」
「なんと!? 新種の精霊か? だが、どうして、教皇様に、調べて貰ったのじゃ? お前も含め、ほぼ、全員とは、どうしてなのじゃ?」
「それはですね…。息子《王子》が、産まれたと聞き、皆で、イナホを、祝っている時に、精霊の祝福が、発動しましてね、あれは、浴びると、全員、もしくは、数人に、新しく、精霊が、付く物だと、知って居たので、一応、全員(メイド・乳母)含めて、調べさせたかったんです。メイドや、乳母は、調べるのに、お金が、掛かると言う事で、断ってましたが、王命で、受けさせました。そしたら、この結果で、王子付きメイドは、光の精霊を、持ったと言う事で、教会に、引き取られ掛けましたが、王子を取り上げた、王子付きメイドを、取られては、困る。それに、この者には、王子付きになるに当って、相応しい家の、養女に、なる事も決まっている。と言ったら、引いてくれました。」
「でかしたぞ。乳母は、どうするのじゃ? 精霊付きは、守りも、必要じゃろ?」
「そうですね、乳母は、夫が、騎士となった時、騎士のままで、貴族位は、与えてなかったので、王子の、筆頭騎士になる為、子爵位を与え、領地等を持たない、内爵位とし、乳母自身は、内子爵夫人で有りながら、筆頭乳母と言う、位を、与えては、どうかと、思います。」
「そうじゃな。それが、良いじゃろ。」
そんな話を、していると、先程、王子付きメイドを、呼びに行った、メイドが、王子付きメイドを、連れて、部屋に、入って来た。
「失礼します。王子付きメイド、メノウを、連れて参りました。」
「失礼します。王様が、お呼びと聞き、参りました。」
「うむ。2人共、ご苦労。メノウよ、此処に居る、我の父と、子、フェンリルを、王子の所まで、案内を、頼む。」
「承知致しました。王の、父君様と、フェンリル様、案内しますので、参りましょう。」
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(トモキ.side)
僕の、父様の父様、つまり、爺様が、城に、来たと、皆が、噂して、2時間弱ぐらい過ぎた頃、僕付きになった、メイド、メノウに、父様が、呼んでいるので、来るようにと、メイドが、呼びに来ていたが、今日は、乳母サヨが、週に、1度の、休みの日で、居ない為、メノウが、僕から離れる間、見れる者が、居ないかと、探し、乳母サヨの娘で、乳母見習いのサヤカと、その、サヤカに、乳母とはどう言う、仕事か。乳母としての、仕事が無い時は、どういう仕事を、するのか。を、教えてる、乳母のキサナが、居たらしく、その2人に任せて、呼びに来た、メイドと、一緒に、2人で、父様の元に、向かったらしい。
乳母キサナと、乳母見習いサヤカは、2人が、出て行った後から、僕を、見始めた。
※此処からは、乳母キサナと、乳母見習いサヤカを、一時的に、キサナ、サヤカと、表示します。
キサナは、サヤカに、幼児は、泣く事で、怒ったり・悲しんだり・お腹が空いたり・オシメが、濡れている事を、伝えようと、してくれてるので、怒ったりしないように、まぁ、貴方自身、母の産んだ子、つまり、貴方から見たら、妹や、弟達ですね。その子達の、面倒を、見れて居たみたいなので、大丈夫でしょうが、まぁ、気を、付けなさい。と、言っていた。他にも、乳母に、なるに当って、必ず、1回は、出産を、経験する事も、必須だと、言っていた。
そんな話をしながら、僕を、見ていた、2人、部屋に、ノックが、聞こえ、キサナが、「どうぞ。」と言うと、部屋の、扉が開き、爺様? と、思われる人と、小さい、フェンリルが、入って来て、その後に、僕のメイド、メノウが入って、扉を、閉めた。そして、爺様と思われる人が、「この子が、私の孫か?」と聞いて、メノウ達が、『そうでございます。』と答えると、「孫とは、本に、可愛いのぉ。抱いてみたいのだが、良いかね?」と聞く、爺様に、「子の持ち方は、分かりますか?」と、メノウが、聞くと、「息子達や、娘達を、産まれた時や、幼少期に、抱いたぐらいじゃからのぉ。ベットから、持ち上げるのを、頼んで良いかね?」と、メノウ達に、言って、キサナが、「トモキ王子様、失礼しますね。」と言い、ベットから持ち上げ、爺様の、腕の中へと、入れて貰った。爺様の持ち方が、僕には、すごく、気持ちが良く、笑って、疲れたからか、爺様に、抱かれたまま、眠ってしまった。
誤字を編集しました。(2025/01/02)
1-6 元国王の訪問 2 如何でしたでしょうか? 次回、1-6 元国王の訪問 3 お楽しみに~!