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1-5 トモキの事に、ついて (メノウ.side)

 産まれたばかりの、トモキ王子を、イナホ様の、ベットの近くにある、幼児用のベットに、入れ終わろうとしている頃、この部屋に、乳母うばサヨの、娘のサヤカと、メイドのカナが、入って来た。


 2人が、言うには、王子である、「トモキの、出産時の事を、聞きたい。」と、乳母うばサヨと、私、メノウが、呼ばれているそうだ。トモキ王子を、お産みになった、イナホ様は、体調の事をかんがみて、後日、王と、話される事に、なったらしい。


 私は、乳母うばサヨと、2人で、イナホ様以外の、王妃様達や、側妃そくひ様と、王様が、待っておられる、会議室に、向かったのだった。


 会議室に入った、私と、乳母うばサヨに、王様が、「席に、掛けよ。」と、申されたので、有り難く、掛けさせて頂いた所で、私と、乳母うばサヨに、「精霊の祝福以外で、変わった事は、なかったか?」と、聞かれたので、王子様が、王妃、イナホ様から、お産まれになってすぐ、王妃、イナホ様の、体調が、少し、悪くなっていた所に、回復魔法、もしくは、治癒魔法を、掛けていた事を、ご報告差し上げると、皆様、一様に、驚いておいででした。


 そして、乳母うばサヨからは、王様に、


「王妃、イナホ様は、出産直後、少し、体調を、お悪くしたみたいですが、それも、王子の魔法により、良くなられたようですが、出産して、日も、経ってませんので、過度かどな運動や、ご公務を少し、避けた方が、良いかと思います。王子は、魔法を使った以外は、特に、問題も無く、健康、の物でしょう。」


 と、申しておりました。


 それで、王様が、


「王子の、魔法使用の件は、他言無用とし、精霊の祝福については、あの場に居た、全員。もしくは、誰かしらに、新しく、精霊が、付いた可能性が、ある。」


 と、お話になられ、王子と、王妃イナホについては、王子の、0才児診断時に、まとめて、調べる事に、その他の、王妃様達や、側妃そくひ様、王様と、メイドである、私と、乳母うばサヨについても、2日後の、午後、2時に、王宮へ、教会の、教皇様が、来られるので、本日、集まった、此処ここ、会議室に通すので、全員、見て貰うようにと、言っていたので、お断りしようと思い、言ったら、


「精霊の祝福は、平民で在っても、身分を、保証される、凄い物だ。ちゃんと、診断して貰って、精霊が、付いていれば、貴族の養女になって、貴族に、嫁ぐ事が、出来るかも、知れない。乳母うばは、嫁ぐとうは、無理なので、新しく、家名を、与えれるかもしれない。大丈夫、安心しなさい。」


 と、仰られ、他の王妃様達や、側妃そくひ様も、


『私達だけじゃ無く、一緒に、受けられる方も、増えて嬉しいわ。』


 と、言っておられました。


 そして、王様が、


「これで、精霊の祝福の件も、片付いたな。まだ、忙しい所、呼び出して、すまなかった。また、2日後、よろしく頼む。」


 と、言われたので、私と、乳母うばサヨは、


『はい!』


 と、返事をし、部屋から、退出したので、その後、どんな話が、あったかまでは、知らない。きっと、知らない方が、良いのだ、と、その後の、仕事へと、戻ったのであった。

_____________________________________


乳母うばサヨ


年齢.38


 ジルーガ・カナメ・ペンドルドが、第1王妃である、イナホ・カナメ・ペンドルドの、出産に、合わせて、王様の、父上様《先代 王様》の、所に居た、乳母うばの中で、第1王妃に、年齢が、一番近く。出産経験もあって、第1王妃が、出産した後、母乳ぼにゅうが、出なくても良いよう、代わりに、母乳ぼにゅうが。出る事を、条件に、探した為、当てはまったのが、この人。

 長女で、乳母うば見習い サヤカ 22歳。長男で、騎士見習い ヨハン 19歳。次女 サイカ 15歳。次男 ヨシン 12歳。双子で、3女の サイナ 1才。双子で、3男の ヨキ 1才。の6人の子と、夫 キハイン 39歳。の7人と、王宮へと、移って来た。


 成人して、見習い仕事を始めた、長女と、長男以外は、成人してなく、王宮の、寮で、暮らしている。次女に、関しては、成人してるが、一番下が、1歳と、幼く、2人も居るし、次男だけでは、苦労するだろうと、見習い仕事も見付けずに、手伝っている。夫の、キハインは、サヨが、乳母うばとして、王様の、父親様の、宮から、王宮に、移った際に、王宮騎士として登用され、家族である、7人と、自分の分を入れた、8人分の、給与を、貰える事になり、成人していて、働き先が、決まってなかった、3人に、其々《それぞれ》、見習いの仕事を、貰える事になったが、次女は、「一番下の子、2人が、幼いので、もう少し、成長してからでも、見習いとして、雇って頂けますか?」と交渉し、今のように、なっている。


乳母うばサヨの娘 サヤカ


年齢.22


 両親、(兄弟・姉妹)達と、一緒に、親が、王様の、父親様の、宮から、王宮に、来るように、言われた際、家族全員で、移って来た。移る前から、成人してたものの、母、サヨが、父、キハインとの、子を、作り、家事に、負われてた為、中々、見習い仕事を、始める事が、出来ず、王宮へ。


 王宮に来た時、王様から、母が、第1王妃様の、乳母うばになる事が決まった事、父が、王宮騎士として、登用される事、見習い仕事を、始めてなく、今まで、下の、子達の世話や、家事に、負われていた、私達、成人組に、個々《ここ》、其々《それぞれ》の、見習い仕事に、付ける事を、約束してくれたが、次女が、次男を、心配して、「わたくしに付いては、もう少し、見習い仕事を、先延ばしにして、頂けますでしょうか? まだ、1才の、双子の子を、弟だけでは、見切れ無いと思いまして、お願い申し上げます。」と、言った時には、いくら、王様が、優しいからと、言っても、処罰されるのかと、ヒヤヒヤしたらしい。


 そして、無事に、乳母うば見習いとして、仕事が始まった。


 する事は、前と変わらず、小さい子の、面倒を、見る事。オシメを、変えたり、ミルクは、上げる事が、出来ないので、抱き上げて、部屋の中を、回ったりと、簡単な事のみを、やっている。


メイド メノウ


年齢.22


 王子が、産まれる前までは、王宮の、メイドとして、働いていたが、王子が、産まれた時、王子を、取り上げた事が、原因で、王子付き、メイドに、なる。


 昔から、王宮では、子を、取り上げた者が、その者付きに、なる事が、多かったが、メイドからは、初めて、誕生したらしい。これからは、出産は、女性のみで、行う為、メイドが、付く事が、多くなると、王様が、言っていた。


 なんと、出産を、いくら、医者でも、男には、診させたくない。と言う、王様の、妻好きからなる、言葉だった。


メイド カナ


年齢.22


 孤児で、王宮の前で、泣いていた所を、王宮の、王様付き執事の、カイに、見付けられ、保護され、カイの、娘として、王宮にある、カイの、部屋で、育てられた、女の子。


 拾ってくれた、父である、カイは、カナを、育てながら、第1王妃付きメイドの、ナナと、愛を、はぐくみ、王子が、産まれる、2年前に、ナナが、身籠みごもっている事が、分かり結婚。無事、出産し、父、カイ、継母《母》、ナナ、弟、カイン 1才。と、仲良く、暮らしている。

 誤字を編集しました。(2025/01/02)


 次回、閑話4-1 神の間(はざま)での、一幕 1


 此処で、お知らせです。次回の、閑話4-1 神の間(はざま)での、一幕 1 は、12/31 木曜日、0時、その次の、お話、閑話4-2 神の間(はざま)での、一幕 2 を、年明け、2021/1/1 0時に、投稿しようと、思っております。


 ちなみに、2話共に、小説家になろう! と、エブリスタで、同時投稿とします。


お楽しみに~!


 少し、早いですが、この作品を、見てくれてる人達に、素敵な、クリスマスイブで、ありますように!

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