閑話3-1 姫絽達家族の、日曜日。
この話は、神の間章であった、閑話 姫絽・友哉の、家族の、次話に、なります。知らない方、又は、忘れた方は、神の間章の、閑話1-1、もしくは、閑話1-2を、読んでから、読まれる事を、お勧めします。
姫華.side
テルじぃや、姫絽、友哉君と、話してから、数日、私達家族は、学校からの、呼び出しが、あった為、友哉君の、家族と、一緒に、学校に、来ていた。
学校の、職員室に、友哉君の、家族と、一緒に、入ると、そこには、4人程の、先生が、居て、その中の2人が、別室に、行きましょうか? と、お互いの家族に、言ってきたので、同じ事を、話すだけなら、一緒で、良いと、奏さんが、言ったので、皆で、一緒に、別室へと、来た。
案内された、部屋に、入ると、どうぞ、座ってください。と、言われたので、座ると、1人が、どっかに行き、もう1人が、話し始めた。
「まず、この度は、姫絽さん、友哉君の、2人が、お亡くなりになった事、改めて、ご冥福を、お祈りします。この度、2人の、家族の方を、お呼びしたのは、修学旅行に、ついてなのです。
お二人と、同級生の学生達が、「どうしても、亡くなった、2人の写真と、一緒に、回りたい。出来れば、一緒に、卒業を、迎えたい。」と、多くの声が、上がりまして、お願い出来ませんか?」
その言葉に、姫華が、こう言う。
「な、何故ですか? 姫絽達は、もう、居ないのですよ? 何故、写真と、一緒に、回りたい。出来れば、一緒に、卒業を、迎えたいと、言われるんです?」
「教職員一同も、同じ事を、思ったので、学生達に、聞いたのです。そしたら、『地震に、巻き込まれ、亡くならなければ、今も、そして、卒業の時にも、笑い合ったり、時には、喧嘩したりしてた。私達は、皆で、修学旅行に、行きたかった。卒業も、皆で、したかった。今回の、自然災害で、2人が、亡くなったのは、ニュースと、学校での、説明会等で、聞きました。葬儀に参加した、子達も、居ます。でも、みんな、心が、追いついて、いないんです。』と、言っていた。」
「優しい子達。姫絽の、写真と、一緒に、回ってやってください。出来たら、カメラを、回しながらでも、良いですよ? 私達も、観てみたいです。」
それに、合わせるように、友ちゃんが、こう言う。
「家も、友哉の、写真と、一緒に、回って貰って、良いですよ。姫絽ちゃんの、家族と、同じで、カメラを、回しながらでも、良いですよ。」
「ありがとうございます。学生達にも、了解が、取れたと、これで、言えます。お忙しい中、お呼び立てして、すいませんでした。」
「良いんです。私達家族も、大分、先になりますが、楽しみが、出来て、嬉しいのです。こちらこそ、ありがとうございます。」
話し合いが、終わった後、姫絽・友哉の家族達は、それぞれの、家に、帰宅したのであった。
後日、姫絽・友哉の、家族達との、話し合いが、上手くいった事が、学生達に、報告されるのだが、それは、また、別のお話。
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《十和家》
十和 姫華 女
十和姫絽の母
姫華という名前の由来は、お姫様みたいな、可愛く可憐な女性に育って欲しい。という願いから、姫華の両親によって着けられたらしい。
姫華は、この名前をかなり気に入っている。
十和 裕樹 男
十和姫絽の父
裕樹という名前の由来は、勇気のある行動が出来、時には、木のようにどっしり構えて待っていられるような、そういう男性に育って欲しい。という願いから、裕樹の両親によって着けられたらしい。
《十城家》
十城 友音 女
十城友哉の母
友音という名前の由来は、友の心の声があなたに聞こえ、声に出さないで、心で助けを呼んでいるあなたの友達を助けるような、そんな女性に育ってね。という願いから、友音の両親によって着けられたらしい。
十城 奏 男
十城友哉の父
奏という名前の由来は、心からきれいな音を演奏する事が、この子に出来ますように。という願いから、奏の両親によって着けられたらしい。
誤字を編集しました。(2025/01/01)
次回の、閑話は、姫絽・友哉の家族が、神に、手紙を送る、お話を、予定しております。上手く書けるか、不安です。(´・ω・`)
そして、次話なのですが、お待たせしました。トモキが、誕生します。お楽しみに~!
※ 時系列が、判りにくく、なってくる為、次話の、トモキ誕生から、後書き、もしくは、話の終わりに、時系列表を、置いてみようと思います。見えにくいとか、前書きにも、置いてくれ~。とか、ございましたら、感想欄にでも、書いておいてください。出来る限り、直させて頂きます。