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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

夏慈雨

作者: 貂寡

「俺の物になれ・・・」そういって鎖奈を抱きしめる。

強引な手だから鎖奈は、いやって言うだろう・・・

いいさ、嫌われても・・・その覚悟は、できている・・・

「いいよ・・・・」

予期もしていないような返事が返ってくる

「えっ・・いいの・・・か・・・」

とまどう・・・

鎖奈のぬくもりが、俺の胸に伝わって・・・鎖奈の鼓動が、俺の鼓動と交わっていく・・・

「そんなこと言ってると、いやになっちゃうよ・・・」なんだかそういわれると、俺の心が揺れ動く

「でも・・・本当にいいのか・・・?」

一度、教室が静かになる・・・遠くでヒグラシが夜を呼び、夕焼けは静かに燃え尽きていく

「いいんだから・・・」


その言葉を聞くと俺は、鎖奈の唇に唇を重ねた・・・。



そうこの日から

俺、夜舞謙よまいけん夕麻鎖奈ゆうまさなの歩みは、始まったのか・・・?



私は、今日謙に呼び出された・・・何か用事があるらしい・・・

だけど、どう付き合っていいのかわからなかった・・・

今までに、まともな付き合いをした覚えがない・・・・・・・

長くて1,2週間ぐらいの物だ・・・

だけど謙から告白されたときは、本当にうれしかった。

だって前から気になっていたんだし・・・

だから謙を受け入れた。


彼の家に行く、謙も私も一人暮らしだった。だけど、ほとんど彼の家に行く事が多い・・・・


まだ告白されてから1週間立っていない・・

だけどちょくちょく謙の家に遊びに行く・・・

こんなに行ってもいいのかな・・・?





俺は、鎖奈を待っている・・・今は、夏休み・・・遊び放題・・・・

と言ってもそれは小中学生の考え、高校に入ってからは勉強に忙しい・・・

出入り口の前で鎖奈が来るのを金魚を見ながら待つ・・・・・

金魚は俺を見ることなく鉢の中を回る・・・

金魚にとって鉢の中が彼の世界、

俺が生きているこの世界は他の物から見たらちっぽけな世界なんだろうか・・・



もうすぐ謙の家に着く駅からそんなに歩かないで、着く位置にある・・・




俺は、今日鎖奈に色々と話さなくてわならない・・・・

“・・・チャイムが鳴る・・・”



すぐに玄関を開けずに少し間を開ける・・・鎖奈に待っていたと想わせないようにと・・・・



チャイムを鳴らしたのにまだ出てきてくれない・・・

なんだか虐められてるみたい・・・寂しいよ・・・




ゆっくりドアを開ける・・・鎖奈はというと座り込んで泣きべそをかいていた・・・

「どうしたんだよ・・・」少しとまどいながら言う・・

「だって・・・チャイム鳴らしても・・・なかなか謙・・出てきてくれないんだもん・・寂しかったよ・・・」

そういうと鎖奈は、もっと落ち込んだ・・・

「まあ入りな・・・いつものソファーで待ってろ・・・」



鎖奈は、立ち上がってゆっくりと落ち込みながら・・・中に入る・・・

いつものソファーはリビングの北向きの窓の側に置いてある

白のソファーで、いつも謙の家に行くとそこに座る・・・・




麦茶が入ったコップを二つ載せた盆をもってソファーの側に行く

ソファーのそばには、小さなテーブルがありそこに麦茶を置いて

ソファーに座る・・・・

鎖奈が話しかけてくる

「何で、すぐ玄関・・・あけてくれなかったの・・?」


少し間をおいて・・・笑顔で言う

「何でかって・・それはおまえを虐めたかったから・・・だっておまえは俺の物なんだから」


それを聞いた鎖奈は、少し悲しそうな顔をした・・・。

ちょっと言い過ぎたかな・・・

しかし、その顔を見ていると鎖奈はだんだんともっと悲痛な顔になってきた。




仕方がないから頭をなでる・・・少し気分が晴れたのか、なきべそから立ち直るその顔を見ているとなぜか抱き締めたくなった・・・


そして、鎖奈を抱き締める・・・

鎖奈がどんな顔をしているのか分からないがたぶんキョトンとしているんだろう・・・

その鎖奈を抱き締めたまま耳元でささやく

「おいで何時でも、俺はお前の物・・・お前は俺の物なんだから・・・」


そういうと鎖奈は鼻をすすった。

その音が可愛いのでたまらずに鎖奈の唇に俺の唇を重ねた・・・


空を飛行機が音をたてながら進んでいく


私は、謙が言ってくれた数々のことばを噛み締めながら甘い唇に甘える



俺は、鎖奈の甘い唇にすがっていた・・・



唇に甘える鎖奈をもっと抱き締める・・・

唇から唇を放して

すこし鎖奈の髪を触るさらさらしていい匂いがする・・・



「鎖奈、俺の物だからな・・・」ちょっと意地悪っぽく言う・・・

すると鎖奈は、言った

「あのね、私好きな人ができたんだ・・・」


その言葉に笑いが出る・・・

「嘘だろ・・・お前は、俺の物じゃなかったのか・・・」



謙は、泣いていた。

「どうして泣いてるの?私は、あなたの物よ。ただ私の物にしたいひとがいて・・・手を切ろうって言っているんじゃないの、ただ知っておいて欲しかったの・・・私は、どっちでもいけるひとだって言うことを・・・」



俺は大好きな鎖奈が俺から離れていくみたいで悲しかった・・・・もう俺の物じゃなくなってしまった、絶望とヒグラシの泣き声が心に響いて消えていった・・・

本当に変ですみませんBL系を初めて書きました・・・色々と評価してください。

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― 新着の感想 ―
[一言] すごいよ!!!上手すぎ!そして謙がかっこよすぎ! 
2007/12/20 13:35 く〜ちゃん
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