第ニ話 店長さんへの依頼
私はスズラン堂店長 アヤメともうします
何かトリップしちゃって男になって弟子ができて成り行きで今にいたります。ええ。
でも今の生活は充実してますし優秀な弟子はいますし言う事ないですね
お店も生活には困らない位には儲かってますし
たまに厄介な依頼もきますが面白いので良しとします
チートな能力も手に入れてもう本当に万々歳です
色んなお客様から聞ける話は役に立つし面白いしで店長になって良かったな~と思いますよ
「店長~」
おや、弟子兼従業員のリオンが呼んでますね
「はいはい、いまいきますよ」
返事を返しリオンの方へとかけ寄ります
「どうしたんですか?」
「店長、依頼の手紙が来てますよ」
「どれどれ・・これは・・スラリルさんからですね」
スラリルさんとは我が店常連さんの吸血鬼さんで魔王の側近で偉い人らしいですよ
すっごい美形さんなんですよね~
「と・・ゆうことは厄介事ですね店長」
「こら・・お客様のことをそんな風に言うんじゃありません」
リオンが顔を顰めてそう言ったので軽くたしなめる
まあ・・たしかに私にとっては面白いことでもリオンにとっては厄介事だったことしかないですど・・
手紙の封を開き手紙を読む
「え~と、・・・ふ~む?」
「店長、なんて書いてありましたか?」
「いや、それがね・・すぐに魔王城に来いとしかかいてないんですよ」
う~ん・・・行かないと後で面倒だしな・・・魔王城はまだ行ったことないんですよね・・・
もう少し何か書けなかったんでしょうかね
「・・・どうしますか?」
「・・行こうか、後で面倒なのは嫌ですし」
「そうですね・・・はぁ・・」
リオンがため息をつく気持ちはわかりますが我慢してくださいね
「それじゃあ・・明日出発しますよ、魔王城までは半日ほどかかるはずですし」
これは私とリオンだから半日で行けるのであって普通の人間だともっとかかりますかね?
「わかりました・・準備しておきますね」
「うん・・はやく行って片付けてきましょうね」
「そうですね・・・」
さて、頑張って魔王城まで行きますか・・面白いことがあると良いんですがね