第十話 師匠の師匠きたる その一
短いです
サエラがスズラン堂に来て一週間がたちました
最初はぎこちなかった店の手伝いもだんだん慣れてきたようです
ちなみにサエラの普段着は男物っぽい服が多いですかね~
元男性だからしょうがないんですけど・・・
あれだけ可愛いと私はスカートとかはいてもらいたいんですよね・・・
・・・男物着てても美少女にしか見えませんよ
とりあえず私はアピールしてますよ・・・
サエラって・・・結構鈍いんですよ~・・はやく気づいてください・・・
「アヤメ~こっち来てくれ~」
サエラが呼んでます・・可愛いです・・
「どうしました」
「うむ、手紙が来てるぞ」
そう言ってサエラに手渡された手紙に書いてあった送り主の名前は
私の師匠からだった・・・
・・ああ、そういえば師匠が来る時期ですからね
個性が強い自分の師匠を思い出す
「・・明日、私の師匠が来るそうです」
手紙を開け確認する・・・迎える準備をしておかないと・・・
「そうか 余はアヤメに世話になっているからな、挨拶させてもらうぞ」
「ええ・・ちょっと変わった人ですけど悪い人ではないので」
「そうか・・会うのが楽しみだな」
・・楽しみですが会うたびに結構疲れるんですよね
「はい・・迎える準備をしておきましょう」
「余も手伝うぞ」
笑顔で言ってきたサエラに笑顔でかえす
さあ・・・明日は忙しくなりそうです 頑張りましょう
そう心に決めて店の仕事を再開する
ああ 明日が楽しみですね